テイスティング・レビュー

ティーリング1991/28年 43.7% ラダー ラムカスク|特徴解説 価格評価

Ichiro’s Point
ティーリング28年 ラムカスク

85Pt

官能評価:★★★
コストパフォーマンス:★☆

ティーリング28年ラムカスク|蒸溜所・瓶詰・価格

アイリッシュウイスキー
ティーリング1991 28年 ラムカスク
TEELING1991 28Yo RUM Cask

ティーリングはアイルランドの蒸溜所で作られるアイリッシュウイスキーです。アイリッシュウイスキーながらも長期間熟成した際に放つトロピカルフレーバーは世のモルト好きを魅了しました。

今回はラム樽で熟成されたティーリング。その香味は私にとって未知数です。期待しています。

ボトラー ラダー
蒸溜所 クーリー蒸溜所(恐らく)
熟成年数 28年
樽材 ラムカスク
度数 43.7%(加水?)
売価 約68,000円(税込)

ティーリング28年ラムカスク|ラベル・ボトルデザイン

ティーリングならではの斬新なボトルシェイプ。
珍しい形ではありますが上品さもありハイソな空気を感じさせます。

ティーリングはボトルシェイプが美しいものが多いですね。
15〜20年前後のウイスキーに使用されるボトルのシェイプも美しい。何かモチーフがあるのでしょうか。

下部のラベルには原酒のスペックが記載されています。
この部分について語る事はありません。全体の雰囲気を崩さない良いデザインだと思います。

ティーリング28年ラムカスク|テイスティング

アイリッシュウイスキー
ティーリング1991 28年 ラムカスク
TEELING1991 28Yo RUM Cask

〜 香り/Nosing 〜
桃と洋梨

爽やかな洋梨、ラズベリー、熟したパイン、穀物、苺、桃、小麦粉、オイリー、チョコレート
溶剤はアクセントに。悪目立ちせず良いバランスで。
時間経過で穀物感。馴染む桃。

〜 一滴加水/Add Water 〜
馴染む
アルコール感減少。膨らむ桃、バニラ、洋梨

〜 味わい/Tasting 〜
ホットでドライ。ミネラル感と洋梨、桃
洋梨と桃、若いパイナップル、ライム、爽やかなメロン、ビターチョコ。
飲み進めるほど重なる洋梨

〜 余韻/Finish 〜
ホットでサッパリ
余韻は潔く引く。
微かに残る洋梨と桃、レモン。奥の奥に苦い焦げ

〜 同量加水/Twice up 〜
ミネラル、桃

Ichiro’s Point
ティーリング28年 ラムカスク

85Pt

官能評価:★★★
コストパフォーマンス:★☆

ティーリング28年ラムカスク|評価・レビュー

洋梨、桃、チョコレートクッキーの香りが期待を煽ります。香りの中心は洋梨系。小麦めいた質感にティーリングならではの良さを感じます。

 

 

ティーリング1991(28年)ラダー・ラムカスクのボトル

味はドライ。香りは良くとも肩透かし。「長熟ティーリングってこんな感じだったっけ」と思わされました。開栓直後だからでしょうか。

 

 

ボトルトップを横から。不死鳥を模したティーリングのシンボルマークが配置された封シールが貼られています

ボトルトップを上から。不死鳥のシンボルマークが刻印されています

一緒に飲んでいた知人は「ミネラル感が際立っている」「値段を考えたらもう少し膨らんで欲しいかな」と話していました。

コスパについてはなんとも言えませんが、「値上がりを見越して〜」という視点も採用するとしても…これ以上は上がらないんじゃないかな。オークションで定価以上の価格で買う人いるかなぁ。大陸の方とか?バーボン樽なら日本でも値上がりするかもしれません。

 

裏ラベルには商品情報が書かれています。輸入はスリーリバーズ社が行っています

私のティーリングの最後のイメージは1年以上前の事。記憶が美化されている可能性はありますが…そのティーリングは58.0%のホグスヘッド。このラムカスクがスッキリ硬質に感じるのも無理は無いかもしれません。

 

ボトル底面。滑り止め加工は無く中央部が凹んでいます

このティーリングはとても良い香りです。正直とても期待できました。味はとても華やかな洋梨系。そして凝縮したミネラル感。好きな方はグッと好きになるような、絶妙な味わいをしています。

多分このケミカル感とも思える硬質な味わいが飲みごたえとなって満足感に繋がるのでは無いでしょうか。
私はケミカル沼出身では無いので少し物足りなさを感じています。

しかしこのボトルは開栓直後。変化する可能性は残っています。時間を置いてもう一度挑戦したいウイスキーです。ご馳走様でした。

・半年後の香味の変化・

時間を置いて飲み直してみました。基本的な印象は変わりませんが、飲み進めるとクリーミーな要素が目立ち始めました。しっかり温めるか、多少酔っ払ってから飲んだ方が美味しく感じるかもしれません。(星の数を調整しました)

ラムカスクというと最近色々なブランドで使用されて始めている印象ですが、世の中のウイスキー愛好家の方々はどのように捉えているのでしょう。

 

ラム樽はバーボン樽に比べるとクリーミーさが軽くなりドライでスッキリした酒質になると思っています。カチコチに硬質なケミカル感を感じるボトルに当たる事も多いです。

ケミカル感に通じるリグニン的な要素は皆様に受け入れられているのでしょうか。皆様のご意見ご感想をお待ちしております。

【香り】エステリー、ドライ、セメダイン、洋梨、オレンジピール、強いエステル、43%にしては刺激的。やや複雑ではある。【一滴加水】でスパイス、洋梨、林檎が広がる【味】ドライandスムース、硬質。エステル、小麦、苺、スパイスたっぷり【余韻】軽快。メロンの皮、苺、チョコレート、コーン【補足】時間を置くとクリーミーな味わいに。エステルにも慣れ香ばしい穀物の香りが目立つ。

ティーリング28年ラムカスク|飲ませて頂いたお店

このウイスキーを飲ませて頂いたのは毎度おなじみ、難波のBAR SIMONさん。いつもありがとうございます。

ティーリング28年ラムカスク|口コミ・評価評判

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Ichiro
ウイスキーエキスパートのバーテンダーです。アイラ沼からやって来ました。得意技はタックルに合わせたフロントチョーク。苦手な技は足関節。人に助けられて生きてます。