ウイスキー|オールドボトル
5大オールドブレンデッドウイスキーの位置付けは?
こってり系のジョニー
ウォーカー
華やかなバランタイン
平均的なヘイグ
ライトなカティサーク
スモーキーなホワイトホース
オールドウイスキーの年代判別基準は?
・特級表記|1962年〜1989年
・封紙|1953年〜1974年
・雑酒表記|1943年〜1962年
その他参考程度に
・通関コード|〜1987年頃
・従価表記|~1980年頃
・容量760ml|〜1980年頃
※上三つはそれぞれブレがある為参考程度に
通関コード(仮称)
Y○○○○、などアルファベット1~2文字と数字1~5桁、または漢字1~2文字と数字の組み合わせが級別表記とあわせて記載されています。正式な名称がわからないため、ここでは通関コードと呼んでいます。
アルファベットと漢字は税関の略称で、OK:沖縄、K:神戸、NY:名古屋、Y:横浜、T:東京となります。 漢字の場合、東:東京、大:大阪、沼津:沼津もあるか。数字が若ければ輸入元とボトルの歴史が長いということになります。 これは税関作業を管理する際に、企業と品目を簡易表記するために割り当てられていたものですが、先着順で割り当てられたため、数字が若ければ輸入元とボトルの歴史が長いということになります。ただし、ホワイトホースなどは昔から企業とボトルの組み合わせが変わらないため、1980年代のボトルでも数字が3桁と若い記載になる例があるなど、必ずしも古いボトルとはなりません。 1987~1988年ごろからこの記載が省略されます。
従価表記について
従価税を納めた証としてラベルに記載されていますが、1980年代に入ると記載されたラベルと記載されていないラベルが出てきます。
1979年には国税庁に洋酒輸入協会が従価税表記の記載の省略を求めています。 以下は同じ時期、コールドベック時代初期の流通のジョニ赤とジョニ黒ですが、従価表記の有り無しが見られます。 この後、色々なボトルを見ていくと、概ね高級価格帯のものは1980年代に入っても記載が続きます。 推測ですが、上述の高級価格帯の税率を納めたものは記載されて、普及価格帯の税率のものは記載を省略したのではないかと考えています。 時代判定材料としては弱いですが、記載があれば高級価格帯であったか、1980年代以前の古いボトルであるということになります。
容量の推移について
スコッチが採用するヤードポンド法と、日本が採用するメートル法の関係で、代表的なウイスキーの容量(4/5QUART)がリットル換算すると約760mlであったことから、日本では流通したボトルは概ね760ml表記となります。 1980年代に入り、メートル法の普及で容量が750mlに統一されると、日本でも750ml表記の裏ラベルとなります。またこの頃流通していたリッタークラスやガロンボトルも容量に変更が見られます。 しかしこれはモノによっては1970年代でも750ml流通のものも存在するため、そのほかの要素とあわせて判断することになります。
封紙(JAPAN TAX)について
ウイスキー特級と並んで決定的な判定材料になる要素のひとつです。
酒税法上は酒税証紙制度と呼ばれるもので、1953年に制定され、洋酒輸入自由化で輸入量が増えたことを背景に1974年にその役目を終えました。
ウイスキーの等級制度はいつからいつまで?
1962年〜1989年(平成元年)4月1日
日本におけるウイスキーの等級制度が廃止され、当製品の等級表記が「ウイスキー特級」から「ウイスキー」に変更される。
1961年までウイスキーは「雑酒」として扱われていた(日本酒でも焼酎でもないお酒という意味)
1989年
制度廃止
スコッチにおける特級は以下
1978年
ウイスキー特級|原酒混和率27%以上(alc.43%以上)
ウイスキー1級|原酒混和率17%以上(alc.40%以上)
ウイスキー2級|それ以外
※実際には特級は30%以上、1級は20%以上、2級は10%以上の原酒混和率を求められていた
1968年
ウイスキー特級|原酒混和率23%以上(alc.43%以上)
ウイスキー1級|原酒混和率13%以上(alc.40%以上)
ウイスキー2級|それ以外
※実際には2級は7%以上の原酒混和率を求められていた
1962年
酒税法が改正。雑酒からウイスキー類が独立。
ウイスキー特級|原酒混和率20%以上(alc.43%以上)
ウイスキー1級|原酒混和率10%以上(alc.40%以上)
ウイスキー2級|それ以外
1953年
雑酒特級の誕生
特級|原酒混和率30%以上(alc.43%以上)
1級|原酒混和率5%以上(alc.40%以上)
2級|それ以外
※貯蔵年数の規定は撤廃
1949年
雑酒1級|原酒混和率30%以上(alc.43%以上)
雑酒2級|原酒混和率5%以上(alc.40%以上)
雑酒3級|それ以外(alc.40%以上)
※原酒は3年以上貯蔵したもの。銘柄の指定は無し
1943年
雑酒1級|原酒混和率30%以上(alc.43%以上)
雑酒2級|原酒混和率30%未満(alc.43%以上)
雑酒3級|それ以外(alc.40%以上)
※原酒は3年以上貯蔵したもの。特に1級は銘柄が指定されている(サントリーなど)
ジョニーウォーカー・ブラックの年代判別基準は
まとめ
年代 | キャップ | 肩 | 胴 | 下 | 裏面 | 補足 |
1920年代 | コルク | — | 紋章有 | — | ボトルに刻印 | — |
1930年代 | — | — | 紋章有 | — | — | — |
1940年代 | — | — | 紋章有 | — | — | — |
1950年代 | コルク | — | 紋章有 | 金ベタ白抜 | 横長菱型 | — |
1960年代A | コルク | — | 紋章無 | 金ベタ白抜 ※下寄せ2行 |
正方菱型 | DUTY FREE |
1960年代B | コルク ※紳士有 |
— | Old Scotch Whisky表記 | — | 正方菱型 | 760ml |
1960年代C | コルク ※針金付 |
— | — | — | 正方菱型 | 1リットル以上のボトル |
1970年代 | 金キャップ スクリュー |
— | — | — | 正方菱型 | 760ml |
1980年代 後期 |
黒金キャップ | — | — | 12年表記 スクリプト |
正方菱型 | — |
1990年代 初期 |
黒キャップ | シンボルマークがカラーに | 白文字でジョニーウォーカー、スコッチウイスキーと。幅が特別狭い | 12年表記 カリグラフィ装飾 |
— | 750ml |
1990年代 量産型A |
黒キャップ | — |
上部に鋭角な飾りが。テキストが少し幅広に戻る。白ライン追加 |
12年表記・周囲にはオレンジベタで飾り。下部黒ライン | 700ml |
|
1990年代 量産型B |
黒キャップ | — | — | 12年表記・周囲にはオレンジベタで飾り。下部黒ライン | — | 40度 700ml |
2000年代A |
— | — | — | — | — | 紳士が簡略化 |
2000年代B |
— | — | — | — | — | 2004年から紳士が右向きに |
1960年代以前
1920年から30年頃から~1960年代に共通するのがスクリューキャップでなくコルクキャップであるという事ですね。
1920年頃の短い期間にティンキャップが存在するとか。そして1950年代以前はラベルに紋章が入っていることが特徴です。
1970年代
1970年代の特徴はスクリューキャップ。ラベルが下が紋章付きのラベル、容量が760mlであることがあげられます。
この時代は初期には正規輸入が存在しないので、初期は主に三菱商事大阪支社やトーメンの物が多いです。後半は正規輸入としてコールドベックになります。
・補足A・
スクリューキャップは60~70年代頃にジョンウォーカー&サンズ社と同じDCL傘下のホワイトホース社が開発されたと言われています。
・補足B・
この時代は日本で輸入している業者はほとんど存在をしません。あったとして、東洋綿花株式会社くらいでしょうか。海外で誰かが買ってきた物を手にすることが多いですね。
1970年代にも大きく分けて2種類のラベルがあります。
Old Scotch Whisky表記
→イギリス本国向け
もう一つ
→輸出向け(DUTY FREEも含む)
そう推測しています。
例えば
Aが60年代、Bが70年代沖縄向け。
一見違いが無いように思えますが、容量の表記に注目します。
60年代が4/5 THS OF A QUART
70年代が4/5 QUART
70年代になるとイギリスでコールドベックが扱うようになってます。
コールドベック・コーポレーションはイギリスのウイスキー、ブランデー、ワインなどを輸入販売していた会社で日本でも1970年代後半から1980年代後半まで支社が存在しジョニーウォーカー等を正規輸入していました。イギリスでは70年代前期から見られるみたいです。
1970年代沖縄回り
Cは通関シールなし
Dが通関シール付き
沖縄と言えば、1972年5月にアメリカより日本に返還を受けています。通関シールは~1974年までの輸入の物に見られます。
つまり
Cは1970年~1972年5月頃
Dは1972年5月~1974年頃
と推測されます。
1970年代ごろダイエー輸入
これの不明な所は70proofとなっている所。
70proofはイギリスプルーフだと約40%という事になってしまいます。アメリカプルーフだと約35%。ですが、35%は40%以上じゃないと税制上認められないのでありえない。
でも、ジョニ黒でこの時代はというか80年代でも43%あるのでありえないような・・・。
1980年代
80年代の特徴は容量が750mlになり(80年代初期では760mlも少し存在する)、キャップの上が黒くなる、肩のシール、中央のラベル、下のラベルに今までなかった12年の表記が加わったりと全部が変化します。
Aは80年代頃ニューヨーク回り
Bは80年代台湾回り
Cは80年代正規コールドベック
キャップの違い
Aはニューヨークの通関シール付き
Bは12年表記付き
Cは表記なし
肩のラベルの違い
Aは肩のラベルも微妙に違い有り。70年代ジョニ赤と同じデザイン(色は違う)。キャップとラベルでニューヨーク回りは80年代でもかなり初期かと。
下部ラベルの違い
Aは年数表記有り。テキスト3行
Bは年数表記有り。テキスト4行。スクリプト追加。
Cはストライティングマンが登場。年数表記無し。
1990年代
1990年代に入ると「過渡期モデル」と「量産モデル」の2パターンが登場。容量や度数が以下のように変更され始めました。
容量
→760~750mlから700mlに
アルコール度数
→43度から「40度」に
90年初期は容量と度数が変更される前の「過渡期」のモデル。750ml/43度なのに対し下部ラベルは80年代のものも。
キャップデザインと胴ラベルは90年代量産型とよく似たデザインとなっています。
胴ラベル
黒帯と金帯の間に白のラインが加わる。
テキストも白が追加される。
外箱
外箱に違いが見られるようになる。中のボトルと必ずしも一致するわけではない?(ストライティングマンの向きやラベルのデザインなど)
80年代ものと比べると容量が減ったのにボトルの高さが少し高くなり、以前はふっくらとしていたデザインも胴が内側へ少しくぼむなどイメージチェンジされていきます。
味わいも若年層をターゲットにしたかのように少し軽やかとなり。ハイボールが重く感じなくなったようにも感じられます。
※43%で750mlのボトルは1996年より前となる?
2000年代
キャップ
黒キャップ
ボトル形状
縦に長くなる
胴ラベル
最上部、三角の装飾が消えている
上下の金帯のハイトが狭くなる
カリグラフィの幅が狭くなる
下部ラベル
年数表記。
下部に黒帯
2010年

2011年1月から順次切り替え
キャップ
黒キャップが縦に伸びる
ボトル形状
更に縦に長くなる
鋭角にカット
シンボルマークとストライティングマンの刻印が追加
胴ラベル
金帯が狭くなる
下部ラベル
小さくなり。8角形の枠に囲まれた年数表記。
上下に2本金のライン。中に細かく装飾。
2020年代
キャップ
黒キャップ
ボトル形状
カットラインが鋭角に
シンボルマークとストライティングマンがボトルに彫刻されている。
胴ラベル
金帯がまた目立つように。
カリグラフィの幅が狭くなる。
下部ラベル
小さくなり。8角形の枠に囲まれた年数表記。
上下に2本金のライン。中に細かく装飾。
補足
ジョニ黒におけるコルクキャップの違い
・針金の有無
→針金無しの方が「古い」とする見方が強い
※レッドラベルは紋章付きでも針金が付いているので注意
ジョニーウォーカー・ブラックラベルとは
1909年〜1911年頃に初めてリリースされたボトル
・ジョニ黒についてもっと詳しく・
当時はホワイトラベル、レッドラベル、ブラックラベルの3種類でした。ホワイトラベルはすぐに終売になり1932年までレッドラベルとブラックラベルの2種類、1932年にスイングが追加になって1992年のブルーラベル、ゴールドラベル発売までブラックラベルは上位の位置づけでした。
ダーティフリーとは
空港の免税店
・ダーティフリーについてもっと詳しく・
関税法に基づき出国者に対して消費税・関税・酒税・たばこ税等を免除して販売する店。日本では主に国際空港の出国エリアに存在します。市街に多く存在するTAX FREE(消費税法に基づき非居住者に対して消費税を免除する店)とは別。
ジョニーウォーカー・スイングの年代判別基準は
〜1960年代以前|コルクキャップ
〜1980年代初頭|メタルスクリュー
〜1990年代|豪華なプラスチックスクリュー
以降|金属製のラベルが紙のシールに
バランタイン12年の見分け方は?
(1)ロゴの色
(2)Ballantine’sの下の、TWELVE YEARS OLDの位置
(3)IN USE FOR OVER ○○○ YEARS ESTABLISHED 1827の記載の有無と、○部分の数字。
(4)ボトルのネック部分のラッピングに印字された文字の内容
(5)背面のガラス文字の有無
(6)ラベルの材質
(上記以外に、ボトル肩ラベルの記載内容の変化70年代→80年代もあります。)
1960年代(1962~1971年)流通
(1)青、赤、白
(2)Ballantine’sにべったり
(3)IN USE FOR OVER 135 YEARS ESTABLISHED 1827
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine’s
(5)Ballantine’sと記載あり。
(6)さらさらとした紙(金属?アルミのよう)
国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、JAPAN TAX付き
ザラメやブラウンシュガーのような甘さ、穀物質な香ばしさ、少しスモーキーでもあるが全体的に甘く華やかな香り。
味はバタークッキー、かすかにベリー、サルタナレーズン、微かに植物質、口当たりは滑らかで穏やか、上品だが、余韻にかけては穏やかながら厚いピートの蓄積と、そして僅かにスパイスも感じられる。
バランスが良く非常に完成度の高さを感じさせるブレンデット。
1970年代流通(1972~1978年頃)流通
(1)青、赤、白
(2)Ballantine’sから間隔が開く
(3)IN USE FOR OVER 145 YEARS ESTABLISHED 1827
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine’s
(5)記載なし、それに伴って背面ラベルの位置が上にずれる。
(6)さらさらとした紙(金属?)
