蒸留所

スコッチウイスキー|蒸留所一覧(特徴説明)【雑学】

この記事ではウイスキー蒸留所の情報を取り扱っています。

政府認定第一号の蒸留所
シェリー樽に強いこだわりを持つ蒸留所
火事に放火、洪水にまで見舞われた散々な蒸留所

などなど。

どの蒸留所も一癖あって面白い。宜しければご活用下さい。

※地域別、A-Z順で並んでいます
※内容更新中

スコットランド|スペイサイド地方/Speyside

スペイサイドの画像スコットランドで最もバランスに優れた名酒が揃っていると言われる地域です。

このスペイサイドという括りは、かのグレンリベット騒動が原因で誕生したと言われています。実録レビュー|グレンファークラスのセミナーに参加しました【所長来日】

※グレンリベット騒動とは|グレンリベット蒸留所の作るウイスキーの評判の良さにあやかり、他の蒸留所もグレンリベットの名前を使うようになり混乱を呼んだ騒動の事

実は売れてます
アベラワー蒸留所

世界6位にまで上り詰めた事もあるシングルモルトスコッチウイスキー。現在は8位。2度の火災にも負けず稼働を続け、2026年に創立200年を迎えます。

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アベラワー蒸留所の歴史を見る

お城でフロアモルティング
バルヴェニー蒸留所

今もフロアモルティングを行う希少な蒸留所。大麦や酵母はグレンフィディックと同じものが使われています。お城の跡地に建っているからか幽霊の噂が絶えません。

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バルヴェニー蒸留所の歴史を見る

油でヌルヌル
クライゲラキ蒸留所

原料を乾燥させる際、ピートではなく油を使う希少な蒸留所。長い発酵がトロピカルフルーツを。ワームタブは厚みを。イチオシ蒸留所の一つです。

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グレンリベットの隠し子…?
クラガンモア蒸留所

馴染みは無くとも評価の高いウイスキー。創業者はジョージ・スミス氏の隠し子だったとする説も。自家製麦にワームタブと伝統を守ったウイスキー造りをしています。

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白馬に助けられた蒸留所
グレンエルギン蒸留所

5ヶ月で閉鎖、赤字経営と不幸続きでしたがブレンデッドウイスキー「ホワイトホース」と出会い生まれ変わりました。長時間発酵に長時間蒸留、そしてワームタブの使用。美味しい。

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こだわり強し!ザ・職人気質
グレンファークラス蒸留所

シェリー樽を4回も再利用するとってもエコな蒸留所。何気にオロロソシェリー樽の使用率も高い。彼らのマッカランやグレンドロナック 、そしてグレンモーレンジィに対するコメントは見ていて面白い。

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グレンファークラス蒸留酒の歴史を見る

YouTuberもびっくり!手作りの蒸留所
グレンフィディック蒸留所

創業者と9人の子供(そして1人の石工職人)により手作業で作られた蒸留所。今や世界で一、二を争うシングルモルトに。バルヴェニーとキニンヴィはこの蒸留所から産まれました。

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謎多き蒸留所
グレンロセス蒸留所

文献の翻訳が面倒進まない蒸留所。ごめんなさい。ブレンデッドウイスキー「カティサーク」「フェイマスグラウス」の原酒としても有名。ここにも幽霊が出ます。

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ヨーロッパ向けのシングルトン
ダフタウン蒸留所

ナッティでスパイシーな香味を持つ蒸留所。ヨーロッパ市場に向けて製造、販売されています。ディアジオ社最大の生産能力を誇っていましたがローズアイルにその座を譲りました。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-スペイサイド-ダフタウン
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カナダ・アメリカ向けのシングルトン
グレンダラン蒸留所

カナダ・アメリカ向けに製造・販売されているシングルトンがこのグレンダランです。飲み口は非常にスムースで滑らかと言われています。

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一位、されど二位
ザ・グレンリベット蒸留所

ウイスキーの密造所が蔓延する中、政府公認第一号の蒸留所となったのがこのグレンリベット蒸留所。2015年には世界売上No.1のスコッチモルトウイスキーとなりました。※今はグレンフィディックが優勢です

