ウイスキーニュース|世界で一番売れてるスコッチは
銘柄ランキング
ブレンデッド&モルト
ザ・グレンリベットが王座をグレンフィディックに明け渡してから早三年。今年も王座奪還とはならず、グレンフィディックが1位を飾りました。
6位のバルヴェニーもグレンフィディックの姉妹蒸留所。ウィリアムグラント&サンズ社の規模が非常に大きい事が分かります。
・蒸留所の生産能力・
銘柄ランキングでは2位となったザ・グレンリベット蒸留所。しかし生産能力では堂々の第一位となりました。
1年間で生産するスピリッツの量はなんと2100万ℓ。我らがアードベッグ蒸留所の約9年分にあたります。
なお、2位はマッカランで1500万ℓ。3位はグレンフィディックで1370万ℓです。
現在3位のグレンフィディック蒸留所は生産設備の改修を行っています。この改修が終わると生産能力は大幅に増強される見込みとなっており、その量はなんと2000万ℓを超えるとのこと。
生産能力でも1位となる可能性が出てきました。グレンフィディックとザ・グレンリベット …今年もこの蒸留所からも目が離せません。
ウイスキーニュース|消費大国は
輸出先ランキング
ブレンデッドウイスキー
2018年、最も大量にブレンデッドウイスキーを仕入れていたのはフランスです。しかし仕入れ総額では米国が他国に大きく差をつけて1位となりました。
★ ランキング ★
ブレンデッドウイスキー
最も大量に仕入れている国
フランス
最もお金を使っている国
アメリカ合衆国
輸出先ランキング
モルトウイスキー
輸出量、輸出額共に米国がトップです。2位はフランス。我らが日本はここで初めてランクイン。台湾やシンガポールに大きな差を付けられています。
★ ランキング ★
モルトウイスキー
最も大量に仕入れている国
アメリカ合衆国
※日本は10位
最もお金を使っている国
アメリカ合衆国
※日本は7位
1ℓあたりの仕入額が最も高い国は?
仕入総額を総量で割ると1ℓあたりの金額が求められます。最も高いのはアメリカの「48.9」。その次に台湾が「42.4」、ドイツが「36.7」と続きます。そして日本は「30.8」。次に高いシンガポールが「30.1」。世界は広いですね。
ウイスキーニュース|スコットランドの最新蒸留所情報
蒸留所はこの5年で約20件も増え、スコットランドの稼働(もしくは準備中の)蒸留所は160ヶ所になりました。※閉鎖蒸留所は除外
新しい蒸留所が建築されるだけでなく、操業停止となった蒸留所の再開が計画されていることにも注目したいところです。今年もウイスキー業界から目が離せません。
スコッチウイスキーの蒸留所数
160ヶ所
※内グレーンウイスキー蒸留所が7ヶ所
ウイスキーニュース|世界で一番売れてるウイスキーは
銘柄ランキング
世界のウイスキー
世界で最も飲まれているウイスキーはインドの「オフィサーズ・チョイス」です。上位20銘柄のうち半分以上がインディアン・ウイスキー。その市場規模が伺えます。
しかし5位には「ジョニー・ウォーカー」、6位には「ジャック・ダニエル」がランキング。なんと言っても日本の「角瓶」が19位にランキングしているのは注目したいところです。
・インド市場への参入・
2019年末、サントリーがインド市場への参入を発表しました。インドでハイボール文化を根付かせようと計画されているようですが果たしてどうなるか。今後の動向に目が離せません。
ウイスキーニュース|2020年 業界ニュース
NEWS 01
山崎55年 約8,500万円で落札
サントリーが今年6月に税込330万円で販売した「山崎 55年」が、香港ボナムスで開催されたオークションで約8,500万円(620万香港ドル)で落札される。
過去にも「山崎 50年」が約4,640万円で落札された事があったが、今回の「山崎 55年」によりこの記録は大きく更新された。
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山崎55年の価格は何故高騰するか
NEWS 02
ブレンデッドモルト「セッション」発売
ニッカウヰスキーは、余市・宮城峡両蒸溜所のモルト原酒に加えて、ベン・ネヴィス蒸溜所他やその他スコッチモルト原酒も使用したブレンデッドモルトウイスキー「セッション」を数量限定(約60万本)で発売した。
NEWS 03
ブレンデッドモルト「WATER PROOF」発売
日本酒類販売は11月、ブレンデッドモルト「ウォータープルーフ」を新発売する。
スペイサイド、ハイランド地区にある7つの蒸留所のモルト原酒をブレンド。主なモルトは、グレンモーレンジィ14年、グレンファーズ9年、バルブレア。ブレンドにはシェリー樽貯蔵のモルト原酒を多く使用しているとのこと。