国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、年代的にJAPANTAX付きのものがある可能性あり(ほぼ無い)。
以前コイツと同ローテの1970年代沖縄回りを開封するもプラキャップ臭バリバリで飲めたものじゃなかった。やはり沖縄経由は危険指数高いなぁと実感。コイツは明治屋の正規だが大丈夫だろうか。
1970年代後期~1980年代初頭(1979年頃~)流通
(1)青、オレンジ
(2)1970年代流通と同じ位置
(3)記載無し
(4)ロゴ、12と大字、ヨコ書きでBallantine’s
(5)記載なし
(6)さらさらとした紙
国内情報:代理店明治屋、従価特級表記、760mlと750ml仕様が混在するが、760mlのほうが古い。
ロゴマークの変更に伴い、ラベルチェンジ(簡素化)が行われた。
某オールドボトルのバイブルでは、本ボトルが1975年流通のボトルとして紹介されています。前後関係を考えても、ちっと1975年は無理があるなー。
1980年代後期~1990年代流通
(1)青、オレンジ
(2)1970年代流通と同じ位置
(3)記載無し
(4)ロゴ、斜めにBallantine’s
(5)記載なし
(6)コート紙、つやつや。安っぽい。
国内情報:代理店サントリー、特級表記、バーコード有りのモノと無いものがあるが、無いほうが古い。
また、バーコードは箱についているため、一見するとわかりづらい。
ややトゲ、雑味のある若いグレーン原酒を感じさせる香りと微かなヒネ、カラメル、ほのかにスモーキーな香りもある。
味はスムーズな口当たりからグレーン系の甘さと、植物質なトゲのある苦味が広がる。味は中間からやや単調で、マイルドだがのっぺりとした甘さが余韻まで続く。
バランスは現行のブレンデットに比べれば・・・なのだろうが、やはりグレーンの質の低下、原酒の量の少なさはごまかせない。
1990年代のバランタイン12年
(1)青、オレンジ しかしロゴのサイズは小さくなる、そしてTHEが付く。
(2)12年の下に移る。
(3)記載無し
(4)ロゴ、斜めにBallantine’s
(5)記載なし
(6)コート紙、つやつや。安っぽい。
おそらく上のボトルよりさらに新しいモノ。ただ、このボトルに関する前後関係はいまいちわからない。何度か酒屋めぐりでも見かけたが、特級ナシのバーコードありウィスキー表記だったのでスルーした。
バランタイン17年の見分け方は?
年代 | キャップ | 肩 | 胴 | 補足 |
1960年代後半 | — | — | 白地に赤 | — |
1970年代初期 | — | — | 白地に赤と青 | — |
1970年代 | 赤茶・横印字 | — | 白地に青と黄 | — |
1970年代後半から1980年代 | 赤茶・斜め印字 | — | 白地に青と青 | 青旗2本でも旧タイプのキャップシールが貼られることがある(78年版の世界の名酒事典より)(84-85年版の事典では、斜めのキャップシールだった) |
1990年代 | 黒・素材変化 | — | — | — |
紋章の色
1960年代|赤と白
1970年代|赤と青
1980年代|それまで赤だった部分が青に
キャップの素材
1992年にアメリカで梱包材における4つの重金属(鉛・水銀・カドミウム・クロム)の使用が禁止された。これをうけて安全な錫のみを使用したキャップシールの生産を開始した。(キャップシール生産大手のRAMONDIN社より)
ホワイトホースの見分け方は?
1960年代後期〜1970年代初頭
・4頭引きの馬車が書かれたラベルでスクリューキャップ
・白馬が1頭のみのラベルでFine Old表記が無い
1970年代初頭〜1970年代後半
・Fine old表記あり(JAPAN TAXがあれば70年代初頭、なければ中期)
・白馬のマークが一回り小さくなる(70年代後期)
1980年代流通〜
・容量が750mlになる
1980年代に入ると味わいもライトタイプにシフト。
ジャーディン社取り扱いのホワイトホースは、日本の代理店として長い歴史がある関係で、通関コードが80年代に入っても3ケタのままです。数が小さいから古いというワケではありません。
この時代はラガが効いててスモーキーな風味が際立っているのが特徴なのですが、特に上に行くほどそれが濃くなる印象。
スコッチオデッセイによると、アメリカ市場向けにキーモルトをクライゲラヒに変えて、味わいをライトにしたという話です。飲み比べると、ピートの重さなどだいぶ違いがあります。
ビール|ブランド別特徴
キリン・一番搾りとキリンラガーの違いは
一番搾りはまろやか。麦の味が多くフルーティ。ウイスキーに繋ぎやすい。
その秘密は原料が麦芽100パーセントである事。麦本来の味を楽しんで頂けるかと。
※ラガーの味はキリッとドライ。辛口。疲れた時にゴクゴク飲みたい味ではあるものの、ウイスキーとの繋がりを考慮して一番搾りを採用。
日本のビール5大ブランドとは
キリン |明治から続く老舗→フルーティ寄りにバランスが良い
アサヒ |ドライブームの申し子→非常にドライ
サントリー|プレミアムモルツ→ホップとフルーティさが凄い
サッポロ |黒ラベル→フレッシュ。バランスが良い
エビス |エビスビール→王道。ホップ、口当たり、苦味の三拍子
ギネスビールの創業・発祥・製造・タイプ・特徴は
特徴
・まろやかな泡
・スムースな飲み口
・上品な苦味
創業|1759年
発祥|アイルランド
製造|ディアジオ
製品|エール・スタウト
発酵|上面発酵
日本ではキリンビールが販売権を獲得。なんでもディアジオと関係が深いとか。
創業者はアーサー・ギネス氏。アイルランド・ダブリンの醸造所と賃貸契約を結び創業が始まりました。その賃貸契約書の契約期間は9000年!
・
スタウトと似た意味を持つ言葉に「ポーター」が存在します。「ポーター」とは、濃い色のビールで上面発酵ビール(エール)の一種。スタウトは元々のポーターよりアルコール度数、ホップの量を増やして造られました。
キリンビール・一番搾りの創業・発祥・製造・タイプ・特徴は
特徴|麦芽を普通のビールの1.5倍
・麦の甘み
・まろやかな舌触り
・スッキリと旨味の両立
創業|1907年(前身の会社「スプリング・バレー・ブルワリー(コープランドビール)」を含めると1870年)
発売|1990年
発祥|日本
製造|麒麟麦酒株式会社
製品|ラガー・ピルスナー
発酵|下面発酵
麒麟は1954年には年間庫出量でトップシェア。「アサヒスーパードライ(1987年)」の台頭までは継続的に首位を守った。
2009年はアサヒビールがビール類(ビール・発泡酒・第三のビール)「販売数量」首位となっているが、発泡酒と第三のビールでは、キリンがトップシェアを獲得している。
「一番搾り」がお得感のある贅沢なビールであることは間違いありませんが、二番搾り麦汁まで使ったビールの味が落ちるというわけではありません。
一番搾り麦汁の特徴
→サッパリとした味わい
二番搾り麦汁の特徴
→表皮からポリフェノールが抽出されるので、渋味が味わいに加わる
アサヒが発酵度を高め残糖度を低くすることにより、キレのあるドライな「アサヒ スーパードライ」を世に出しヒットさせました。対するキリンとすれば、アサヒとは違った手法でサッパリ系の味わいのビールを造りたいと模索していたら「一番搾り」にたどり着いた、ということなのではないでしょうか。
アサヒ・マルエフの特徴は
「スーパードライ」の前身といえる「アサヒ生ビール」
発酵|下面発酵
含 |コーン、スターチ
特徴|コクがあるのにキレがある
・アサヒ社内で使う開発記号、隠語のこと(FはFORTUNEを表す)
・スーパードライとの共食いを危惧し、大阪の吹田市の工場のみで造られてきた樽詰めのみの提供に
・スーパードライとは違う酵母を使用
アサヒ・スーパードライの創業・発祥・製造・タイプ・特徴は
特徴|318号酵母の存在
・キレ
・雑味が無い
・程よいコク
創業|1949年
発売|1987年
発祥|日本
製造|アサヒビール株式会社
製品|ドライビール(ラガー?)
発酵|下面発酵
アサヒスーパードライで使っている『318号酵母』は、勢いよく糖からアルコールと炭酸ガスを生み出す能力に長けた、キレづくりのスペシャリストというべき酵母です。
1954年から1960年|日本のビール市場占有率で2位を維持
1961年|3位に
1980年代前半|4位寸前→外部出身の社長主導による社内改革の進展や「アサヒスーパードライ」の発売以降は経営状態を回復
1988年|2位に
1998年|ビール単独で1位
2001年|ビール類(ビールと発泡酒の合計)市場におけるシェアで1位となった。
当時の日本のビール業界では、サントリー以外の大手ビールメーカーは、ビール純粋令があったドイツから技術を学んではじまったこともあり、味わいが重厚なビールばかりであった。しかし当時の食生活の傾向として
・料理が濃い味付けになりつつある
・日本食に合うビールに需要有
・肉中心の食生活へ変化しつつある
というものがあった。そして油脂の多い食事と合うさらっとしたビールが求められているとアサヒビール技術開発部長は分析。消費者はビールに「軽快で飲みやすい」「味わい」「爽快感」を求めていると判明。これにマッチする味は辛口という仮説が生まれスーパードライは誕生した。
ビール純粋令(ビールじゅんすいれい、ドイツ語: Reinheitsgebot)とは、1516年4月23日にバイエルン公ヴィルヘルム4世が制定した法。「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という内容の一文で知られる
ビール純粋令では、大麦麦芽のみを使う場合には下面発酵酵母を、小麦やライ麦の麦芽を使う場合には上面発酵酵母で醸造しなければならないと決められている。
下面発酵ビールの原料には、大麦麦芽とホップ、酵母、水だけを使わねばならないという制限が明文化された。また、上面発酵ビールの一部では、小麦麦芽やサトウキビから抽出した糖分を用いてもよいと明文化された
。
サントリー・プレミアムモルツの創業・発祥・製造・タイプ・特徴は
特徴|麦芽を普通のビールの1.2倍
・ホップとフルーティさが凄い
創業|1899年
発売|2003年
発祥|日本
製造|サントリー
製品|ラガー・ピルスナー
発酵|下面発酵
チェコとその周辺国で収穫・製麦ヨーロッパで生産されている麦芽のうち、わずか4%程度の割合しかないダイヤモンド麦芽を使用。
ダイヤモンド麦芽は、上質で深いコクと香りを持つ麦芽です。この旨み成分がたっぷり含まれているダイヤモンド麦芽は、構造が非常に硬く、その味わいを引き出すためには相当な時間と手間がかかってしまいます。
そこでプレミアムモルツでは、この麦芽の旨みを引き出すために、ダブルデコクション製法を採用。手間と時間のかかる煮沸工程を二度繰り返すダブルデコクション製法により、ダイヤモンド麦芽の旨みと味わいをたっぷり引き出しているんです。
サッポロ・黒ラベルの創業・発祥・製造・タイプ・特徴は
特徴|日本で最初に瓶入り生ビールを販売
・フレッシュ
・バランスが良い
創業|1876年
発売|1989年(前身「サッポロ瓶生」は1977年)
発祥|日本
製造|サッポロビール株式会社
製品|ビール
発酵|下面発酵
1986年には当時アメリカに輸出される日本製ビールではサッポロ瓶生が圧倒的であったことから『世界が「うまい」と言い始めた。』としている。
エビスビールの創業・発祥・製造・タイプ・特徴は
特徴|日本で最初に瓶入り生ビールを販売
・王道
・ホップ、口当たり、苦味の三拍子そろっている
発売|1890年
発祥|日本
製造|サッポロビール
製品|ラガー・ドルトムンダー
発酵|下面発酵
1988年に漫画「美味しんぼ」の「五十年目の味覚(後編)」で取り上げられた。
長期間に亘りプレミアムビール市場の首位銘柄となっていたが、2000年代中盤にサントリーのザ・プレミアム・モルツが急成長した影響を受け、サッポロビールは2006年からヱビスブランドのテコ入れに着手し、同年10月にはヱビスブランド戦略部を立ち上げて「ヱビス」の名を冠した商品を複数販売する展開を始めた。
恵比寿のマークそのものがブランド表示とされ、サッポロビールのビール類商品には必ずあしらわれるシンボルの「星(★)」が、ヱビスビールには付されない。
ドルトムンダーとは
ドイツのドルトムント地方で発展した淡色ビールです。苦味は比較的弱いが発酵度が高く日持ちがよいため、今日の輸出ビールの先駆をなしました。エキスポート(Export)と呼ばれるビールはこのタイプです。アルコール分は5.0~5.5%。下面発酵ビール。
ピルスナーの方がホップが効いたビール。モルトの甘味。ドルトムンダーより色の幅が狭い。
ウイスキー|ジャパニーズウイスキーの特徴
サントリーオールドの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
ブランド名は、トーマス・パーの愛称「オールド・パー」にあやかったものと噂。
山崎(リリース当時)
・「オールド・パー」にあやかった名前
・映画『007は二度死ぬ(1966年)』でジェームス・ボンドが飲用
1940年、オールド誕生。ラベルにはサントリーのエンブレムである「向獅子マーク」が。ボトル上部のラベルに書かれた「寿」の文字は、サントリーの前身「寿屋」の寿に由来。「ワンフィンガーでやるもよし。ツーフィンガーでやるもよし。」は、当時の流行語にもなったことで知られる。
1966年公開の『007は二度死ぬ』では、ジェームス・ボンドが飲用している。
オールドの成分構成
(日本消費者連盟が1978年に糖尿試験紙によって糖分の検出を試みる)
モルト原酒27.6パーセント
グレンウイスキー45.1パーセント
汲水26.1パーセント
甘味果実酒0.8パーセント
リキュール0.4パーセント
カラメル0.6パーセント
ニッカ、キリン、オーシャン、東洋醸造、協和発酵の製品から甘味果実酒やリキュール、カラメルは検出されず、反応があったのはサントリーだけであった。
サントリーロイヤルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
由来不明
山崎(リリース当時)
・創業60周年記念
・鳥井信治郎最後の作品
・形は酒の右側と鳥居を模したもの
1960年、サントリー60周年を記念したボトル。
サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の最後にして最高の名作です。彼が完成させたブレンド比率はまさに「黄金比」と呼ぶにふさわしい極み。
「酒」という漢字の右側、鳥と酒の壺を表す。鳥居を模したもの。
スペシャルリザーブの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
由来不明
山崎(リリース当時)
・創業70周年記念
・大阪万博に向けて発売
壽屋の創業年の1899年からかぞえ、70周年を記念して発売。日本万国博覧会開催の前年の1969年に発売。「国産品と呼ばずに、国際品と呼んでください」というコピー。
サントリークレスト12年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
不明
そのまま訳すと頂点や頂上、鳥のトサカ。日本では兜飾りと訳され、16世紀以降の紋章でよく見られる。
酒齢12年の年月を経たモルトウイスキーとグレーンウイスキーを使用。
・創業90周年
・1995年に製造量が減少
・黒澤明と初代007役のショーン・コネリーがイメージキャラクター
1989年のサントリー創業90周年と、酒税法改正に合わせたウイスキーブランドの札新でリリースされ、2006年に終売となったブランド。響(17年)とともに発売されました。今でこそ角瓶のCMソングになっている「ウイスキーがお好きでしょ」も、元々は1990年にクレスト12年のCMソングとして作られ、演歌歌手の石川さゆりが歌っていました。発売当初は映画監督の黒澤明、初代007役のショーン・コネリーと、十分に顔になる人物をイメージキャラクターに起用していました。
1995年にローヤルが同じく酒齢12年以上のモルトとグレーンを中心にリニューアルされたことで、存在が曖昧となり、差別化しにくくなったことで製造量が減少、2006年にサントリーの新スローガン「水と生きる」の制定に伴う製造一覧見直しにより、インペリアルと共に生産終了となった。
スーパーニッカの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
由来不明
余市・宮城峡・宮城峡グレーン
・亡き妻へ向けて
1962年(昭和37年)10月にニッカウヰスキーから販売された。竹鶴政孝が1961年(昭和36年)に死去した妻リタへ捧げるため、息子と共に余市蒸留所内の貯蔵庫と研究室に籠りきりになり開発したプレミアム・ブレンデッド・ウイスキー。ドラマ「マッサン」第1回オープニングと最終回で、この商品をモデルとしたドウカウヰスキー「スーパーエリー」として登場
ニッカ・キングスランドの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
不明
—
恐らく余市と宮城峡。余市の個性が立っているとか。
・創業40周年
・スーパーニッカの上位品
・元々の丸瓶から1978年にローヤル意識の紐付き角瓶に
『スーパーニッカ』の上位に位置する酒。1974年に、ニッカウヰスキー創業40周年を記念して発売。当初は丸瓶。1978年に、サントリーローヤルを意識したかのような、紐の封印が付けられた角瓶にリニューアル。初期のボトルのラベルには、ブラックニッカで有名なひげのおじさん、キング・オブ・ブレンダーの顔が付けられていましたが、その後はニッカのエンブレムに変えられました。
2010年まで販売。
ザ・ブレンドの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
”ブレンド”という広義な意味を持つ単語に”The”の定冠詞をつけた、ある意味で挑戦的なネーミング
余市のヘビリーピーテッド感。
同時期のニッカがリリースするピュアモルトホワイトでは、カリラのようなキャラクターが感じられるものがあり、2000年代あたりは輸入原酒でこの辺が手に入りやすかったと聞いたことがありました。ひょっとするとザ・ブレンドの中にも同様に輸入された原酒が、バランスを維持する役割で加わっていたのかもしれません。
ブレンデッドでありながら香ばしいモルティーさ、ピートフレーバーに存在感があり、モルトベースと銘打たれた構成の通りのリッチな味わい。熟成年数は12年程度だろうか。ただし、このピートは少々アイラ的なニュアンスも感じさせる。
