こんにちは。ジンも大好き。イチローです。
早速ですが今日はサイレントプールとg’vineの味比べを行いたいと思います!
美女のエキスが染み込んだ(?)サイレントプール
どこまでも葡萄の香味にこだわったg’vine
一体どのような香味がするのでしょう…楽しみですね!
まずはそれぞれのスペックからどうぞ!
サイレントプール|スペック・価格・名前の由来

イギリス
サイレントプール・ジン
SILENT POOL GIN

国 | イギリス・サリー州 |
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蒸留所 | サイレントプール蒸留所 |
名前の由来 | サイレントプール湖畔から(石灰層でろ過された湧き水によって青く澄んでいる湖) |
ベーススピリッツ | グレーン・スピリッツ |
ボタニカル | 24種類 オーガニックラベンダー、バラの花びら、エルダーフラワー、リンデンフラワー、カフェライム(こぶみかん)の葉、洋梨など ※詳細はこちら |
製法 | 浸漬法・ジンティー法・ヴェイパーインフュージョン法 |
度数 | 43% |
定価 | 約4,980円 |
特徴 | ・香水のようなジン ・ボタニカルを3つの方法で蒸留 ・世界三大スピリッツコンペ(IWSC、ISC、SFSC)で受賞 |
g’vine(ジーヴァイン)|スペック・価格・名前の由来

フランス
ジーヴァイン・フロレゾン
g’vine FLORAISON

国 | フランス |
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蒸留所 | MAISON VILLEVERT蒸留所 |
名前の由来 | グレープ(grape)の蒸留酒(vine)を縮めてg’vine。ジン(gin)とワイン(vine)の合いの子という説も ※フロレゾンは葡萄育成において「開花」を表す言葉 |
ベーススピリッツ | 葡萄 ※完熟のユニブランを使用 |
ボタニカル | 8種類 ショウガ、甘草、カルダモン、シナモン、コリアンダー、クローブ、ナツメグ、ユニブランの花 |
製法 | 浸漬法(2〜5日間) |
度数 | 40% |
定価 | 約4,480円 |
特徴 | ・二種類の蒸留液をブレンド後再蒸留。(
蒸留液A:ユニブランの花のエキスを蒸留したもの
。蒸留液B:ユニブランの果実を蒸留したスピリッツにボタニカルを浸漬させたもの。このAとBをブレンド) ・ユニブランの花は6月中旬頃に2週間しか咲かない花を丁寧に手摘みしている |
フランス
ジーヴァイン・ノエゾン
g’vine NOUAISON

国 | フランス |
---|---|
蒸留所 | MAISON VILLEVERT蒸留所 |
名前の由来 | グレープ(grape)の蒸留酒(vine)を縮めてg’vine。ジン(gin)とワイン(vine)の合いの子という説も ※ノエゾンは葡萄育成において「結実」を表す言葉 |
ベーススピリッツ | 葡萄 ※熟す前のユニブランを使用 |
ボタニカル | 12種類 フロレゾンの8種にベルガモット、プルーン、ベチバー、サンダルウッド |
製法 | 浸漬法(5日間) |
度数 | 45% |
定価 | 約4,980円 |
特徴 | ・ユニブランの花は、6月中旬頃に2週間しか咲かない花を丁寧に手摘みしている ・ベチバーとサンダルウッドを使用するジンはノエゾンだけ(ベチバーとは:ススキのようなイネ科の多年草。シャネルのno.5にも使用される、甘くて濃い鎮静作用のある香り。サンダルウッドとは:線香、白檀の香り) |
サイレントプール|ボトルデザイン
それではボトルを眺めましょう!この鮮やかで華やかなボトルはほんと素晴らしい。
この透き通るような青は水源であるサイレントプール湖を表しているのでしょう。それに合わせた銅色のカラーも堪りません。互いが互いの美しさを引き立て合っています…
この意匠に近付いてみましょう。

様々な草花のシルエットが細かく描かれています。これは使用されているボタニカルでしょうか。意味も通っていて素敵なデザインです。
草花の中には噂の木こりの娘とジョン王子のイラストも。


是非探してみて下さい。
※水源であるサイレントプール湖には「美しい娘が王子から逃げるため湖の中心まで泳ぐも、力尽き溺れてしまった」という伝説が残っています
ただ、ちょっと気になる点も。

このまま進むと悪しき領主と娘が出会っちゃいそうな気がするんですけど大丈夫でしょうか。ストーリーの詳細が分からないのでアレですが。
もし『互いの領地に踏み込む事が出来ない状況で、湖を挟んでお互いの姿を見つめながら入水する』なんてストーリーがあったなら最高にロマンチックだと思います。あれ?本当に最高じゃないですか??どなたかそういう話を書いて下さいお願いします。
g’vine(ジーヴァイン)|ボトルデザイン
次はg’vineのボトルを見てみましょう。
形状からして全く違います。同じブランドからリリースされているボトルとは思えません。
ノエゾンは高級感がありますね。反面フロレゾンは若々しく爽やかな印象です。これは味わいを反映したものでしょうか。考えさせられます。
フロレゾンのボトルには「g」の文字が大きく配置されています。

