ストラスアイラ蒸留所|スペック
【会社】
ペルノ・リカール
【国】
スコットランド/マレー/キース
地区:スペイサイド
【名前の由来】
ストラス:ゲール語で「谷間」の意(グレンより広い谷を表す)
アイラ:蒸溜所近くに流れている「アイラ川」を指す
【ロゴ・アイコン】
—
【ボトル】
—
【原料】
70%がコンチェルト種、30%がプロピーノ種
Bairds社より購入
【ピート】
ノンピート
【仕込み水】
ブルームヒル・スプリング
カルシウムを豊富に含みピートの少ない硬水です
【発酵曹】
木製 x10基
Kerry
【発酵時間】
54時間
【蒸留器】
初留器:ランタン [11,900ℓ x2]
再留器:ボール [13,500ℓ x2]
加熱:スチーム
【冷却器】
シェル&チューブ式
【樽】
[バーボン樽] —
[シェリー樽] —
蒸溜所の敷地面積が小さいため自社に収まらなかった樽はグレンチンキー蒸溜所のウェアハウスに移動され熟成が行われることもあります。
【年間生産量】
—万ℓ
【ブレンド先】
シーバス・リーガル、ロイヤルサルート
ストラスアイラ蒸留所|特徴
ミルトンからストラスアイラへ
蒸溜所があるキース地区はもともとリネン産業で栄えた町でしたが18世紀に衰退、これに代わってストラスアイラ蒸溜所は建てられました。そのため蒸溜所は長年ミルタウン(工場の町)から由来する「ミルトン」という名前で親しまれてきました。
リネン産業が衰退してきた頃、地元の実業家、ジョージ・テイラーがリネンに変わる投資先として目をつけたのがウイスキー産業で、ストラスアイラは彼の手によって建てられます。
1870年までミルタウン/ミルトンとして知られていた蒸溜所。そのウィスキーは、そばにある川にちなんで、長い間ストラスアイラと呼ばれていました。 そして1951年、蒸溜所の名前をミルトンからStrathislaに改名しました。
(蒸溜所がストラスアイラと呼ばれるようになったのはシーグラム社の傘下に入った1970年代以降という説も)
シーバスリーガルのキーモルト
人気の高いブレンデッドウイスキー“シーバスリーガル”の核を担うキーモルトとしても有名なウイスキーで「HOME OF CHIVAS(シーバスの故郷)」と呼ばれています。
ケルピーのいる泉
仕込みに使われるのはブルームヒル・スプリングという貯水池の水を使用しています。ブルームヒルはケルピーという水の妖精が住んでいという伝説のある泉。ケルピーは馬の姿をしており夜になると現れ池に近づく人を溺れさせ、沈めてしまうそうです。そしてそれがストラスアイラの隠し味になっている…と蒸溜所の職人さんたちは自慢するそうです。
風光明媚な風景
ストラスアイラ蒸溜所の佇まいは「絵画のように美しい蒸溜所」と称されるほど美しいとのことです。
発酵時間へのジレンマ
52時間という比較的長い発行時間によりストラスアイラのフルーティな風味が生まれるといわれています。しかし、もう少し時間をかけたいのが蒸溜所の意向。
ブレンデッド提供用として決まった生産量を作り出さなければならないため、ギリギリのバランスをとって52時間としているそうです。
ストラスアイラ蒸留所|歴史
1786年
オーナー:Alexander Milne and George Taylor
この記録はスペイサイドのみならずスコットランドで最古の蒸溜所となります。
修道院に付属していたビールの醸造所を改装して建設されます。設立当初の蒸溜所名はミルタウンですが直後にミルトンに改名されました。
1823年
オーナー:McDonald Ingram & Co
1830年
オーナー:ウィリアム・ロングモア
1870年
蒸溜所の名前をストラスアイラに
1879年
火災に見舞われる。キルン、パゴダ屋根が再築される。
1890年
蒸溜所の名前をミルトンに
1940年
オーナー:ジョージ・ジャイ
1950年
オーナー:シーグラム社
伝説のウイスキーブローカー、ジミーバークレーは、前の所有者が脱税で投獄された翌年の1950年に、71,000ポンドでオークションで購入しました。 それはブロンフマンの再編成されたシーバスリーガル12歳の計画の最初の作品としてすぐに目立つようになりました。
1951年
蒸溜所の名前をストラスアイラに
1965年
ポットスチルを4基に増設
2001年
オーナー:ペルノ・リカール社
ストラスアイラ蒸留所|種類・ラインナップ
ストラスアイラ
12年
終売品。
樽>>
バーボン樽、シェリー樽
香り>>
華やか、蜜、シトラスの、甘やかな麦芽
味わい>>
オイリー。ハチミツ、メープルシロップ、ナッツ、シトラス
ストラスアイラ蒸留所|動画