ザ・ブレンドは、”竹鶴政孝が極めたブレンドの心と技”を受け継いで、余市、宮城峡らニッカが保有する原酒の個性を活かしつつ仕上げたブレンデッドウイスキーです。
1986年にニッカウヰスキーから販売された。四角いボトルデザインは、プロダクトデザイナーの原研哉によるものであり、小さなラベルのデザインは佐々木豊によるものである。
原研哉
1998年長野冬季オリンピックの開会式・閉会式プログラムを手がける。2001年より無印良品のボードメンバー。2005年の愛知万博のプロモーションを担当。
- ザ・ブレンド – 50ml, 330ml
- ザ・ブレンド17年 (1986年11月-2011年3月) – 660ml
- ザ・ブレンドセレクション (1989年4月-2011年3月) – 660ml
- ザ・ブレンド丸びん (1994年3月-?) – 660ml, 50ml
- ニュー・ブレンド丸びん (1997年3月-2012年) – 660ml[5]
- ザ・ブレンド (1986年9月-2015年8月) – 660ml
- ザ・ブレンド 神戸[6] (1991年-2015年8月) – 660ml
2015年に起こったニッカショックの際に全シリーズが終売となっています。
ザ・ニッカのそれとは異なるベクトル。特に上述の初期品は余市系のピートフレーバーが目立って感じられ、粗削りですが同時期のキングスランドより格上で、原酒の個性を打ち出そうとしていることが伝わって来ます。
G&Gの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
2015年終売
ニッカ Gold & Gold
ポットスチルが生み出す黄金色のウイスキーとコーフィースチルが生み出す黄金色のウイスキーで金&金。
もともとは、ゴールドニッカという特級ウイスキーの後継ということで、
当初は「ニューゴールド」という名前でしたが、頭文字が「NG」になってしまう為、ゴールド&ゴールド「G&G」に変更したそうでです。
余市のモルトをベースに宮城峡のカフェスチルによるグレーンをブレンド
香り、味わいともに穏やかな感じのウイスキーです。ややヨードの感じがしていますが、この辺りもニッカらしいですね。
1968年から2015年までニッカウヰスキーが製造。原型は1955年から1962年まで製造・販売していたゴールドニッカ。
このG&Gはボトルの形を見てわかるとおり、サントリーオールドのバチバチの対抗商品として1968年に発売されました。
- G&G白びん (2000年前後-2015年8月) – 750ml
- G&G白びん (1968年10月-2012年初頭) – 50ml、180ml
- G&G白びん (1988年5月-2000年代初頭) – 1520ml
- G&G白びん (1968年10月-1997年) – 380ml、760ml
- G&G黒びん (1975年9月-1997年) – 50ml、380ml、760ml、1520ml
- ジーンズボトルG&G (1976年-1979年) – 380ml
- ゴールドニッカ (1955年11月-1962年) – 720ml
サントリーホワイトの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
当初のブランドネームは「サントリーウイスキー」のみでしたが、白いラベルから「白札」と呼ばれるようになり、戦後はウイスキー通に愛され、通称「シロ」で親しまれてきました。このため、1964年より現在の「ホワイト」に改称。
山崎蒸留所のモルト、グレーン
1929年にサントリー白札の名前で国産第一号のウイスキーとして販売。発売当時は、ピート香やスモーキーな風味が受け入れられず全く売れませんでした。現在は改良が加えられ非常に飲みやすくなっています。
サントリーホワイトは、怪物ウスケと呼ばれていました。
1962年に寿屋からサントリーへと社名を変更したと同時に、サントリー白札からサントリーホワイトという名前に変わりました。
2014年後期のNHK連続テレビ小説『マッサン』では、サントリー白札のモデルとなる「鴨居ウイスキー」が劇中で登場した。
イアン・フレミングの小説ジェームズ・ボンドシリーズ『007号は二度死ぬ』(1964年)第5章で、ボンドの協力者ディック・ヘンダーソンが「白ラベルは1本15シリングぐらいで他の二種類より安いが一番うまい」と言っている。
ハイニッカの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
オーディオ用語の「Hi-Fi」(ハイファイ)から取られている。
※ラベルの「HiHi」という文字は、当初竹鶴氏が「ハイハイニッカ」という名前で売り出そうと思っていたことに由来する。ハイファイ」を言いやすく「ハイハイ」としたというのがひとつの説である。Hi Fidelity―「原音や原画に忠実な再現」という意味であり、スコッチの伝統的な製法にこだわり、特級にこだわっていた竹鶴氏の、「二級であってもウイスキーの本格的な味わいをしっかりと表現したい」という想いが込められていたのかもしれない。また、「ハイハイ!」という掛け声のようなリズム感も気に入っていたとのこと
モルト・グレーン
1940年〜1950年当時、世の中は三級ウイスキー全盛、手にしやすい価格のウイスキーを求める声が高まっていた。1964年、二級ウイスキーとして発売当時500円という低価格で発売されて、大人気となった。それにサントリーが赤札をレッドに改称し同価格帯で応戦。1978年にラベルの文字を「HiHi」から「Hi」に改め、ラベルを白から黒に変更し、モルト比率を上昇したハイニッカデラックスにリニューアル。廉価版のハイニッカマイルドも追加。1986年にスピリッツ不使用のニューブレンドハイニッカをリリース。1989年にハイニッカデラックスもスピリッツ不使用に。晩年の竹鶴政孝が晩酌にこのハイニッカを愛飲していたと言われている。2015年2月24日から数量限定で1964年に発売された当初のハイニッカ(ハイハイニッカ)の味を忠実に再現した「初号ハイニッカ復刻版」が販売された。同年9月1日にラベルをリニューアル。これに伴い商品名を「ハイニッカデラックス」から無印の「ハイニッカ」に改称。初号時代に近い意匠に変更された他、横1本の赤ラインが斜めに変更されている。また、ラインアップも見直され720ml瓶のみに整理された。ただし、味のブレンド自体は変更なし。
竹鶴の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
由来不明
余市・宮城峡
(ブレンデッドモルト)
・ブレンデッドモルトウイスキー
もともと日本では、ウイスキーは「ウヰスキー」と書かれることが多かった(ヰの正確な発音は「ウィ」に近い)。ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏は、ウイスキーは水が命なのでヰではなく、井戸の井を使おうと考え、1952年に社名を当時の「大日本果汁」から「ニッカウ井スキー」で登記申請した。だが当時は漢字とカナを混ぜて登録できなかったため、やむなくカタカナの「ヰ」を使い、「ニッカウヰスキー」となったといわれる。
余市の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
土地の名前に由来
シングルモルト(ヘビリーピート=20ppm)
(8ppmという意見も)
・石炭直火蒸留(世界唯一)
・ヘビリーピーテッド(20ppm)
・ライト、ノンピートも製造している
石炭直火蒸留で力強い味わいを実現。「余市のモルト原酒」=すべてが「スモーキー」「ピーティ」と思われがちですが、「ヘビーピートモルト」を使用したものは原酒の一部。余市では多くの「ライトピートモルト」、「ノンピートモルト」による原酒も製造しています。
宮城峡の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
宮城県仙台の峡谷(広瀬川と新川)に由来
シングルモルト(ライトピート)
・スチーム間接加熱
・ライトピーテッド
柔らかな味わいのためスチームによる関節加熱を採用。ライト・ピーティド大麦(一般に5ppm以下)
知多の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
愛知県知多市「知多蒸留所」に由来
シングルグレーン
・食中酒としてのハイボール需要に向けて
知多蒸溜所は1973年よりサントリー向けのグレーンウイスキーを製造していることから、同社では「知多」について「同蒸溜所のグレーンウイスキーのみをブレンドしている」とうたっている。
原材料に「モルト」表記があるが、これは素材となるトウモロコシやライ麦、小麦などの穀物に大麦麦芽を少量添加して糖化・発酵させているためである。
サントリーでは「食中酒としてのハイボールが浸透している中、新たに軽やかな味わいのウイスキーを投入する」ことを狙いとしている。
山崎の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
大阪府山崎「山崎蒸溜所」に由来
シングルモルト(ppm不明)
・日本最古のウイスキー蒸溜所
・崎の右側が「寿」になっている
山崎のラベルに書かれた「崎」の右側が、「奇」じゃなくて「寿」になっている。サントリー前身の社名「寿屋」の時代から脈々と受け継がれてきたウイスキーづくりへの想いと、ジャパニーズシングルモルトウイスキーの門出を祝う気持ちが込められています。文字を書いたのは、山崎が発売した1984年当時、マスターブレンダーをつとめていたサントリー二代目社長、佐治敬三氏。
白州の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
土地の名前
シングルモルト(ライトピーテッド:5ppm以下)
鳥井信治郎の息子「佐治敬三」が創業。(小学校の時に母方の縁者と養子縁組をして「佐治」姓となったが、母方の性(小崎家)と佐治家は関係はないとする説も→結局謎)
響の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サントリー
「人と自然と響きあう」というサントリーの企業理念がこめられている。
山崎蒸溜所、白州蒸溜所のモルト原酒
知多蒸溜所のグレーン原酒
・サントリー90周年
・ブラームス「交響曲第一番第四楽章」
・2015年と2018年に新旧入替
1989年、サントリー創業90周年を記念して誕生した。「響」はブラームスの「交響曲第一番第四楽章」をイメージしたという。
「響」独特の印象的なボトルには、24面のカットが施されている。これは1日を24時間、1年を24節気とした日本古来の習わしに由来する。
30年は年間生産量が1000本。
1989年|響12年発売。
2013年|ディープハーモニー限定販売(白州のワイン樽、知多のシェリー樽を主に使用)
2015年|11月、響12年が終売
2015年|JAPANESE HARMONY(NA)発売
2018年|響17年が休売
2018年|ブレンダーズチョイス(NA)発売(15年原酒を中心。後熟にワイン樽を使用)
Cherry XXVの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
笹の川酒造
—
恐らく山桜酒造の山桜→チェリーとした?
ブレンデッドモルト
5年熟成
・笹の川からの山桜への祝品
・5年熟成
・実はスコッチも混ざってる?
リリースは1982年。山桜酒造が昭和32年郡山市より安積町に移転して以来25年を経過しましたのでその記念として「XXV」(25)と銘して発売したもの。(山桜酒造は1998年に笹の川酒造と合併)
5年以上熟成させたモルトのみを使用した本格派。
ボトルには英文で東方地方のモルトだけと記されていますが、『痛快!地ウイスキー宣言』(穂積忠彦編著)には当時の工場長の談話でスコッチウイスキーを少し混ぜていると記されています。熟成用の樽だけ輸入するより、ウイスキーごと輸入する方が安かったからだそうです。当の工場長も地ウイスキーと呼ばれているのに一部スコッチモルトウイスキーを使用していて申し訳ないと語っています。きっと現実はバッティングさせているんでしょうね
オーキッドの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
キリン・シーグラム(終売)
「オーキッド」とは「蘭」を意味する。
モルト、グレーン、シェリー。
シェリー酒を配合するとウイスキー表記ができなくなるはずですが詳細は不明。
シェリー味の「BAR」のような味。ブラックニッカリッチブレンドを思い出す、ほのかな香り…シェリー香のよう。
シェリーの名門サンデマン社の優良シェリーで仕上げたウイスキー。
ボストンクラブの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
キリン・シーグラム
2016年6月上旬終売
—
モルト・グレーン
1990年代のボストンクラブはバーボン系の要素と、程よいスモーキーさ、ピートのニュアンスが交じり合ってなかなかイケると言われる。
ボストンクラブという銘柄は、1986年3月に2級として販売されました。
販売から10年後の1996年6月に、「ボストンクラブ豊醇原酒」に名称変更、さらに、1999年7月に「ボストンクラブ淡麗原酒(食中酒として造られたらしい)」という姉妹品も販売されました。この2銘柄は2016年5月をもって終了し、同年の3月から「オークマスター樽薫る」が販売されるようになりました。
ロバートブラウンの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
キリンシーグラム
富士御殿場蒸溜所
かつてシーグラム社がスコットランドに所有していた古いスコッチウイスキー蒸溜所の名前。ちなみに、「ロバート・ブラウン」という名前はスコットランド人の典型的な名前のひとつでもあるそうです。
現在のロバートブラウンは80〜90%が国産で、あとの10〜20%が海外から輸入している原酒をブレンドし、20種類くらいの原酒をブレンドしています。
2級ウイスキー
ピートとグレーンウイスキーの効いた、静かで穏やかな印象のウイスキー。輸入モルトのピート感と、富士御殿場グレーンが合わさって、ジャパニーズウイスキーらしくないウイスキーに仕上がっています。飲み方を問わず美味しく飲め、どの飲み方でも大きく崩れない、力強いウイスキーです。
富士御殿場蒸溜所 第一号ウイスキー「ロバートブラウン」。1977年発売。つり鐘をモチーフにしたユニークなボトルデザインは現在も引き継がれている。
1998年に発売されたロバートブラウンスペシャルブレンド。20年モルトをトップドレッシングして、熟成香に磨きをかけている。
びん型は、シーグラム社の国際的なパッケージング・デザイナーであるW・コーナー氏が来日し、京都の古い寺の釣鐘からヒントを得て創作したものです。
ダンバーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
キリンシーグラム(終売)
造語で意味はない(日本産ウイスキー読本より)
モルト、グレーン
1級ウイスキー
セメダイン溶剤の中にほのかな甘味とフルーティー感。まろやかでオイリー。スパイスハーブ。
1976年4月全国販売、1993年販売終了。飲食店に不評だったロバートブラウンのボトルの形状の轍を踏まないようシンプルにしたこと、当時緒方拳を起用したCMで量より質のキャッチフレーズで売っていたことなどが記されています。
ちなみにこの年に1級品ウイスキーが軒並み900mlに変更になっているのは、従来の720mlですと従価税、900mlならば重量税が課せられることになっていたからです。そこで重量税の方がほんの気持ちばかりですが、軽い税負担で済んだことで900mlにしてあります。2%程度と言われていますが、メーカーの売上を考えれば2%の軽減は大きいですからね。
1976年に誕生したのは全国販売へ舵を切ったKS『ダンバー』。サントリー『サントリーゴールド』、ニッカ『ブラックニッカL瓶(900ml版)』の3つ。結果としては、やはりブラックニッカが強くて残りはいつの間にか消えてしまっています……トホホ。ちなみに『サントリーゴールド』は1976年4月にはニッカを真似て900ml版を投入して1級品市場での巻き返しを図りましたが、惨敗でした。
ロバートブラウンが特級市場でサントリーオールドには大きく水をあけられていたものの、ニッカのG&Gにかなり肉薄できたため、次に1級市場を狙ったものだそうです。しかしこちらはブラックニッカの牙城を崩すことはできず、サントリーゴールドとともに苦戦をしたようです。
サントリーオールドは1億本。
ニッカG&Gは1000万本。
ロバートブラウンは800万本。
富士御殿場蒸溜所の沿革においてはいくつか記録を抹消されたウイスキーが多数存在し、今回の『ダンバー』はロバートブラウンに次ぐ2番目に古い歴史があるのにもかかわらず記載漏れ。更には『ロバートブラウン・ジュニア』『サタデー1』『サタデー2』『BAR』『ノーサイド』も同様。確かに存在していたのか疑いたくなるほどのマイナー銘柄ではありますが……。
この全く売れず、しかも評判の悪かった『ダンバー』の次に発売されたのは1979年10月18日の特級『エンブレム』です。こちらは気合が入っていてCMも豪華で、2015年まで存続しました。1級品では『ブラックニッカ』に勝てないと理解してもう一度、特級に勝負を仕掛けたのでしょう。
BARの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
キリンシーグラム
—
特級ウイスキー
メロン系フルーティで冨士御殿場ウイスキー。華やかな印象。
ジャパニーズウイスキーでキリンの代表として、オールドボトルを1本挙げるとすれば本品になるかな。往年の冨士御殿場モルトをダイレクトに楽しめるという点が説得力を持っているので。
キリンの特級ウイスキーだと70年代発売のロバートブラウン、エンブレムはさておき、80年代のクレセント、サタデー1・2が被る。
「BLENDED&BOTTLED」と原酒の出所を濁した表記だし、キリンはもともと輸入原酒使用を公言しているので、最近流行の”ワールドウイスキー”を昭和の時代から作っているキリンですんで。
フルーティな個性のキリンシーグラムと言えばクレセントとサタデー2の特級モノ。
等級廃止後はボトル変更に合わせて味わいも変わったクレセント、1989年以降製造されていないっぽいサタデーシリーズですが、特級時代にBARと並んで売られていたのだろうか?