VINEには葡萄という意味もあります。「葡萄の蒸留酒をベースにしているんだぞ!」という熱い想いが伝わりますね。
少し下に視線を落とすと…

「葡萄から蒸留しています」と書かれています。
一見「PARTIR DE RAISIN」という蒸留所が存在するのかと思いましたがgoogle先生に確認すると「違うよ」と教えて下さいました。頼もしいです。
ボトルの肩はシャープです。文字が浮かし彫りで書かれています。

「UNCONVENTIONALLY(型破りだぞ!)」と連呼されています。日本語に置き換えるとちょっと面白いですね。松岡修造並みに気合が入っている事が分かります。
最後にノエゾンのラベルはこちら。

打って変わって非常に上品です。
型押し、箔押し、浮かし彫り。贅沢な加工技術がふんだんに使用されています。このしっとりした質感がまっことたまりません。
中央に描かれたボタニカルはジュニパーベリー(左)と葡萄(右)でしょう。
左隅にはg’vineのロゴがさりげなく配置。右隅には容量とアルコール度数が。その上には「少量生産・葡萄から蒸留されたジン」と書かれています。
ここで気付きましたが、フロレゾンとノエゾンでは葡萄を表現する言葉が違いますね。フロレゾンはレーズン。ノエゾンはグレープと表現されています。
どの程度の意味を込めて表記を変えているのかは分かりません。しかし深読みをせず素直に読むなら「レーズン→干し葡萄」「グレープ→フレッシュな葡萄」と捉えられます。これが原料の熟し具合の違いを表しているのかもしれません。
※「黒葡萄を原料としたものしかレーズンと言わない!」とするレーズン過激派の方の意見はスルーする方向でお願いします
フロレゾンとノエゾンの違いはボトルキャップにも表れています。

フロレゾン(右)は縦に長いですね。バカラのディアマンを思わせるダイアモンドカットが素敵です。
ノエゾン(左)は一転して慎ましやかです。ボトルの形状も相まって薬瓶のようなフォルムになっています。

どちらも素敵なボトルですが、個人的にはノエゾン派。型押し、箔押しって大好きなんです。
そして若干クビれているところもセクシーです。主張しすぎないグラデーションも見逃せません。一見シンプルな薬瓶のような形状に見えますが随所にこだわりが見られます。
あなたはどちらが好きですか?宜しければTwitter等で教えて下さい。
サイレントプールとg’vine|味・香りの比較・評価
さて、ボトルは十分に堪能させて頂きました!それでは味の確認に参りましょう!
…それでは、頂きます!
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それぞれの香りを一言で表すと…
・サイレントプール・
水々しくフローラル

・g’vine フロレゾン・
熟したユニブランの甘い香り

・g’vine ノエゾン・
ドライでスパイシー(甘味は奥に)
サイレントプールの爽快感と華やかなフローラル香は驚きました。とても綺麗な香りで「香水のようなジン」と例えられるのも納得です。
g’vineはフロレゾンとノエゾンに共通して感じる甘い香味は原料のユニブラン故でしょうか。フロレゾンは特別甘さを感じやすいですね。
しかしノエゾンは面白い。確かにドライになっています!原料のユニブランを完熟させるか否かでこんなにも印象が変わるのでしょうか。面白い!
という訳でまとめに入ります。
イギリス
サイレントプール
SILENT POOL



・OFFICIAL COMMENT・
香水のようなジン
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水々しくフローラル
ベーススピリッツ | グレーンスピリッツ |
---|---|
ボタニカル | 24種類 オーガニックラベンダー、バラの花びら、エルダーフラワー、リンデンフラワー、カフェライム(こぶみかん)の葉、洋梨など ※詳細はこちら |
製法 | 浸漬法・ジンティー法・ヴェイパーインフュージョン法 |
価格 | 約4,980円 |
価格評価 | 数あるロンドンドライジンが2000円代で購入できる中で5000円前後の価格帯は安くなく見える。しかしこんなにも透き通った華やかさを持つジンは中々無く、軽やかの代表スター・オブ・ボンベイとも一線を画す個性を持っている。フローラルなジンというとジェネラス・ジンも思い出すがあちらも良い。飲み比べるのも良いだろう。ともかく、サイレントプールはボトルデザイン、ブランドにまつわるエピソードも良いボトル。ストレート、もしくはロックやソーダでじっくりと。 |