英国のデザイナー チャールズ・マッキントッシュが生んだゴム引きのレインコートから着想を得たイエローカラーのラベルデザインは、「Waterからくる“ピュア”なイメージと、イエローカラーからくるアウトドアで活動的なイメージを訴求」する。
NEWS 04
ディアジオ 「プリマ&ウルティマ」を8本セット270万円で発売
シングルモルトウイスキーのハイエンドコレクション「プリマ&ウルティマ (Prima & Ultima)」がディアジオよりリリースされる。
ファースト・リリースとなるのは以下の8種で、熟成年数は25年〜48年。いずれもラベルと化粧箱は白を基調としたデザインで統一されている。
Prima & Ultima
モートラック 1994(25年
1st fill PXシーズンドバット
1st fill オロロソシェリーシーズンドバット / 55%
クライヌリッシュ 1993(26年
リフィルアメリカンオークカスク / 49.8%
ラガヴーリン 1991(28年
リフィルアメリカンオークホグスヘッド / 50.1%
シングルトン・オブ・ダフタウン 1988(30年
リフィルアメリカンオークカスク(3樽) / 48.8%
タリスカー 1988(31年
リフィルアメリカンオークカスク(6樽) / 51.4%
カリラ 1984(35年
リフィルヨーロピアンオークバット(シングルカスク#5773) / 50.8%
ポート・エレン 1979(40年
リフィルヨーロピアンオークバット(シングルカスク#6422) / 51.2%
クラガンモア 1971(48年
1st fill シェリーバット(シングルカスク#2301) / 43.7%
NEWS 05
ベンリアック ラインアップを刷新
ベンリアックは、パッケージデザインのリニューアルを含めたラインナップの刷新を行う。
新たなコアレンジとなるのは以下の7種。
BENRIACH core range
ベンリアック オリジナル・テン
バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスクを使用。43%
ベンリアック オリジナル・トウェルブ
バーボンバレル、シェリーカスク、ポートカスク使用。46%
ベンリアック スモーキー・テン
原酒の一部ピーテッド。スモーキーレベル:リッチ。
バーボンバレル、ジャマイカンラムカスク、トーステッドバージンオークカスクを使用。46%
ベンリアック スモーキー・トウェルブ
一部ピーテッド。スモーキーレベル:リッチ。バーボンバレル、シェリーカスク、マルサラカスク使用。46%
ベンリアック トウェンティ・ワン
一部ピーテッド。スモーキーレベル:エレガント。
バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスク、ボルドーカスク使用。46%
ベンリアック トウェンティ・ファイブ
一部ピーテッド。スモーキーレベル:メロウ。
バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスク、マデイラカスク使用。46%
ベンリアック サーティ
一部ピーテッド。スモーキーレベル:コンプレックス。
バーボンバレル、シェリーカスク、バージンオークカスク、ドウロポートカスク使用。46%
この他、スモール・バッチの「ベンリアック スモーク・シーズン 」と「ベンリアック モルティング・シーズン」のリリースも予定している。
NEWS 06
ハイボールへの関心増
外出自粛を機に自宅でお酒を楽しむ人が増加。それに伴いハイボールやカクテルなどのツールの売り上げも増加した。
中でも大きく伸びたのがジン「ボンベイ・サファイア」。「バカルディ」も「おうちモヒート」の提案により需要増加。サントリーの国産ジン「翠」は4カ月で年内計画の8割弱を達成した。
NEWS 07
本坊酒造 マルス信州蒸溜所を一新
9月10日、マルス信州蒸溜所の竣工式神事・安全祈願及び竣工記念式典を開催した。今回のリニューアルで同社は、2つの蒸溜所と3つの熟成地を拠点としたウイスキー生産体制に拡充。あわせて、ウイスキー造りが見学できるウイスキー蒸溜棟と、広々とした空間のバーのほか、オリジナルウイスキーやグッズが購入できるビジター棟を新設した。投資額は約12億円。2013年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で世界最高賞を受賞したことは、喜ばしい出来事だったと語る。
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