BARは等級廃止後も製造されていたようで、クレセント・サタデー2のコンセプトを引き継いだ可能性もあります。
もっともクレセントもサタデー2もスコッチ原酒はしっかり感じ取れましたっけ。
三越・未来紀12年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
—
—
恐らくシェリー樽熟成のシングルモルトウイスキーを中心にブレンドされています。
バニラやモルティ。樽感からの渋み。柿。木材。
三越がスコットランドの業者に依頼して国内で販売されたもの。
21年熟成のボトルも存在する。20世紀の終わり(2000年)、老舗百貨店「三越」が限定販売したモノ。全体として甘美で力強いとの噂も。三越が21世紀の未来を見越して、20世紀の終わりに発売したウィスキー。本製品の製造に当たって、21年熟成の原酒を用いてマティソン氏がブレンドのレシピを仕上げたとか。100% SCOTCH WHISKYと書かれている。
モロゾフ バッキンガムの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
モロゾフ酒造
(改名後:モンデ酒造)
おそらくあのイギリス王室の公式宮殿に由来し、本場の味、威厳、優雅さを連想させたいという事か
輸入原酒を50%ブレンドして作っていたそう。
おそらく輸入原酒以外の残りは水とブレンド用アルコールだったのではないかと思われます。(ヴァッテド、ピュアモルト表記はグレーンを使用していないという意味で扱われていると想定)
プロデュースという言葉から原酒は輸入物か。
モルトの出所として考えられるのは自社の石和蒸溜所と海外原酒、それと過去奈良に存在し閉鎖後に原酒を引き取っていたシルバーウイスキーの原酒です。
特級ウイスキー
焼芋、洋梨、ドライ。スパイシー。
昭和35年(1960年)6月から昭和47年(1972年)6月の間に生産されていた商品。(モロゾフがウイスキー製造開始したのは1962年。その事から当初の原酒は完全外注だったと思われる。 )
瓶の形状や価格からは、当時人気を博していたサントリー・オールドを意識していたことを思わせる。
バッキンガムブランド自体は1955年から1987年まで販売していたそうで、元々は「モロゾフ酒造」名義だったものが、1972年ごろからモンデ酒造名義に切り替わったとのこと。
同社の1級区分のウイスキーであるクリスタルより原酒の要素がわかりやすい。
その後のバッキンガムは80年代後半ごろにピュアモルト表記がなくなると同時に原材料:モルト・スピリッツという表記が追加、特級時代末期にはクリアボトルに変更され、90年代初頭に終売となりました。
また、終売後に同形状のボトルで「富士の精」というウイスキーが発売されています。
- バッキンガムウイスキー(特級)
- クリスタルウイスキー(1級)
- ローヤルクリスタル(1級)
- クリスタルウイスキースペシャルゴールド(1級)
- クリスタルウイスキーデラックス
- SHINJU WHISKY(特級)
- ウイスキーホワイト(1級)
- ウイスキーゴールド(1級)
- セブンウイスキー(2級)
- 富士の精
- 石和
モンデ酒造のモルトウイスキー
- 富士海10年
- 石和10年
- 石和1983
- 笛吹郷25年
- 笛吹郷1983カスクストレングス
- シングルモルトカスクストレングスウイスキー1983年蒸溜
ウイスキー|ブレンデッドウイスキーの特徴
バランタインの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ペルノ・リカール
創業者「ジョージ・バランタイン」から
スキャパ
ミルトンダフ、グレンバーギー、グレントファーズ
※魔法の7柱|バランタイン17年に使用されていたキーモルト。スキャパ、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグ 、プルトニー、バルブレア、グレンカダム(スプバ網カバ)
・ヴィクトリア女王の王室御用達
・アンドリュー・アッシャーの友
・フィロセキラ禍(1863年〜1910年)で需要増
17年はスムースでクリーミー(1937年に誕生)
21年はレーズンを思わせるリッチな風味、そしてナッティ。
30年はシロップ漬けの白桃のようにフルーティなふくよかさ。
・英国御用達とは・
英国王室御用達ブランドの中でもお酒は、ジョニーウォーカーやタンカレーなど実に豊富。現在、認定者は3名ですが、以前にはもう一人存在しました。現エリザベス女王の母、エリザベス・ボーズ=ライアン(在位1936-1952)です。彼女は無類の酒好きでした。まさか、お酒メーカーが多いのは……。
バランタイン17年が誕生した1937年の時点で魔法の七柱は崩壊していた可能性がある。7柱である「アードベッグ」「プルトニー」「グレンカダム」「バルブレア」「グレンバーギー」「スキャパ」「ミルトンダフ」各蒸留所の操業期間を見てみると、例えばプルトニーは1930年から1951年まで閉鎖されていたという記録が残っています。また、グレンバーギーは1925年にオーナー企業が清算手続きに入っていただけでなく、少なくとも1927年から1935年の間閉鎖されていたため、1937年にブレンドが完成した当時は原酒を使えても、すぐにこれらの原酒が調達できなくなる恐れがありました。勿論、稼働時に作られたストックから20年、30年熟成の原酒がブレンドされていればレシピは維持できますが、そこまでしていたかは疑問。
ジョニーウォーカーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
創業者「ジョン・ウォーカー」から
タリスカー
カードゥ、クライヌリッシュ、ラガヴーリン、カリラ、モートラック、ロイヤル・ロッホナガー、ダルユーインなど
(高倉かも…だろ?)
赤:カクテル前提
黒:ブレンディングの教科書。ウィンストン・チャーチルのお気に入り。
チャーチルは「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」という映画の題材にもなっている。また、カクテル「マンハッタン」はチャーチルの母により開発されたとする説もある。
ヘイグの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
不明(ディアジオ?)
創業者「ロバート・ヘイグ」より
グレンキンチー、グレンロッシー
・連続式蒸留機を最初に導入(ロバート・スタインと親戚)
・祖先は戦争屋。大麦換金の為ウイスキー生産。
・ワイヤーはコルクが抜けるのを防ぐ為
・ピンチからディンプルに統一
ディンプル(現行品)の味わいは…ビターチョコ、オレンジ、蜂蜜、シナモン、ピート
ジョン・ヘイグが、1824年キャメロンブリッジ蒸留所を建設。ロバート・スタインが開発した連続式蒸留機を初めて導入した蒸留所。個性的なワイヤーは、輸送中にコルクが抜けるのを防ぐために手作業でかけられたもの。メリカ向けがディンプル、ヨーロッパ向けがピンチとしてリリース。最終的には「ピンチ」のネーミングがよくないってことで「ディンプル」に統一されたそう。
ヘイグ氏の祖先「ペイトリュース・デル・ハガ(ペトルス・デ・ハガ)」は軍神とも呼べる戦争屋。元々は手っ取り早く大麦を換金する手立てとしてウイスキーを生産。金属ネットは輸送中にコルクが抜けないようにする為。
「デイビッド・ベッカム」とディアジオが共同開発した「ヘイグ・クラブ」なるシングルグレーンウイスキーも出していましたが、アレは?
ヘイグ・ディンプルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
創業者はジョン・ヘイグ社(今はディアジオ?)
ボトルの表面(窪み)が由来
グレンキンチー
グレンロッシー、ノックドゥ、マノックモア、キャメロンブリッジ(グレーン)
(キロの巻き)
・連続式蒸留機を最初に導入(ロバート・スタインと親戚)
・祖先は戦争屋。大麦換金の為ウイスキー生産。
・ワイヤーはコルクが抜けるのを防ぐ為
・ピンチからディンプルに統一
ディンプル(現行品)の味わいは…ビターチョコ、オレンジ、蜂蜜、シナモン、ピート
ジョン・ヘイグが、1824年キャメロンブリッジ蒸留所を建設。ロバート・スタインが開発した連続式蒸留機を初めて導入した蒸留所。個性的なワイヤーは、輸送中にコルクが抜けるのを防ぐために手作業でかけられたもの。メリカ向けがディンプル、ヨーロッパ向けがピンチとしてリリース。最終的には「ピンチ」のネーミングがよくないってことで「ディンプル」に統一されたそう。
ヘイグ氏の祖先「ペイトリュース・デル・ハガ(ペトルス・デ・ハガ)」は軍神とも呼べる戦争屋。元々は手っ取り早く大麦を換金する手立てとしてウイスキーを生産。金属ネットは輸送中にコルクが抜けないようにする為。
「デイビッド・ベッカム」とディアジオが共同開発した「ヘイグ・クラブ」なるシングルグレーンウイスキーも出していましたが、アレは?
ホワイトホースの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
(今はディアジオ?)
「ホワイトホース・セラー」という旅館が近くにあった事から
ラガヴーリン
クライゲラキ、グレンエルギン、オルトモア
(ゲラがおる得る)
・創業者はラガヴーリンで修行
・創業者はレストレス・ピーター
・クライゲラキ蒸留所を設立
2018年7月には「ホワイトホース ハイボール缶」が発売。映画監督「黒澤明」氏がこよなく愛したウイスキー。
1970年代までは日本でポピュラーになっているスコッチのなかでは、かなりのヘビー・タイプだったが、1979年あたりの輸入ロットから、グッとマイルドな味に変わってきている。
創業者のピーター・マッキーはタフでマッチョ。レストレス・ピーター(不眠不休のピーター)と呼ばれていました。「ラガヴーリン蒸溜所」でウイスキー造りのイロハを学びます。自社専用の蒸溜所としてスペイサイド地方にクライゲラヒ蒸溜所を設立。
ローガンの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
—
ジェームズ・ローガン・マッキー、創始者ピーター・マッキーの叔父さんの名前
ラガヴーリン、グレンエルギン、(クライゲラキも?)
LOGANはホワイトホースの上級品で、モルト含有率が高いそうです。*1
呼称にばらつきあり。
1950年代、60年代はショートスクリュー。(このころはLOGANではなくLOGAN’S
1970年代:LAIRD O’ LOGAN(豪華キャップが70年代前半)
1970年代後半は金のシンプルなスクリューキャップ。
1980年代初頭からはあずき色のスクリューキャップ:LOGAN(気軽に楽しめるとのこと)
(60年代以前のローガンはさらにどっしりとした味わいがするとのこと)
基本的に1970年代以降に現れる変化で、12年表記があるから新しいとか、DELUXE表記があるから古いとか、そういうことは無く、流通地域によってあったりなかったりするものです。
若くしてお亡くなりになられた、息子のローガン氏のために作ったブレンドと言われています。”LAIRD”は19世紀頃のスコットランドにおける土地を”所有する者”に与えられていた称号。
ベルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
生みの親「アーサー・ベル」の名前
グレンキンチー
ブレアアソール、インチガワー、ダフタウン、カリラ、キャメロンブリッジ(グレーン)
ブラドノックは1993年まで。ピティバイク蒸溜所の原酒も使用していたとか。
・イギリスのナンバーワン・スコッチ
・結婚式のお祝いに
イギリス市場で「ナンバーワン・スコッチ」として国民に愛される。生え抜きの営業マンが会社の代表になる。人々の結婚式や門出を祝う際によく出される
マッキンレー・レガシーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
創業者チャールズ・マッキンレーより。 レガシーとは「先祖伝来の遺産」という意味
ジュラ
タリバーディン、タムナヴーリン
・南極探検隊のウイスキー
1907年にアーネスト・シャクルトン卿率いる南極探検隊のウイスキーに採用。社はグレン・モール蒸留所を創建。その後1920年には隣のグレン・アルビン蒸留所の買収にも成功。
JPS(ジョンプレイヤースペシャル)の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
—
創業者のジョン・プレイヤーに由来。
—
・タバコも手がける
・委託生産
元々はタバコのブランド。委託生産でウイスキーも手がける。JPSは1968年よりF1のチーム・ロータスのメインスポンサーとなる。
ダンヒルオールドマスターの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
—
—
秘匿。ストラスミル?