フランス
ジーヴァイン フロレゾン
g’vine FLORAISON



・OFFICIAL COMMENT・
甘い香味を生む完熟ユニブランをベーススピリッツに使用
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熟したユニブランの甘い香り
ベーススピリッツ | 葡萄 ※完熟のユニブランを使用 |
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ボタニカル | 8種類 ショウガ、甘草、カルダモン、シナモン、コリアンダー、クローブ、ナツメグ、ユニブランの花 |
製法 | 浸漬法(2〜5日間) |
価格 | 約4,480円 |
価格評価 | ベーススピリッツが葡萄原料であるというその個性!それだけでこのボトルを試す理由になる。穀物由来のベーススピリッツではおおよそ実現できないであろう甘やかな香味。ボタニカルにまで葡萄の花を使用した徹底ぶりは見逃せない。そのままの味わいを生かして飲みたいところだが、トニックと合わせてもOK。甘くなりすぎにはご注意を。コニャック好きの方にもオススメしたいジン。 |

フランス
ジーヴァイン ノエゾン
g’vine NOUAISON



・OFFICIAL COMMENT・
熟す前のユニブランを使用する事でドライさを強調。数多く存在するジンの中でベチバーとサンダルウッドを使用している唯一のジン。
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ドライでスパイシー(甘味は奥に)
ベーススピリッツ | 葡萄 ※熟す前のユニブラン |
---|---|
ボタニカル | 12種類 フロレゾンの8種にベルガモット、プルーン、ベチバー、サンダルウッド |
製法 | 浸漬法(5日間) |
価格 | 約4,980円 |
価格比較 | その個性が目を引くg’vineノエゾン。こちらは熟す前の葡萄(ユニブラン)を使用する事でドライに仕上げられている。そのドライさがシャープでキレのある飲み口を実現。フローラルかつ微かな甘味。甘味が強いボトルが苦手な方でもg’vineの個性を楽しめる良いボトル。似たジンに桃をベーススピリッツに使用した「パンダ・ジン」が存在する。興味のある方はそちらもチェックしてみては。 |

どれも美味しゅうございました。ジン界も奥が深い!楽しませて頂いてます。
おまけにノエゾンと同じボタニカル(ベチバー)を使用した香水「CHANEL No.5」も香ってみました。どちらもいい香りです。ベチバーの香りの分析?さっぱり分かりません!

そしてサイレントプールは最近「ローズエクスプレッション」と言うボトルもリリースしました。なんでもバラの香りに注目したジンだとか…?こちらも宜しければご確認ください。
本日もご覧頂きありがとうございます。皆様の事が大好きです。
それではまた!
サイレントプールとg’vine|口コミ・評価評判
本日の営業時間は20:00〜22:00です!
『Silent Pool Gin』
英国で最も美しい田園地帯「サイレントプール湖」から。
浸漬とジンティー、ヴェイパーとハイブリッドな製法から生み出されるアロマの複雑さはさながら香水
ラベンダーやカモミール、薔薇にエルダーフラワーとフローラルブーケが特徴的💐 pic.twitter.com/41yP2Kdn7X
— Cocktail Bar Raven (@cocktail_raven) January 3, 2021
サイレントプールおいちい、、(*´-`)
香りは紫っぽい花とかハーブとかの爽やか〜な感じなんですが味は個人的にはすごく甘く感じまして、昔あった道端の花の蜜?みたいなタイプの甘さに近いなと(*´꒳`*)
次はエルダーフラワートニックで割ってみます(`・∀・´)#TGLC #ごちそうサイレントプール pic.twitter.com/vVvX8x2y7O
— もやし (@moyacohol2534) December 6, 2020
コニャック地方で作ってるのはコニャックだけじゃないんです!
日本にも入ってるジン、G’Vine🍇
ぶどうで作られたジンで甘くて美味しいの😋
ちなみに親戚つくってる。笑 pic.twitter.com/rEEqMa6epw— 野田祥子🍷🥃🍶🇫🇷 (@sachiwines) July 17, 2018
ジーヴァインジン フロレゾン(g’Vine Gin Floraison)
白ブドウの花や実を蒸留したスピリッツを使用したフローラルなクラフトジン。葡萄使ったジンも初めてみたかな。明日地球滅ぶなら全種開けて飲み比べしたい。#ミニチュアボトル #ミニボトル pic.twitter.com/umNNckiEYV— サボテンくん (@sabo_10_kun) August 28, 2020
g’vine ノエゾン飲みます。
ブドウで美味しいしジンらしさもしっかりあるし美味しい。新ボトルも飲んでみたい。#今宵の晩酌 pic.twitter.com/7AnMWOcyZX— ねりもの (@nerimono13) August 26, 2020
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