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グレンフィディック姉妹の末っ子
キニンヴィ蒸留所

グレンフィディック・シスターズの末っ子。施設内にはポットスチルしか存在せず、糖化槽と発酵槽はバルヴェニー蒸留所の中にあります。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-スペイサイド-キニンヴィ
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白鳥に愛された蒸留所
リンクウッド蒸留所

伝統の味へのこだわりが人一倍強い蒸留所。新しいポットスチルは凹凸まで再現し、所内のくもの巣さえ取り除か無かったと言われています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-スペイサイド-リンクウッド
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竹鶴政孝 修行の地
ロングモーン蒸留所

「聖人の地」を意味するロングモーン蒸留所。竹鶴政孝がここで学んだ石炭直火式蒸留の手法は日本のウイスキー造りに大きな影響を与えています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-スペイサイド-ロングモーン
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イメージ戦略が上手い
マッカラン蒸留所

「シングルモルトのロールス・ロイス」と言われるマッカラン。アラン・シュイアックらによる広告戦略はお見事。お金にまつわる様々な逸話を残しています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-スペイサイド-マッカラン
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複雑怪奇!2.81回蒸留
モートラック蒸留所

非常に複雑な蒸留工程を持つ蒸留所。蒸留器から伸びたラインアームも複雑に絡まるように伸びています。

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最大ハイテク蒸留所
ローズアイル蒸留所

ディアジオ社が所有する最大規模の蒸留所です。ブレンデッドウイスキー「ジョニーウォーカー」や「オールドパー」などの原酒を生産しています。

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隠し味は人の出汁?
ストラスアイラ蒸留所

「シーバスリーガル」の原酒として有名なストラスアイラ。作った原酒はグレンキンチー蒸留所の貯蔵庫で熟成される事もあるとか。妖精が出ます。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-スペイサイド-ストラスアイラ
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スコットランド|ハイランド地方/Highland

ハイランドの画像広大な土地の広さを誇るハイランド。かつてはケルト民族やスコット族が支配していたと言われています。

キルトやバグパイプといったスコットランド伝統の文化は、このハイランド地方を起源としています。

スコットランドにおけるウイスキーの発展もこの地方無しには語れません。密造業者はこの地方の険しい山々に隠れてウイスキーを生産していたのですから。

デュワーズの為に
アバフェルディ蒸留所

デュワーズの為に作られた蒸留所。「フェルディ」は妖精、もしくは聖人、もしくは水の神を意味しているとか。

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一大市場はインドとブラジル
アードモア蒸留所

ティーチャーズの原酒として活躍中。アードレアというノンピート原酒も生産しています。

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最古かも?
バルブレア蒸留所

スコットランド最古の蒸留所…かもしれません。映画「天使の分け前」のロケ地に選ばれた蒸留所でもあります。

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夏目漱石・昭和天皇ゆかりの地
ブレアアソール蒸留所

クッキーやバニラのアロマを持つが、香水を思わせる香りも稀に生まれるとか。個人的に関心度高めです。

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ブローラ2号?
クライヌリッシュ蒸留所

こちらもほとんどブレンド用の蒸留所。美味しいんですけどね。ジョニーウォーカー・ゴールドラベルやブラック&ホワイト等に使用されています。

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ここも漱石ゆかりの地
ダルモア蒸留所

ブレアアソール蒸留所の近くに建つ蒸留所。この鹿の紋章は、その昔国王を牡鹿から救った際に賜ったと言われています。竜殺しならぬ「鹿殺し」の異名を持っているとかいないとか※いないです

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-ダルモア
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吹雪の中で待ち合わせ
ダルウィニー蒸留所

スコットランドの居住区域で最も寒い地域に建っています。蒸留所は政府の気象観測所も兼ねています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-ダルウィニー
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またもや漱石、あとマフィア
エドラダワー蒸留所

こちらも先述の2蒸留所の近くに建つ蒸留所。この蒸留所のシステムは秩父蒸留所も参考にしたとか。マフィアと繋がっていた事も…?