ノンチルフィルタード
・煙草界で地位確立
・8年熟成
・トータルコーディネートの一環として
馬蹄などの乗馬関連の卸を行う会社としてスタート。細やかなサービスでたばこ界で確たる地位を確立。トータルコーディネートを信条とするダンヒルらしく、服装からタバコからウイスキーまで展開。1982年から始まったウイスキー販売。インターナショナル・ディスティラーズ・ヴィントナーズ(以下DVI)に委託。
最も古いのは20年以上のモルト、そこに最も若くて8年のグレーンをブレンドした年数表記に囚われない幅広い原酒をブレンドしたウイスキーを目指して作られていました。
ボトルは1845年に設計されたビクトリア朝時代の魅力のあるレプリカです。
ティーチャーズの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ビームサントリー
創業者ウィリアム・ティーチャーに由来
アードモア
グレンギリー、グレンドロナック
1898年、アバディーン州に自社の蒸溜所「アードモア」を設立。
J&Bの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
ジャステリーニ&ブルックス社に由来
ストラスミル
ノッカンドゥ・オスロスク・グレンスペイ
・オペラ歌手の恋人を求めてロンドンへ
・アンドリュー・アッシャーが開発
・アメリカ禁酒法解除と共に流行
イエローの地にレッドの文字が鮮やかなラベルは、バーの棚で見つけやすいように考案されたもの。エリザベス女王の紋章と共に、8人の歴代の王の名前が誇らしげに列記されています。
イタリアから恋人のオペラ歌手「マルゲリータ・ベッリーニ」を追いかけてロンドンに来たジャコモ・ジャステリーニによって創業。ブルックスは、ウイスキーを商業的に始めてブレンドした「アンドリュー・アッシャー」の事を知り、ブレンデッドウイスキーの開発をアッシャーに任せる。アッシャーは、彼のビジネスパートナーであるジェームス・アンダーソンと一緒にブレンデッドスコッチ「J&B クラブ」を開発した。
1933年、アメリカの禁酒法が解除されるとともに、アメリカ市場に向けた新商品「J&Bレア」が登場。アメリカ市場に向けてつくられた、ライトタイプのウイスキーは一気に人気を得ました。
カティサークの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
バカルディ
快速船『カティサーク号』に由来
マッカラン、グレンロセス
・ティーレースでの快速船
カティサーク号は、お茶を中国から運ぶティー・クリッパー・レースで大活躍し、世界最速の船として快速ぶりを発揮していた。歴史的で冒険心に富んだイメージにピッタリだったカティサーク号は、まさに彼らが目指す新しいウイスキーの名にぴったりだったのである。CUTTY SARKとはスコットランドの古語ゲール語で「短いシミーズ」の意味。
シーバスリーガルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ペルノリカール
2代目経営者ジェームス・シーバスに由来
1843年、英国王室御用達に由来
ストラスアイラ
※アルティスにはロングモーン、トーモア、アルタベーン、ブレイヴァルも
・王室御用達
リーガルは「正式の」という意味。王室御用達。
ロイヤルサルート21年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ペルノリカール
1953年に行われた英国女王エリザベス2世の戴冠式で放たれた、英国王室への敬意を表する21回の皇礼砲(ローヤルサルート)に由来します。
ストラスアイラ、ロングモーン(ブルー)
・青・緑・白はブレンド・ブレンデッドモルト・ブレンデッドグレーン(サファイア・エメラルド・雪世界)
・赤・青・緑はエリザベス2世の戴冠式に使われた王冠の宝石の色(ルビー・サファイア・エメラルド)
左上から右下に向かって斜めに走る帯状のデザインと、中央のダイヤモンドフォルムはローヤルファミリーが纏うサッシュと勲章を誇り高く表現しています。
内側には、かつてロンドン塔に600年以上も存在した「王立動物園」をモチーフに、カラフルでウィットに富んだイラストレーションが大胆に施されています。 当時、「王立動物園」には、英国王室に捧げられた60種以上にも及ぶ動物が集められ、真に王室権威の象徴の一つでした。
「ローヤルサルート21年 シグネチャーブレンド」はエリザベス2世の王冠のサファイアを象徴したブルー。「ローヤルサルート21年 モルトブレンド」は王冠のエメラルドを象徴するグリーン。「ローヤルサルート21年 ブレンデッドグレーン」は冬の雪景色を現代的に描いた美しいギフトボックスと、シルバーのコルクストッパーを合わせた真っ白な磁器ボトルが高級感を醸成。
昔は中身が同じで赤・青・緑の三種類があった。エリザベス2世の戴冠式の時に使われた王冠を彩る宝石の色に習っていたとか。
パスポートの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ペルノ・リカール
ボトルデザインが古代ローマの通行証(パスポート)を模したもの
ストラスアイラとグレンキース
※70年代にアルタベーンとブレイヴァル蒸溜所が追加。その後グレンリベット、グレングラント、ロングモーン、キャパドニックも
・輸出前提の軽い味作り
・世界的に見れば売れ筋商品
・ブラジル、インドで好調
1965年にシーバスリーガルのブレンダーであるジミー・ラング氏によって開発。
当初は、グレンキースは「Home of Passport」として宣伝され、蒸留所の入り口に表示されているボトルのラベルを複製したバナーがありました。
89年に引退するまでジミー・ラングはシーバスリーガルのマスターブレンダーを務め、パスポートの作成には大きな役割を果たし(その他、100パイパーズも作り上げ、ロイヤルサルートも担当していたそうです)、パスポートは他の銘柄に比べ、より軽いブレンドにして輸出市場を意識したブレンドになっています。
世界的に見れば2015年には170万本を販売した「売れ筋」で特にブラジルではスコッチとしては2番め、アンゴラ、メキシコ、スペイン、ポルトガル、ポーランド、インド、ロシア、東ヨーロッパ、アラブ首長国連邦などで好調な売上を誇っています。
オールドパーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
152歳まで生きたと言われるイギリスの農夫トーマス・パーにちなむ
クラガンモア
・152歳まで生きた?
・1873年、岩倉具視・欧米使節団
・政治家が愛飲(吉田茂や田中角栄)
ラベルにはルーベンスによる肖像画と彼の生没年がデザイン。実は彼の伝承は、彼の祖父と混同されていて、そんなに長生きではなかったらしいが、今では伝説上の人物として愛されています。
1873年に岩倉具視の欧米使節団が持ち帰ったウイスキーとして知られ、明治天皇に献上された。吉田茂や田中角栄が愛飲したことでも知られている。
その四隅を底面の1つとして斜めに立たせることが出来るようなデザインになっています。これはトーマス・パーがワインを呑む時に四隅の器を愛用したという逸話から生まれたものです。
グランツの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ウイリアム・グラント&サンズ社
創業者の名前に由来
グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ
アイルサベイ
この特徴的な三角形のボトルのそれぞれの面には「火」、「水」、「土」といった意味が込められています。
火・・・石炭による直火焚き
水・・・良質な軟水である仕込み水
土・・・大麦とピート
ホワイトヘザーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ペルノ・リカール
(元・キャンベル社が1950年代初頭に設立した子会社 White Heather Distillers Ltd.(1974年まで))
”白いヒースの花”の意味を持ち、そのヒースがホワイト・ヘザーの味わいの秘訣
アベラワー
ボトルの形状も当時のアベラワーと同様の立方体の形状。アベラワーはフランスで根強い人気を誇るモルト。「ラワー川の落合」の意味を持つ。
・アベラワーの特徴が濃い
・スモーキーでモルティ
・1990-2000年頃終売
樽感は軽めでプレーンなタイプ。グレーンもそれなりに使われているように感じられるが、モルティーさもあって少量加水で程よく伸びる。スモーキーフレーバーが強く香り、ほどよく辛口。
ブランド誕生時作り手であったキャンベル社は、アベラワー蒸留所を所有していたことから、同蒸留所の影響が強くでているブレンドと言われています。
当時のラインナップはデラックス表記のNASと、5年、8年の3種類。1980年代に入ると、デラックス品を10年以上の熟成年数表記とするトレンドをとってか、12年、15年がリリースされたようですが、80年代からのスコッチウイスキー冬の時代の影響を大きく受けたのか、1990年代に入ったあたりで終売になったようです。(2000年代流通があるようで、フランス等欧州で限定的には販売継続していた可能性もアリ。)
香味の変化という点では、1970年代及びそれ以前に流通したホワイトヘザーは、シェリー樽原酒由来と思われるキャラクターが強くでており、リッチで色濃い仕上がりが特徴です。同時期のアベラワーは同様にシェリー樽の効いた構成でしたので、やはり同じ原酒を軸にしているのでしょう。
一方、1980年代にになると上位グレードとの原酒の使い分け、あるいはペルノリカールから他のブレンド向け原酒供給を受けてか、スタンダードクラスからその濃さは消えていくこととなります。
ホワイトヘザー=オールド・アベラワーが軸、という図式からすれば、1980年代流通品は少し寂しい気持ちになる味わいでもあります。しかしそれでも大手メーカーの作。樽感は強くないものの、モルティーなコクが感じられると共に、淡い内陸系のピートフレーバーがホワイトヘザーの名に相応しい。加水しても伸びのある、良質な原酒の一端も感じさせてくれるのです。
スコットランドの民族衣装を着たバグパイパーがかわいらしい『ホワイト・ヘザー バクパイパー』の陶製ボトルは、応接室の飾りや贈り物としても人気があります。
White Heather ホワイトヘザーは、1960年代には、タータン・チェックの外箱に入れられて販売され、ラベルにスコットランドの地図が貼られていて、そこにAberlourがハートで囲まれています。
オールド・マルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ドナルド・フレイザー社(ホワイト&マッカイ社の子会社)
スコットランドのマル島にある古い蒸留所を由来。
ダルモア
・ライトでスモーキー
・ピートと甘い香り
・ホワイト&マッカイのセカンドライン
マル島といえば、シングルモルトのトバモリー蒸留所で有名。しかしキーモルトはダルモア。ラベルにはイギリス国旗が載っている。
ホワイト&マッカイ・ゴールデンブレンドの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ホワイト&マッカイ社
(終売)
創業者ジェームズ・ホワイトとチャールズ・マッカイに由来
ダルモア
薄めたバニラエッセンス、カスタードクリーム、ドライラズベリー。クリーミーな舌触りで、蜂蜜、スパイス、ハーブ。
90年代に流通していた日本市場向けにリリースされていた終売ボトル。
ホワイトアンドマッカイ21年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
エンペラドール
創業者ジェイムズ・ホワイトとチャールズ・マッカイに由来
ダルモア
フェッターケアン、トミントール、ブルックラディ、タムナヴーリン、タリバーディン、アイルオブジュラ
・当時はコニャックの代替品
・後熟を2回行う
当時はコニャックの代替品として売られていたと言われています。熟成年数の引き上げです!本来12年表記だった熟成年数を13年表記に引き上げたのです!「プラス1歩の前進」「成長」という意味も込めているんだとか。熟成の際に後熟を二回行う方法。後熟のパイオニアと呼ばれるグレンモーレンジィですら一度しか行ってない事からも、そのオリジナリティが伝わる事でしょう。
ウイスキー|シングルモルトウイスキーの特徴
ラガヴーリン16年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
「湿地の中の粉挽き小山」もしくは「水車のある窪地(ゲール語)」に由来
34〜38ppm
ポートエレン製麦所
・カリラと同じ麦芽、イースト菌
・カリラはドライでライト、ラガヴーリンはリッチでコク
地元の島民にも古くから愛されるウイスキーでラフロイグとボウモアに抜かれるまではアイラ島で最も飲まれていたウイスキーでした。
ウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏が出版した「モルトウイスキー・コンパニオン」にてラガヴーリンのことを「アイラの巨人」、「まるでラプサンスーチョンのようにスモーキー」と絶賛。モルトミルの(架空の)樽が、映画監督のケンローチのコメディ、「The Angel’s Share」で中心的な役割を果たしました。(五代目のオーナー、Peter J. Mackieがラフロイグを失った為、ラガヴーリンにモルトミルというラフロイグのレプリカ蒸溜所を建設しました。しかしラフロイグの特徴を得ることはできなかったと言われています。)
ボウモア12年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ビームサントリー
「大きな岩礁」の意味
シングルモルトスコッチウイスキー
25-30ppm(ニューメイクのフェノール値は8-10ppm程度)
「アイラモルトの女王」「フロアモルティング」1779年から稼働。アイラ島で唯一エリザベス2世女王が訪問した由緒正しき蒸溜所。ビームサントリー社が保有する蒸溜所の中で、スモーキーなもの4つを「スモーキー4」と呼んで売り出しています。それは「ラフロイグ」「ボウモア」「アードモア」「カネマラ」です。一時イギリス空軍水上機部隊の司令部が置かれていた。1989年、サントリーの参入前は、経営が悪化し過ぎており蒸溜所はあるもののしっかりと稼働できずにいて、熟成用の樽も古いものを再利用していました。この悪化した状況に資本参入したサントリーが経営の建て直しを実施し、現在の行き届いた設備に改善したと言われています。
ドライなスモーキー感と柔らかなフルーティー感の調和が見事。
ボウモア18年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ビームサントリー
「大きな岩礁」の意味
シングルモルトスコッチウイスキー
25-30ppm(ニューメイクのフェノール値は8-10ppm程度)
「ボウモア」の特長であるシェリー樽に由来するスウィート感が際立つ。
キルホーマン・シングルバーボンバレルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
キルホーマン蒸留所
キルホーマン教会に由来。(キル=聖人の意、ホーマン=688年の人名)アイラ島の西側に、そのキルホーマンの教会の跡地があります。
シングルモルトスコッチウイスキー
50ppm
アイラ島で唯一、大麦の栽培から瓶詰めまでのウイスキー作りの全工程を自社で行っています。キルホーマン蒸留所はアイラ島の蒸留所の中で一番内陸にあります。使用する大麦の約25%が自社栽培のもので、あとはポートエレン製麦所から購入したものです。自社栽培の大麦に対して伝統的なフロアモルティングを行っている。
マキヤーベイ バーボンは…
バーボン樽は苦手だがピートと混ざると飲める。繊細なピート、焦げた樽、水々しいスイカ、微かにレモン>ピートとトーストの余韻
マッカラン12年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
エドリントン
「肥沃な土地」を意味する「マグ」と、スコットランドでキリスト教を広めた修道士「エラン」に由来
シングルモルトスコッチウイスキー
スペイサイド
政府認定蒸留所第二号。起業当初はグレンリベットの名前の栄光にあやかり「マッカラン・グレンリベット」を名乗っていました。「シングルモルトのロールスロイス」と評される。最小級の蒸留器を使用。自社で樽を生産する。スパニッシュオークへのこだわりが強いとか。(本来シェリー樽はアメリカンオークを使用されているはず)サントリーがエドリントンに10%出資中。
・
バニラジンジャー、焦げた肉
ウイスキー|バーボンの特徴
ジャックダニエルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ブラウン=フォーマン社
創業者「ジャスパー・ニュートン“ジャック”ダニエル氏」に由来
テネシーウイスキー
・コーンの比率が80%と高い
・7番目のレシピ、愛人の数
・1904年にセントルイス万国博覧会において、世界最高のウイスキーとして金賞を受賞
ジャック ダニエルをジャック ダニエル足らしめている要素のひとつに、前述したチャコール・メローイング製法が挙げられます。これはサトウカエデの木炭でウイスキーをろ過する伝統製法です。
鉄分を一切含まないケーヴ・スプリングの湧水、樽職人が一つひとつ手づくりするホワイトオーク樽での熟成、マスターディスティラーの「経験」を頼りにした選別法……。すべてが当時のままの製法で行われています。
ロック・ミュージシャンに愛飲者が多い。ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュは一時期、ボトルを常に持ち歩くほどのヘビー・ドランカーであり、モーターヘッドのレミー・キルミスターは『コーラのジャックダニエル割り』を愛飲していると言われる。元ヴァン・ヘイレンのマイケル・アンソニーは、ボディにジャックダニエルのラベルを描いたエレクトリックベースをライヴでよく使用していた。高見沢俊彦もボトルを模したギターをESPに特注している。一方、桜井賢はレミー・マルタン柄のベースを所有している。
2009年にはサントリーのキャンペーンで、ラベルを描いたギター(ESP製)がプレゼントされるというものがあった。ただしセミアコタイプで、高見沢のものとは別物である。
角型のボトルにブラックラベルというイメージは、「ジャック ダニエル」の最も代表的な銘柄である「ブラック(Old No.7)」によるもの。『JACK DANIEL’S』というロゴのすぐ下に、強調デザインをあしらったロゴマークのように『Old No.7』と記されているのは、それが昔ながらの正式な銘柄だからである。
この銘柄が世に知られるようになったのは、1904年にセントルイス万国博覧会において、世界最高のウイスキーとして金賞を受賞したことがきっかけだった。
では、なぜ“No.7”なのだろうか?「銘柄の由来には諸説あります。“7番目のレシピだったから”とか、“7人の愛人がいたから”とか。余談になりますが、創業者のジャックことジャスパー・ニュートン・ダニエルは、かなりのプレイボーイだったらしく、生涯独身を貫いた人でした。結論としては、“7”という数字の由来として明確な答えはありません。そこは関係者であっても誰も知らないミステリアスな部分なんですよ」(奥村さん)
“マッシュビル”という穀物の比率。80%がトウモロコシ、ほかに、ライ麦が8%、モルト(大麦麦芽)が12%という比率で構成されています。普通のバーボンなどは72~77%程度のトウモロコシ比率で仕上げるんですけれども、トウモロコシの比率が高いと甘味が増すんですね」
ジム・ビームの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ビーム サントリー
創業者ジェイコブ・ビームに由来
バーボンウイスキー
・世界ナンバーワンバーボン
・4つのスモールバッチ
世界売上NO1バーボン。祖国のドイツで学んだ蒸留の技術で、この上質な水を利用した蒸留酒の製造を思いつきました。そして、彼は、1795年に最初のウイスキー樽を発売しました。これが、酒造メーカービーム社によるジムビーム ウイスキーの歴史の始まりです。その製法は社内だけに伝わる門外不出の秘伝のレシピ。ジム・ビームはまた、4種類のプレミアム・スモール・バッチ・バーボンを製造している:「ノブ・クリーク」、「ベイシル・ヘイディン」、「ベイカーズ」、そしてブッカー・ノーに因んで名づけられた「ブッカーズ」である。
IWハーパーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
創業者アイザック・ウォルフ・バーンハイム(Isaac Wolfe Bernheim)と親友であったフランク・ハーパーに由来。
バーボン
・ニューオリンズの万博で金賞
・世界の博覧会で5つの金メダル
・2010年にハーパーの缶入りハイボールがコンビニで販売
1885年にニューオーリンズでおこなわれた万国博覧会で金賞を受賞。世界の博覧会で5つのゴールドメダルを獲得し、これらのメダルはボトルのゴールドラベルに印刷。2010年秋にはハーパーを使った缶入りハイボールをコンビニエンスストア限定で販売
ワイルドターキーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
カンパリ
七面鳥ハンティング仲間にバーボンをふるまった事が由来
バーボン
・コーンの量が業界最低レベル
・アイゼンハワー大統領、ルーズベルト大統領に愛される
・1971年まではJTSブラウン蒸留所の原酒を購入しブレンドしていた
ワイルドターキーの素材となる穀物の構成比率(マッシュビル)のレシピは公開されていない。原材料について、蒸留所の最高責任者のジミー・ラッセルは「全てのバーボンの中でトウモロコシの使用量が最も低く、ライ麦と大麦麦芽を多く使用している」と語り、その理由についてウイスキーに香味と風味を与えるためだと述べた。
法律で定められているバーボン・ウイスキーの蒸留時のアルコール度数は80度以下であるが、ワイルドターキーは60度から65度と低めの度数で蒸留される。
熟成時のアルコール度数は54度から55度となり、ボトリング(瓶詰)でも低めの度数が保たれる。このため加水量を少なく抑えることができ、フレーバーや風味を損なうことなく、原酒に近い味わいを残している。豊かな風味と他のバーボンには無いコクの強さが特筆される。
完成後、万一のトラブルに備えるため、全てのワイルドターキーのサンプルがオースティン・ニコルズ社で2年間保存される。
ラベルに描かれた七面鳥のイラストも、ワイルドターキーの特徴の一つである。かつてラベルの七面鳥は正面を向いていたが、1999年より横を向いたイラストに変更された。理由は明らかではないが、一説には正面を向いた七面鳥の目が怖いという意見があったために変更されたという。
1893年にはシカゴで開催されたワールド・フェアで「ケンタッキーを代表するバーボンウィスキー」に選ばれ全米にオースティン・ニコルズ社の名を知らしめる事となる。
ワイルド・ターキーには逸話が多く、アイゼンハワー大統領の他にも、クーリッジ大統領はいつも机の引き出しに1本入れていた、ルーズベルト大統領は食前にいつも楽しんでいた、たくさんの話が残されています。
蒸溜所の話をしますと、1971年までは、オースチン・ニコルス社(ワイルド・ターキーの社名)は蒸留所を持っていませんでした。では、どうやってバーボンを生産していたかと言いますと、原酒をJTSブラウンから購入してブレンドしていたわけです。この年に、ケンタッキー州のローレンスバーグの古い蒸留所を買収して、自社で蒸留から熟成まで行えるようになったわけです。
アーリータイムスの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ブラウン=フォーマン社
蒸留所の名前
(最初に蒸留製造されたのは、1860年にアーリータイムズ・ステーションと呼ばれる村。村名をブランド名に冠するようになりますが、その後に同州のルイヴィルという街に蒸留所を移転。)
バーボンウイスキー
・昔ながらの製法
・薬用ウイスキーとして
・毎年5月、チャーチルダウンズ競馬場で開催される「ケンタッキーダービー」でこのウイスキーを使ったミントジュレップが振舞われる
”Early Times Method”(昔ながらの製法)でウイスキーを造るという信念の元、アーリータイムズ蒸溜所と名付けられた。また、アーリータイムズには「開拓時代」という意味もあり、創業当時のフロンティアスピリッツへの思いも込められている。
従業員であったサールズ・ルイス・ガスリーがブランドを守るべく意を決して私財を投げ打ってアーリータイムズの商標権、在庫を買い取り、秘密の倉庫にウイスキーを隠すことで、伝統を途切れさせなかった。
その後、医師が処方する薬用ウイスキーとして認可されたことで、例外的に広く飲まれるようになり、アメリカ国内でも有数の販売数を誇るバーボンウイスキーとなった。再利用の焦がしオーク樽(チャード・オーク)で熟成したウイスキーが20%を占め、現在はバーボンではなく、ケンタッキー・ウイスキーとして販売されている。
逆に国外マーケットで販売されている輸出向けアーリー・タイムズは、焦がしオークの新樽で完熟され、アルコール度数(Abv.)40%の本物のバーボンである。
もうひとつ、アーリータイムズを世界的に有名にしているのが、ルイヴィル郊外チャーチルダウンズ競馬場で開催される「ケンタッキーダービー」です。1875年にはじまったこのレースは、毎年5月の第一土曜日に行われ、アメリカ人にとっては欠かせない国民的ビッグイベント。このダービーで振る舞われるのが、アーリータイムズを使ったアメリカ南部発祥のカクテル「ミントジュレップ」です。
メーカーズマーク46の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
—
maker’s mark = 製造者の印
かつてヨーロッパで国王の許可を得た業者だけに許されていて、製造者名を示すとともに品質を保証していた。これをそのままブランド名とした。サミュエル家の6代目の妻がつけたと言われている。
錫細工に造形の深かった彼女の口癖は「錫細工職人たちは(makers)は自分が納得のいく作品にしか刻印(mark)しない」
また、18世紀の高級コニャックが色彩豊かな封蝋で封印されていた事を知っていた彼女は赤い蝋でメーカーズマークを封印する事を思いつきます。
「46」は、後熟に使われる“インナーステイブ”のオーダー番号※に由来しています。
※インナーステイブ”の焦がし具合を指定するために樽メーカーに伝える番号のこと。
バーボン
原料にライ麦の代わりに冬小麦という甘口の麦を使っている。
46ではバーボン樽で最低でも6年の原酒熟成樽が使われます。その後、原酒を別の樽に移して樽に焦がしたフレンチオークの側板を10枚沈め、さらに冬に約3ヵ月の熟成後、目指す味わいに仕上がったとされた時点でボトリングされます。 この側板を10枚沈める工程が「インナーステイブ製法(インナースティーブ)」と呼ばれます。このとき、側板の焦がし具合を指定するために伝えるオーダー番号が「46」で、この数字に由来しているのだとか。
インナースティーブは「樽の中にオーク材を入れて樽香を強める」目的で行われますが、過去にはスコッチで問題となったことがあります。イギリスで2009年にコンパス・ボックス社の「ザ・スパイスツリー」というスコッチがインナースティーブで生産されましたが、スコッチウイスキー協会(SWA)から「待った!」がかかります。「樽の中に原酒以外のものを入れてはいけない」ということで、販売を差し止められることに。その後、EUでは2006年10月にインナーステイブは認められています。
星マークは、現在の蒸溜所がある場所に元々あった、スターヒルファームという農園が由来になっています。
そして星の指輪のようですが、途切れ途切れになっている円線は一族の歴史を表しているというのが、諸説ある中、有力な説となっています。
4つの途切れ目は、バーボンの生産が止まっていた時期を表しているという説もあり「南北戦争」「禁酒法時代」「第一次世界大戦」「第二次世界大戦」という苦難の時代を物語っているのではないかと言われています。
そして「S」はサミュエル家の頭文字、「Ⅳ」は本格的なウイスキー事業を始めた3代目テーラーからメーカーズマークを生み出した6代目ビルまで、4代続いた事を示しています。
他のバーボンは「WHISKEY」と綴ります。しかしメーカーズマークには「E」が入っていませんが、誤りではありません。これはサミュエル家の先祖がスコットランド系移民であったため、と言われています。
ブラントンの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サゼラック社
バッファロートレース蒸溜所(2000年以前はエンシェントエイジ蒸溜所と呼ばれていました。)
エンシェントエイジ社のディスティラリーに40年間勤め「ディーン・オブ・ケンタッキー=ケンタッキーの長老」と呼ばれたバーボンづくりの名人、アルバート・ブラントン大佐の名をとって生まれた。そして、大佐のバーボンづくりの技法を身体にしみ込ませた愛弟子、エルマー・T・リーによって世に出されたのである
シングルバレルバーボン
8年前後の熟成
1984年、ケンタッキーの州都フランクフォート市の市制200年を記念して誕生した。ウェスタンカルチャーを生み出した開拓者たちに心から敬意をこめて、ケンタッキーダービーのダービー馬と騎手をキャップに冠した八面体のボトルに入れられている。
厳しい判定を通った樽だけが、AからZまであるウェアハウスのH倉庫に移され、再び熟成の時を待つ。ブラントンがH倉庫のみで貯蔵される理由は、「芸術はデータに置き換えられるものではなく、そしてそれは、今まさに神の手に再び委ねられているから。」
Hだけが木造ではなく屋根や外壁が一部金属で作られていて、室内温度が屋外とあまり変わらなくなる(むしろより温度差が大きくなる)。これによってさらに熟成が進むため、とする明確な理由があるようです。
選ばれた原酒はマイナス1度まで冷却され、16枚の特殊フィルターでろ過されボトルに詰められる。
ブッカーズの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ビーム・サントリー
ビーム家(ジムビームの会社)の6代目ブレンダーであるブッカー・ノー氏の名前から。
カスクストレングスバーボン
8年前後の熟成
加水、濾過なし
ジムビームの最上級ボトル。
1987年発リリースの際には蒸溜所のスタッフたちで写真を撮り、「このブッカーズが気に入らなかったら送り返してくれ。おれたちが飲むから」というコピーを入れた宣伝用のポスターを作りました。
ウッドフォードリザーブの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ブラウンフォーマン
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トウモロコシ72%、ライ麦18%、大麦麦芽10%。
管理や手間がかかる木桶の発酵槽での発酵。通常のアメリカンウイスキー(バーボン含む)がコラムスティルを使用して蒸溜するのに対し、伝統的な銅製ポットスティル(単式蒸溜器)を使用して蒸溜を行う。ウッドフォードリザーブの場合、スコッチと違い、3基のバルジ型ポットスティルを使用し、アルコール度数79%まで上げてゆく。
りんごやチェリーといったフレッシュでフルーティな香りです。味わいは、はちみつやビターチョコのような味わいで、非常になめらかで優しい口あたり
ケンタッキーダービーのオフィシャルバーボン。観戦の際には伝統があり、出走馬が入場する際にはミントジュレップを飲み「ケンタッキーの我が家」を観客全員で歌うのが習わしとなっています。
バーボンとして現存する最古の蒸留所のひとつと言われている。ウッドフォードリザーブ蒸留所はアメリカ合衆国国家歴史登録財およびアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されている。
ウイスキー|カナディアンの特徴
カナディアンクラブの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ビームサントリー
元々あったクラブ・ウイスキーの産地を明確にする為(余計に売れる事となる)
カナディアンウイスキー
・禁酒法時代に密輸入
・アメリカのクラブで流行
アメリカの上流階級の社交場「ジェントルメンズ・クラブ」などで、大変もてはやされました。“クラブ”という名前も、ここからとってウォーカー自ら付けたもの。彼は、ウイスキーの名前には地名や人名をつけるのが一般的だった時代に、ブランディングもかなり重要視するという、今風のビジネスマンだったようです。禁酒法下で、皮肉にもより評価を高めたのが高品質な「C.C.」でした。しかも1933年の禁酒法撤廃後、不足する酒市場に貢献したのも「C.C.」を中心としたカナディアンウイスキーでした。“カナダはアメリカの酒庫”と呼ばれましたが、ウィンザーで創業したハイラム・ウォーカーの先見の明は、世界のウイスキー史においても特筆すべきものといえます。
クラウンロイヤルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
ギムリ蒸溜所
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カナディアンウイスキー
・英ジョージ6世夫妻へ
・1割ローゼスが入っている
1939年にイギリス国王ジョージ6世夫妻がカナダを初めて公式に訪問するという機会が訪れた際、シーグラム社が献上酒として作ったのが、「クラウンローヤル」の原型。ラ・サール蒸溜所で約600種類ものブレンドの試作品を作り、厳選を重ねたという逸話も残っています。
ボトルを採用していますが、これは英国王の王冠(クラウン)を模しているためです。ラベルやキャップのデザインも国王の王冠がモチーフとされています。カナダは立憲君主制で、国家元首はイギリス国王です。ラベルに描かれた王冠は英王室から勅許状を授かったことの証であり、非常に名誉なことだったのです。
ギムリ蒸溜所で蒸留。製造法はカナディアンウイスキーの王道である、トウモロコシを主原料としたベースウイスキーにライ麦を主原料としたフレーバリングウイスキーのブレンド。 そこに隠し味として約1割程度、バーボンがブレンドされているというのも知る人ぞ知るお話。それは4つの薔薇で有名な「フォアローゼス」。 もともと、親会社が一緒だったという理由があるようです。
でも、バーボンを混ぜてもちゃんとカナディアンウイスキーを名乗れるの?という疑問を持った方、大丈夫です。カナディアンウイスキーでは「熟成年数やほかの条件を満たしていれば、内容の9.09%まではどんな原酒をブレンドしてもいい」という条件があります。
キャプテンズ・テーブルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
マッギネス蒸留会社
その規模は、ハイラム・ウォーカー、シーグラムに次いでカナダ第3位です。
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カナディアンウイスキー
ノヴァ・スコシア工場でフレーバリングを造り、トロント工場とサスカチュワン工場でベースを造っています。
キャプテンズテーブルは、1950年代にはすでに発売されていました。航海中の船がどんなに揺れても倒れないという安定感のあるボトルデザイン。いかにも、「船長のテーブル」というネーミングにふさわしい。ネック・シールには船長の袖章をあしらう小気味よさ。
オーダーオブメリットの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
シェンレー
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カナディアンウイスキー
工場はケベック州バレーフィールド
(以下真偽不明)カナディアン・ロッキー産のオーク樽で熟成。シェンレー O・F・Cはオールド・フレンチ・カナディアンの略。コニャック造りの伝統を加味したことを表している。ライ麦の使用比率を抑え、4回蒸留8年熟成。シェンレー オーダー・オブ・メリットはライ麦の使用量を抑え、15年の長期熟成。
カナディアンカンパニーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ナイアガラ瀑布近くにある蒸留業者(ブランデー生産でも有名な業者だとか)
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カナディアンウイスキー
外資を導入している蒸留業者が多いカナダで、同社は、カナダ資本100%で通しています。それが「カナディアン・カンパニー」というウイスキー名にも現れている?