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-エドラダワー
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シェリー樽へのこだわり
グレンドロナック蒸留所

ヨーロピアンオーク・シェリーカスク熟成への拘り。オロロソとPXを組み合わせ、他には無い味わいを追求。台湾での評価が特に高いと言われています。
※PXとは:ペドロヒメネス(Pedro Ximenez)の略

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-グレンドロナック
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グレンガリオッホ?いえいえ
グレンギリー蒸留所

慢性的な水不足を水脈占い師の力で解決した蒸留所。発酵時間は短く味の制御が難しいと言われています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-グレンギリー
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追熟のパイオニア
グレンモーレンジィ蒸留所

樽へのこだわりは随一。追加熟成のパイオニアで、自社オリジナル樽の作成などを行なっています。また、スコットランドで最も背の高い蒸留器を使用しています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-グレンモーレンジィ
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最古で最小、ギネスに載る猫
グレンタレット蒸留所

エドラダワーに次ぐ小ささの蒸留所。猫の「タウザー」は生涯で3万匹近くのネズミを捕獲しギネス記録に認定。1717年にはウイスキー造りを始めていたとか。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-グレンタレット
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港、カラマツ、スマスチル
オーバン蒸留所

港町に建つ蒸留所。ハイランドの芳醇な味わいとアイランズの力強さを併せ持つと言われています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-オーバン
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家事に放火に大洪水
ロイヤル・ロッホナガー蒸留所

三代続く王室御用達のウイスキーを製造しています。小さな蒸留器とワームタブが重たい味わいを生んでいると言われています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-ロイヤルロッホナガー
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アジア向けのシングルトン
グレンオード蒸留所

自家精麦している蒸留所。その麦芽は様々な蒸留所に供給されています。関節加熱蒸留のパイオニアでもあります。

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日本企業の造るスコッチ
トマーティン蒸留所

日本の企業が初めて所有したスコッチウイスキー蒸留所。発酵時間は54〜110時間と幅が広く、発酵時間へのこだわりは薄いとか。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-トマーティン
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挑戦者へのご褒美
ウルフバーン蒸留所

本土最北の稼働蒸留所です。ラフロイグを熟成していた樽を使用する事も。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ハイランド-ウルフバーン
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スコットランド|ローランド地方/Lowland

ローランドの画像グレーンウイスキーの蒸留所が多く集まる地域です。スコットランドの中では比較的都会に近いと言われています。

モルトウイスキーの蒸留所は少ないですが、交通網の発展からか最近少しずつ建築計画が発表されてきました。

ブレンデッドウイスキー業者が多く集まる土地でもあります。

同志の力で再稼働
グレンキンチー蒸留所

破産後、ウイスキーを愛する同志の力により再稼働された蒸留所。スコットランド最大級のランタンヘッド型ポットスチルがグラッシーな香りを産んでいます。

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モルト界唯一の3回蒸留
オーヘントッシャン蒸留所

生産されたウイスキーは全てシングルモルトとして利用されています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-ローランド-オーヘントッシャン
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スコットランド|キャンベルタウン地方/Campbeltown

キャンベルタウンの画像人口5,000人ほどの街「キャンベルタウン」もスコッチ六大地域の一つに数えられています。

竹鶴政孝の修行の地、ヘーゼルバーン蒸留所もこの土地にありました。

マッカラムの魂に守られし蒸留所
グレンスコシア蒸留所

「スコット族の谷」を意味するグレンスコシア。3代目オーナーのマッカラムは詐欺により自死。夜な夜な彼の幽霊が所内を彷徨い歩くとか…

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禁酒法時代からの生き残り
スプリングバンク蒸留所

自家精麦100%。100時間を超える発酵時間。ボトリングまで全て行うスコットランド唯一の蒸留所です。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-キャンベルタウン-スプリングバンク
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スコットランド|アイランズ地方/Islands