ギブソンゴールデンウェディングの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
カナディアン・シェンレー・ディスティラーズ社及びカナディアン・ギブソン・ディスティラーズ社→恐らく今はサゼラック社
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カナディアンウイスキー
工場はハリファックス、モントリオールなどにある。
とうもろこし主体のベース・ウイスキーに、ライ麦主体のフレーバリング・ウイスキーをブレンドした「金婚式」の意味をもつウイスキー。もちろん、結婚式で人気のウイスキー。日本では、もう販売していないがカナダではまだ製造、販売していて、根強い人気があるウイスキー。
ブラックベルベットの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
オンタリオ州トロントに建てられたギルビー社。パリサー社とは同じギルビー社なので姉妹関係。1960年代にカナダ西部のアルバータ州に蒸留所を建設した。(閉鎖済)
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トウモロコシ原料のウイスキーとライ麦原料のウイスキーを別々に製造し、それを6年熟成してブレンドしたもの。
(のちに五年以上の熟成ものに変わるのと、フレーバリングとベ-スの両ウイスキーを最初からブレンドして熟成したしたものに変わる。)
1951年に同社の第一号製品として発売。1970年にアメリカに初輸出、1982年に日本に初輸出。1992年にラベル変更。レッド・ヴェルヴェット(4年熟成の普及品)の上級品だったのが、このブラック・ヴェルヴェット。
ブランデー|特徴・等級
コントの数え方は
樽詰後…
4月1日〜3月末日迄|コント0
次の4月1日|コント1
コント2以上になるとコニャックとして販売できる。
※アルマニャックの周期は1ヵ月ずれており、5/1~翌年4月末日が周期となります。
各等級の最低熟成年数を答えよ
簡単にランクの推移を見てみましょう。下に行くほど高ランクになります。
スリースター
コント2
V.S. [Very Special] コント2
V.S.O.P. [Very Superior Old Pale] コント4(平均熟成年数5~10年)
ナポレオン
コント6(平均熟成年数5~12年)
X.O. [Extra Old] コント10(平均熟成年数20~30年)
Hors d’âgeやExtraなど
コント10以上(一般的にXOよりクオリティが高いとされるもの)
X.X.O[Extra Extra Old] コント14
※ 2018年4月1日からコニャックにおけるXOの熟成年数基準が変更されました。
2018年3月以前に出荷されたコニャックXOの最低熟成年数はコント6でOKですが、2018年4月1日以降に出荷されるコニャックXOの最低熟成年数は10年目以降(コント10以上)となります。
2005年に決定したこの新基準は、元々は2016年4月に実施される予定でしたが、各メーカーに新基準適用のバッファを設ける為、2011年の修正案により2年延期され2018年4月1日実施に変更されました。
ちなみに「ナポレオン」はそのままコント6以上です。それにより、これまでほぼ同等だったXOとナポレオンですが、XOの方が大幅に熟成年数基準が上回ることになります。
以下企業の所有する自社畑・葡萄品種を答えよ
自社畑
→ボルドリ
(おそらく他の土地も?)
葡萄品種
→ユニ・ブラン、フォル・ブランシュ、コロンバール
※イルドレがボア・ゾルディネール産の葡萄を使用しているが「カミュはレ島に3,000haのぶどう畑を確保し…」と表現されている事から、自社畑と判断するには早計か。
自社畑
→グラン、プティット
葡萄品種
→ユニ・ブラン中心
(フォル・ブランシュ、コロンバールも僅かに)
自社畑
→グラン、プティット、ボルドリ、ファンボア
葡萄品種
→ユニ・ブランにこだわる
自社畑
→グランド・プティット・ボルドリ・ファンボア(恐らく)
葡萄品種
→ほぼユニ・ブラン
自社畑
→ボルドリの60%の畑を所有(詳細不明)
葡萄品種
→詳細不明
カミュブックボトルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
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創業者「ジャン・バティスト・カミュ」に由来
コニャック
(ネゴシアン・プロプリエテール)
ボルドリに180haを保有(東京ドーム38個分)
・日本人に最も合うブランデー
・中身はナポレオン(最低7年)
・ロシア皇帝ニコライ2世の御用達
優しい味わいから「日本人の舌に最も合うブランデー」と称されています。優しい味わいから「日本人の舌に最も合うブランデー」と称されています。粘土質の土壌によりグランドシャンパーニュ産のブドウよりもまろやかになる傾向があります。コニャックそしてコニャックのクリュの中でも最も日照時間が長いのも特徴です。ベータカロテンが多く含まれるブドウに育ち、ボルドリ特有のフローラルな香りの要素となります。また、1910年にはロシア皇帝ニコライ2世の宮廷御用達になっています。
ロゴは十字架がモデルです。諸説ありますが、カミュの貯蔵庫の鍵の形がこの三つ葉十字架を連想させるものだったとの話が有名です。
リモージュ焼とタッグを組んだブックシリーズは1900年代後半から現在に至るまでカミュの代名詞的な存在としても語られている。中味のコニャックはナポレオンクラスのコニャック。
・ランクとしてのナポレオンとは
ブランデーのランクに「ナポレオン」という名前がなぜ付いたかには諸説あります。一説ではフランスの皇帝ナポレオンの長男が1811年に誕生して、その年のブドウがかなり豊作であったことから、その年のブランデーに「ナポレオン」と名付けたのが始まりとされている説が有力です。
フランスのリモージュ焼きとは
フランスヌーヴェル=アキテーヌ地域圏のリモージュとその周辺で生産される磁器の総称。素材はカオリン・長石・石英・ペグマタイト。白色薄手の素地に釉を、その上に「落着いた上絵」を描いたものが特色とされる。素焼きに絵付けをして焼くのではなく、白い生地に絵付けしてからさらに焼き付けるという手法はリモージュでは19世紀後半から行われている
・カミュとアイリッシュウイスキー
カミュ社のコニャック樽を使ってフィニッシュさせたアイリッシュウイスキー「ランベイ」が存在する。
ランベイ島を所有し、その名にちなんだウイスキーをリリースするベアリング家は1762年にイギリス最古の銀行であるベアリングス銀行を創業し、家族経営していた所謂財閥で、多くの爵位を持つイギリスの貴族です。有名処ではロスチャイルド家と並ぶといわれています。現在は銀行業から離れ、ランベイ・イニシアチブという会社で自然保護や伝統保護を主としたさまざまなビジネスを手掛けているそうです。
そんなベアリング家と家族ぐるみで仲がよかったのがあのカミュ家。
そしてカミュとベアリング家が協力関係を結び設立したブランドがこのランベイウイスキーでした。両家は豊かな自然への愛と人生を豊かにすることを目的に共感。
アイリッシュウイスキーの製法とカミュのコニャック熟成補法を結び付けて特別なアイリッシュウイスキーを生み出そうと合意に至ったそうです。
ヘネシーvsopの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
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創業者「リチャード・ヘネシー」に由来
斧を持つ腕のロゴ
熟成:5年以上(コント4以上(平均熟成年数7~10年))
ネゴシアン・プロプリエテール
「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリ」「ファン・ボア」
格付けシステムを考案したこと。イギリス国王「ジョージ4世」にブランデーを献上
→国王が「Very Superior Old Pale」つまり非常に優れていて、古くて、澄んでいるコニャックが醸造できないかと尋ねたことから「V.S.O.P」という格付けが誕生する
ヘネシーXOの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
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創業者「リチャード・ヘネシー」に由来
熟成:(コント10以上)
ネゴシアン・プロプリエテール
「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリ」「ファン・ボア」
格付けシステムを考案
カミュ・ジョセフィーヌの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
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ナポレオンの最初の妻の名前に由来。
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ナポレオンの対になるボトル。女性向けのコニャック。世界的に高い人気を誇っているアルフォンス・ミュシャの1899年に発表された四連作を起用しています。
カミュのロゴは貯蔵庫の鍵の形を模した、先端に三つ葉が付いた十字架と言われています。
カミュ・ジャズの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
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1990年代から、空港の免税店限定で発売されていたボトル。蒸留直後のブランデーの味わいを感じてほしいという想いで、あえて熟成をさせていない原酒を使用しているクールジャズ(フレンチスピリッツ)というボトルも存在するとか。
カミュ・バカラの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
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本店。どのバカラか不明(ジュビリー?キュベ?トラディション?)
キュベとは
フランス語で「発酵槽を意味するキューヴ(cuve)」から派生した言葉。様々な意味合いがあるが、最も一般的な意味としては「生産者や販売者が、独自に選別し樽詰/瓶詰したワイン・ブランデーのこと」
レミーマルタン・ルイ13世の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
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「レミーマルタン」という社名は創業者の名前に由来
「最高位のコニャックである」という意味で、レミーマルタン創業当時のフランス国王であったルイ13世の名が冠せられました。
ネゴシアンプロプリエテール
グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュ
ケンタウロスのロゴ。
本店。どのルイ13世か不明(レギュラー?ブラックパール?ベリーオールド?レアカスク?ダイヤモンド・リミテッドエディション?サルマナザール?)
ルイ13世に使われるぶどうは樹齢100年を超えた木から採れるものが使われます。
そのぶどうから作られた蒸留酒を40年~100年かけて熟成させることで、ようやくルイ13世に使うためのオー・ド・ヴィーが出来ます。バカラ製のクリスタルボトルに詰められて世に出ます
レイナル・ナポレオンの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
レイナル社
ジャーディンW&Sとは?
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フレンチブランデー(AOC規格外)
ネゴシアン
・フレンチブランデー
・軽快な味わい
編集中
チェリーブランデーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
モンデ酒造
ワインブランド「モロゾフ」にちなんだモロゾフ酒造からモンデ酒造に変更。の社名の由来は、上記「モンドセレクション(MONDESELECTION)」における金賞受賞に因んでいる。
モンド(MONDE:フランス読みモンド、日本読みモンデ)は、フランス語で「世界」、ラテン語で「宇宙」という意味で、世界または宇宙規模のワイン・洋酒を造る精神が社名となったものである。
—
山梨県の酒造。昭和33年1月にリキュール類の製造販売を開始し、昭和42年パリで行われた国際食品品評会「モンドセレクション(MONDE SELECTION)」において、当社の玉露リキュールが金賞、チェリーブランデーが銀賞をそれぞれ受賞する。
ミュアヘッズ・ブルーシールの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ピカール社?
MUIRHEAD’Sはスコットランド・ハイランド地方の氏族で、スコットランド・ゲール地区で最も高い場所に位置しているという意味
詳細不明。
ハイランドモルト
ミュアヘッズ(Muirhead’s)はエジンバラのウイスキーとワインを商うチャールズ・ミュアヘッド&サンズによって作られたブレンデッドウイスキーの銘柄。1920年代にハイランドクイーンをを擁するマクドナルドアンドミューア社(現在のグレンモーレンジ)に買収されて、以降はミュアヘッズブルーシールに加え、ゴールドラベル、シルバーラベルなども製造するようになりました。
そして2008年にミュアヘッズはハイランドクイーンとともにタリバーダイン蒸留所のオーナーであるピカールワインの傘下にはいって、現在ではミュアヘッズはブルーシールとシルバーシールの2ラインがあって、ブルーシールがブレンデッドウイスキー、シルバーシールがシングルモルト16年というラインナップになっています。(シルバーシールにはハイランドモルトが使用されているとのこと)
今でもブランドとしてのミュアヘッズは、スコットランドのミュアヘッド一族と密接な関係を維持しています。
サンディ・マクドナルドの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
サンディ・マックの創業者アレクサンダー・マクドナルドは貴族ぶらない気さくな人柄で、まわりから「サンディ」あるいは「マック」と呼ばれており、その名前がウイスキーの品名になりました。
不明。
内陸系中心のブレンデッドとする説も
終売済。
かつては独立したブランド
→マクドナルド社と合併
→DCL(現ディアジオ)傘下
→1990年代以降に終売
※合併前のグリーンリース・ブラザーズ社ではオールド・パーを作っていた為、ボトルがオールド・パーに似ている。
マクドナルド社における1980年代の各ブランド位置づけ
→クレイモア≦サンディマクドナルド<オールドパー<プレジデント
ラベルの肖像画は創業者のもの。
プレジデントの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
マクドナルド・グリンリース社(後にディアジオ傘下)
詳細不明
クラガンモア、グレンダラン
オールドパーの上級品。
年代別の見分け方。
1960年代|デラックス表記でノンエイジ。正面ラベル下部の線無し
1970年代〜1980年代|デラックス表記でノンエイジ。金色の線あり
1980年代後半〜|12年表記が入る等の変化。玉付きボトルも。
マンローズ キングオブキングスの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ジェームズ・マンロー社
※マクドナルド・グリンリース社の子会社
詳細不明
クラガンモア、グレンダラン
オールドパーの従兄弟的な位置づけ
原酒にもオールド・パーとほとんど同じものが使われている。
インバネスクリーム8年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
—
—
グレンアルビン、グレンモール、ミルバーン
爽やかなピート香と、柔らかい舌触りが特徴
「最高級ホテルのバーにも採用される高品質で、低価格、バーテンダーおすすめの逸品」
ネス湖の近くインバネスの町にあった3つの蒸留所、グレンアルビン、グレンモール、ミルバーンから造り出されたスコッチウイスキーで、グレンドロ・スタンの姉妹品
スコシアロイヤルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
グレンカリトンボンデットウェアハウス社
後に「ロッホ・ローモンド蒸留所会社(Loch Lomond Distillery Co.ltd)」に社名を改めている?
—
グレンスコシア
(ロッホローモンドとリトルミルも?)