アイランズの画像スコットランドに点在する大小800あまりの島々。そこで作られるウイスキーはアイランズモルトウイスキーと呼ばれます。

ヴァイキングの影響が色濃く残るオークニー諸島やリゾート地として有名なアラン島など、島ごとに個性が違います。

ロックランザ・ラッグ
旧アラン蒸溜所

避暑地としても有名なアラン島に建つ蒸留所。クラウドファウンディングを思わせる手法で資本を獲得し、経営危機を乗り越えたと言われています。

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旧アラン蒸留所(ロックランザ・ラッグ蒸留所)の歴史を見る

愛され北方巨人
ハイランドパーク蒸留所

最北の蒸留所。自社製ピートで香りづけ。肉屋で司祭のマグナス氏が密造したのが始まりと言われています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-アイランズ-ハイランドパーク
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地域振興の為に
ジュラ蒸留所

鹿の生息数が人口に比べ非常に多いジュラ島に建つ蒸留所。グレンモーレンジィより背の高い7.7mの蒸留器を使用しています。

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怪獣大爆発
スキャパ蒸留所

たった5人の職員がアナログな手法を守りながら作るウイスキー。スコットランドのモルトウイスキー界で唯一ローモンドスチルを使っています。

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酒の王
タリスカー蒸留所

ハイランド地方に住む住民の強制移住計画により誕生した蒸留所。マッカラン蒸留所はこの蒸留所の株を売って建設されたとか。

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ディーンストンとブナハーブンと
トバモリー蒸留所

経営危機をシングルモルト向きの味わいに変えることで乗り越えた蒸留所。熟成は主にディーンストン、そしてブナハーブン蒸留所で行われます。

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スコットランド|アイラ地方/Islay

アイラ島の画像島の四分の一程がピートで泥炭で覆われた島、アイラ島。独特のヨード香とスモーキーさ、潮の香りが特徴です。

有名なブレンデッドスコッチのほとんどにアイラモルトが入っています。そのウイスキーの味を左右する重要なモルトウイスキーと言えるでしょう。

この地方独特のクセと風味に魅了される人々は後を立ちません。未経験の方はボウモアやカリラから試してみてはいかがでしょうか。

元・魔法の七柱
アードベッグ蒸留所

最も甘く、最もスモーキーなウイスキーと言われています。グレンモーレンジィ社がアードベッグの再建に一役買いました。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-アイラ-アードベッグ
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アイラ最古の蒸留所
ボウモア蒸留所

ピーティでスモーキー、蜂蜜の甘みが女性的とされ「アイラモルトの女王」と評されている。現在もフロアモルティングが行われていています。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-アイラ-ボウモア
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オクトモアの存在
ブルックラディ蒸留所

フローラルでエレガントでシトラス。アイラ島産を意識し、「ブルックラディ」「ポートシャーロット」「オクトモア」と、ピートレベルにより銘柄を使い分けている。

ボトルの画像-スコッチウイスキー-アイラ-ブルックラディ・ブルイックラディ
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香るアイラ
カリラ蒸留所

ラガヴーリンの姉妹蒸留所。使用する麦芽は同じだが発酵時間等を変えることで香味を調節している。二つ名は「ミスターコンシステント」(調和の意)。

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紅茶味の巨人
ラガヴーリン蒸留所

「アイラの巨人」「ラスサンスーチョン(紅茶)のようにスモーキー」と評される。80年代まではアイラモルトの中で売上No.1。ラフロイグを意識した蒸留所を建て、その樽は映画「天使の分け前」に登場した。

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アイラモルトの王様
ラフロイグ蒸留所

オイリー、タール、ヨードチンキ。その香りの強さは禁酒法時代でも薬として輸入が許可されていたほど。シングルモルトで初めて英国王室御用達を獲得した。

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テロワールへのこだわり
キルホーマン蒸留所

長時間発酵によるフルーティな香味を実現。大麦栽培から瓶詰めまでを「100%アイラ島産」で自社完結できるアイラ島で唯一の蒸留所。

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スコットランド|ブレンデッドウイスキー/Blended Whisky

豊かな香味を持った個性的なモルトウイスキーと、スムースで軽い風味のグレーンウイスキーをブレンドしたバランスの良いウイスキーは「ブレンデッドウイスキー」と呼ばれます。

完成度の高いブレンデッドウイスキーは幅広い方々に愛される、スコットランドだけでなくイングランドやアメリカ、そして世界中に広がりました。

ブレンデッドウイスキーの特徴は、何と言ってもそのレシピ。
各社それぞれに個性豊かな味作りをされています。同じ味は二つとありません。

今も様々なブレンデッドウイスキーが誕生しています。
ブレンデッドの奥深い世界を楽しむのも一興です。

アンドリュー・アッシャーの友
バランタイン

ブレンデッドモルトウイスキーの祖、アンドリュー・アッシャーの友人であったジョージ・バランタインの手により誕生。熟成年ごとに香味の設計図を変えている。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-バランタイン
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最初の名声
シーバスリーガル

「アート・オブ・ブレンディング」と評されるブレンド技術を持つシーバス兄弟により誕生。ヴィクトリア女王により王室御用達を獲得している。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-シーバスリーガル
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親子の力
デュワーズ

ジョン・デュワーにより誕生、その息子らにより世界に広められたブレンデッドウイスキー。ホワイトハウスにはデュワーズの樽が常備されている。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-デュワーズ
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英国人気No.1
フェイマス・グラウス

英国で最も飲まれているウイスキー。「ザ・グラウス」というウイスキーが「あの有名な雷鳥(フェイマス・グラウス)のウイスキー」と定着した為ブランド名を変更。1984年に王室御用達を獲得している。

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恋敗れ、逮捕劇
J&B レア

恋人を追いかけ渡英した男が創業。その後の責任者は禁酒法時代のアメリカで所持していたウイスキーが見つかり逮捕。黄色いラベルはバーで見つけやすくする為。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-J&B
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営業上手
ジョニー・ウォーカー

紅茶やスパイスのブレンド技術を応用し誕生。四角いボトル、色でのラインアップの表現は海外進出を踏まえてのもの。時の代表がナイトに叙任されることも。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-ジョニーウォーカー
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絶倫おじさん
オールド・パー

152年生きたと言われる農夫の名を持つ。斜めにも立つこのボトルは明治天皇に献上されたり、吉田茂や田中角栄により愛飲されるなど政治にも深く関わっている。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-オールドパー
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ちょっと一杯
チェ・ベック

スカイ島の地域振興とゲール語普及を狙い誕生。ボトルには「GAELIC WHISKY」と書かれている。名前は船の名前だが「グラス一杯のウイスキー」という意味も持つ。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-チェベック
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「+1」の前進
ホワイト&マッカイ

ウイスキーを混和後、更に熟成を施すブレンデッドウイスキー。経営がインドの会社に移った際に熟成年数を1年引き上げ、会社の成長を表現した。

ボトルの画像-ブレンデッドウイスキー-ホワイトアンドマッカイ
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アイルランド|アイリッシュ/Irish

アイリッシュの画像はるか昔、12世紀頃から「命の水」が飲まれていたと考えられているアイルランド。その土地で作られるウイスキーはアイリッシュウイスキーと呼ばれます。

19世紀はアメリカを中心に人気を博し全盛を誇りましたが、アメリカ禁酒法後は振るわず。一時期の生産拠点は「ミドルトン蒸留所」と「ブッシュミルズ蒸留所」に集約されていました。

近年蒸留所は増えつつあります。計画中のものも含めるとその数なんと50以上。かつての栄光を取り戻す日も近いかもしれません。

弁護士の造るウイスキー
ジェムソン蒸留所

ミドルトン蒸留所で作られるアイリッシュウイスキー。まろやかで穏やかな香り。弁護士のジェムソンが蒸留所の娘と結婚し、蒸留所の生産量を世界一に引き上げる。

ボトルの画像-アイリッシュウイスキー-ジェムソン
ジェムソンの歴史(ミドルトン蒸留所の歴史)を見る

蒸留所一覧|まとめ

いかがでしたでしょうか。

気になる蒸溜所はありましたか?
私は職人気質なグレンファークラス蒸溜所が気になります。

とは言え、ココでは紹介できていない蒸溜所もたくさんありまして…

記事は随時更新中です。
完成までのんびりお待ちいただけると幸いです。

それではまた!