1980年代流通の12年は1960年代の古典的なブレンデッドに通じる、ピーティーでコクのある味わい。
1990年前後に流通していたノンエイジ品はピートも軽くパッとしない。
過去に「A.ギリーズ社(A.Gillies & Co)」が所有していたブレンデッド・スコッチ・ウイスキーのブランド名で、同社は1955年から1970年までグレン・スコシア蒸留所のオーナーだったようです。その後、スコシア・ロイヤルは生産中止となりましたが、前述の「グレン・カトリン・ボンデッド・ウェアハウス社(Glen Catrine Bonded Warehouse Co.Ltd)」が1994年にグレン・スコシア蒸留所を買収した際に、スコシア・ロイヤルのブランドも所有することになったそうです。
グレン・カトリン・ボンデッド・ウェアハウス社がスコシア・ロイヤルのブランド名を使用した商品を出すことはありませんでしたが、2012年にインディペンデント・ボトラーとしてオリジナルボトルを販売する際に、このブランド名を復活させたという事です。
「スコシア・ロイヤルシリーズのボトルと、オフィシャルのグレン・スコシアのボトルの形状が同じ理由」は、こういった背景があった。
ブラックプリンスの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
バーンスチュワート社?
「ブラック・プリンス」とは、14世紀のイングランド皇太子ウェールズ公の異名です。
フランスを果敢に攻め、スペインまで遠征した勇者です。甲胄の色が黒かったので、“黒太子”と呼ばれたものです。
グレンスコシアなど?
ローランド・モルトをベースに、ハイランド・モルトだけをブァッティングして、それにグレーン・ウイスキーをブレンドした後、樽でじっくりマリッジさせた逸品です。
ブラックプリンスは1988年(1990年代?)にバーンスチュワート社が商標を買収、それまではグレンスコシアがキーモルトだったようですが、その後ディーンストンやトバモリー等も加わって原酒の安定供給がされるようになったそうです。
当時の洋酒辞典などを開くと、球体のジャグボトル等と合わせてラインナップが掲載されています。
銘柄としてはその前からリリースされており、本ボトルは1980年代後期の流通品、リリース元はバーンスチュワート社とは異なるメーカーとなっています。
ニッカ・セッションの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
スコティッシュモルトとジャパニーズモルトの共演
ベンネヴィス・余市・宮城峡
ほのかに乳酸系の酸を伴う、ケミカル様な香り立ち。プレーン寄りのオーク香と乾いたウッディネスに、微かにドライオレンジ。焦げたようなモルティーさとピート香が混じる。
シーグラム・クレセントの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
キリンシーグラム
直訳すると三日月の意味
モルトとグレーン
日本、アメリカ、イギリスの熟練したブレンダーが結晶させた製品
1981年10月に最高級ウイスキーの位置づけで登場しました。当時5,000円という価格はサントリーローヤルやニッカのキングスランドと同じでした。ひときわまろやかな風味をもつと書かれています。このボトルは1990年頃から登場して2000年代中頃まで生産されていたようです。
ラベルの名称にわざわざ「SUPREME」と明記している?
アンティクァリー12年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
J&Wハーディ社
創業者がウォルター・スコットのファンで、自ら手掛けたブレンデッドに小説の題名をもらって〈アンティクァリー〉と名付けたそうだ。
アンティクァリーはアンティークと似ていて、意味は「好古家」(古美術/古文献の専門家、収集家、骨董好き)だという。
クラガンモアやベンリネス、そしてトマーティンにアイラモルトもブレンドされている
長らく親しまれてきたが1980年代になって生産中止になり、1990年代にトマーティン社がブランドを買い取って復活。
バランタイン・ゴールドシールの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ペルノリカール?
—
アードベッグ・ラフロイグ、アードモア、グレンドロナック・スキャパ、グレンバーギ、インペリアル、ミルトンダフ、バルブレア、プルトニー、グレントファース等?
12年のものとエクストラ表記のものが存在する?
輸入会社はサントリー・アライドライオンズ。元々あったアライドライオンズ社がサントリー合弁会社を設立したもので、1988年~1994年の間の製造でしょうか。
ベンネヴィス10年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
グレートブリテン島最高峰のベン・ネヴィス山(1344m)から
ベンが「山」
ネヴィスが「水(または雪)」
シングルモルトスコッチウイスキー
ハイランド地方
ブレンド先
・インバーロッキーキャッスル
・グレンコー
・ロング・ジョン(現在は使われていないとか)
シロップのようなやや人工的な甘さと南国果実を彷彿とさせるフルーティな味わい
1825年創業。ブレンデッド・スコッチで有名なブランド「ロング・ジョン」(193cm)こと、ジョン・マクドナルド氏によってオープンした蒸留所。
1983年に操業を停止。
その後、1989年にニッカウヰスキーが買収し、1990年9月からニッカさんのもとでモルトウイスキーの生産が再開。(トマーティン(1986年)以来2件目の日系企業に)
ブレンデッド
・ネヴィス・デュー(元ベンネヴィス)
・フォートウィリアム
シングルモルト
・ベンネヴィス10年
ブレンデッドのベンネヴィスには「Ben Nevis」表記のもの「Dew of BEN NEVIS(デューオブベンネヴィス)」表記のもの「Dew of Ben Nevis」表記のものなどがあります。ベンネヴィスが最初に日本に紹介されたのは1976年の巴工業のものかと思います。デューオブベンネヴィスの8年とストーンジャグが最初でした。その後、12年や蒸溜所蔵出しといった製品がリリースされ、現在のネヴィス・デューに名称を変えます。
近年では1996年蒸溜のものがとにかく人気で、数多くリリースされています。キャッチ―なフルーティさが備わっています。
ニッカウヰスキーが買収する以前のベンネヴィスの味わいはかなり博打なイメージです。1966などは有名ですが、樽に支配されているというか、バランスがイマイチといった感じ。スイートさとかすかなスモーキーさはベンネヴィスらしいですが、トロピカルは感じることができず、とにかくドライでヘヴィな印象が残っています。
100パイパーズの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
シーグラム社→ペルノリカール社
「よいスコッチなら一人のバグパイパーの演奏、真のスコッチなら100人のバグパイパーの演奏に相当する」というスコットランドの詩から引用されたという説
かつてのイングランドとの戦争で、先頭に立った100人のバグパイプ演奏者が敵の攻撃を恐れずに勇猛に演奏しながら突き進んだ逸話が由来とする説
ストラスアイラ、グレンキース、グレンリベット、ロングモーン、グレングラントなど
ストラスアイラの甘い香り。リンゴとカラメル。レモン。
北米をターゲットにしたブレンデッドスコッチです。シーバスリーガルの普及品として。それまではシーバスリーガルにロイヤルサルートと、高級品をメインに据えていたシーグラム社の大方針転換とも言えるボトル。1965年に開発、販売されました。
また、当時のグレーンの質も特筆モノです。当時のモルト原酒が存在感を発揮しているだけでなく、それ以上にグレーンも良い味だしてます。ただ最近グレーンとは異なり、コクがあるというんでしょうか、香味でも「この蜂蜜っぽい甘さはグレーンだろうな」という穀物系の香味が混じり、奥行きや複雑さは落ちるものの、全体のバランスを高めてくれています。
プリンスの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
レッドライオンブレンディング社
—
構成原酒不明
プリンスホテル向けブレンデッドウイスキー
熟成年数は飲んだ感じ8年から12年程度か。
グレーン主体に中庸な内陸系モルトの組み合わせというブレンデッドで、目立った個性は感じられないが、奥から開くピーティなフレーバーに原酒の時代を感じる。ハイボールでガシガシ飲みたい。
これは勝手な推測ですが、これらメーカーは特定の蒸留所を傘下としていないだけでなく、DCLなどのスコッチ産業主流派グループに属していたわけでもありませんでした。そのため、ブレンドのキーモルトとなる原酒調達の不確実性を補うため、味にブレの少ない中庸なモルトやグレーンを中核とせざるを得なかったのではと考えています。
プリンススカッチレギュラーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ウィリアム・マクファーレン社
ウィリアム・グラント&サンズ社の関連企業とする噂も。上との違いは不明。
—
モルト、グレーン
ウィリアム・グラント&サンズ社の関連企業とすると、グレンフィディックやバルヴェニー、キニンヴィが望めるか
ほのかに漂うピート香やバニラの甘い香り。口あたりは柔らかく、エレガントな味わい
バルヴェニーダブルウッド12年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ウィリアム・グラント&サンズ社
バルヴェニー蒸溜所はグレンフィディックの敷地内に建てられている
発売期日:2019年12月3日(火)
蒸溜所近隣にある古城「バルヴェニー城」が由来
ゲール語で『山の麓の集落』の意味
バーボン樽で熟成した原酒を更にシェリー樽に入れ替えて熟成
バーボン樽からくる西洋ナシ、オレンジ。バニラ、洋ナシ、青リンゴ。シェリー樽のバランスがよい甘口ウイスキー。
グレンフィディックが一般ウケするブランドなら、バルヴェニーは通好みのブランド。同じニュアンスの要素も持ち合わせているのですが、バルヴェニーはよりリッチで蜂蜜の甘み、ふくよかな麦の味を有しており通好みのブランドとしてモルトファンから高い人気を誇ります。
バルヴェニー蒸溜所はグレンフィディックが建てられた5年後の1892年にウィリアム・グラントによって建てられました。建設当初はグレンフィディックの生産を拡大するため第2工場として建てられたそうです。
バルヴェニーの原料となる大麦、そして酵母はグレンフィディックとまったく同じものが使われています。なお大麦の一部は自家栽培したものも含まれています。
バルヴェニーでは今でも昔ながらのフロアモルティングが行なわれていますが、撹拌作業があまりにも重労働のため、撹拌だけ機械が使われています。
乾燥は最初の20時間スペイサイドのトミントールで採れたピートを焚き、それ以降は無煙炭が使われます。バルヴェニーのキルンはピートと無煙炭の焚き口が分かれているため、熱の使い分けが可能となるのです。
バルヴェニーボールと呼ばれるネックにこぶが付いた独特のスワンネック型のポットスチルで、グレンフィディックのスチルよりも首がやや長いのが特徴です。
以前はラガヴーリン やクラガンモア、グレンアルビンから譲り受けた中古のスチルばかりでしたが2008年に新しいスチルを2基増加し、現在はウォッシュスチル5基・スピリットスチル6基、計11基で稼働しています。
グレンフィディックは敷地内にあるロビーデューの湧水を使用しているのに対し、バルヴェニーはコンヴァル丘陵からの数十の泉の湧水を仕込水に使用しています。
このようにバルヴェニーはグレンフィディックの姉妹ブランドで同じ原料を使っていますが、水源・製造方法の違いにより異なる性質のモルトウイスキーを生み出しているのです。
使用する樽はバーボン樽やシェリー樽のみならず、ワインやポートワイン、カリビアンラムなどに使用した樽など、様々なタイプの樽を組み合わせにより多様なモルトを少量生産しています。
バット69の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
商品化する前の段階で試行錯誤した結果、69番目の樽(バット)で仕込んだウイスキーが一番美味しかったから
ロイヤルロッホナガー
特級
灰を思わせるスモーク、シェリーやカラメルの甘いねっとり感、グレープフルーツのわた、又は皮部分に感じる苦味甘味。
1863年には自身のリキュールとウイスキーブレンドを販売していたウィリアム・サンダーソン氏が1882年に販売を開始したブレンデッドウイスキー。第二次世界大戦中にニクソン大尉が飲んでいた。
クルボアジェ・ナポレオンの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
クルボアジェ
—
ネゴシアン・プロプリエテール
畑|上位4つ
品種|ユニブラン中心
ヘネシーのスパイシーさやレミーマルタンのまろやかさとはまた違った味を楽しむことができるかと思います。XOブランデー入門としてはとてもコスパのよいブランデーです。
XOクラスの最高級コニャックです。「ナポレオン」とはXOの別名でもあります。XOと同様に長期熟成を経たコクのある上質なコニャックで、華やかなコニャックの香り、樽で熟成された香りともにバランスがいいです。使用する樽にもこだわりがあり、リムーザン・トロンセのオーク樽を使用しています。
フランスの皇帝ナポレオン1世が自分好みのブランデーとしてクルボアジェを選んだため、クルボアジェはしばし「ナポレオンのコニャック」と呼ばれています。その後の1869年、今度はナポレオン3世が愛飲する酒となった。
1910年にクルボアジェが初めてコニャックの出来具合に従っていくつかのグレードに分けたコニャックを販売しました。(グレードにより1~4つのダイヤモンドを割り当てた)これは後のコニャックのランクである「VS」「VSOP」「XO」等のカテゴリ分けに大きな影響を与えたとされています。
「クルボアジェ VS」
「クルボアジェ VSOP」
「フィーヌシャンパーニュ」
「クルボアジェ VSOP ルージュ」
「クルボアジェ XO」
「クルボアジェ ナポレオン」
「クルボアジェ エクストラバカンス」
ベンネヴィス12年の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ニッカ
聖なる山
ベンネヴィス
モルト・グレーン
カラメル・バニラ・レーズン・トフィ。
柔らかくマイルドな口当たりのウイスキーづくりを目指している。
アードベッグ・ウィービースティーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ(MHLV)
アードベッグ蒸留所
アードベッグとは「小さい岬」
ウィー・ビースティとは「小さな怪物」
5年熟成
バーボン樽、オロロソシェリー樽
正露丸の香りとレーズンの香り。スモーキーな味わいとレーズンバニラ。レモン。
webサイトにはオリジナルコンテンツが多く置かれている。
I.W.ハーパー・ゴールドメダルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ディアジオ
バーンハイム蒸留所(ルイヴィル)
創設者アイザック・ウォルフ・バーンハイムのイニシャルである「I.W.」と無二の親友フランク・ハーパーの名前を冠した。
※「I.W.バーンハイム」ではなく「I.W.ハーパー」という名称となった理由は、ドイツ的な響きの「バーンハイム」よりも「ハーパー」の方がアメリカ人にとって馴染みがあるとの判断からでした。
原料のなかでとうもろこしの占める比率が高い。(ゴールドメダルはコーン86%使用)
禁酒法時代でも医薬品として製造を続けた。
禁酒法撤廃後、再登録第一号の酒。
第二次世界大戦中も軍需物資として、高級品として将校や士官に好まれていた。(一般のバーボンは生産が中止されていた)
メーカーズマークの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ビームサントリー
メーカーズマーク蒸留所(ロレット)
「錫細工職人たちは(makers)は自分が納得のいく作品にしか刻印(mark)しない」
ライ麦の代わりに冬小麦を使用。
木桶の醗酵槽。
多くのバーボンは、法律で定められたトウモロコシの比率51%をベースに、ライ麦、大麦麦芽を原料としますが、メーカーズマークはライ麦のかわりに冬小麦を使用し、口あたりがまろやかで、心地よい風味を醸しだしています。
一般的に、ライ麦を使用したバーボンは舌にピリッと刺激を与えますが、メーカーズマークがあくまでも芳醇でまろやかな味なのは、原料である穀物の違いが大きな要素のひとつといえます。
6代目 Bill Samuel Sr.(ビル・サミュエル・シニア)が170年伝わってきたバーボンづくりの製法のレシピを燃やし、メーカーズマークを作り上げた。
18世紀の高級コニャックが色彩豊かな封蝋で封印されていた事を知っていたビルの妻マージは赤い蝋でメーカーズマークを封印する事を思いつきます。
流星が「S」「Ⅳ」の文字を途切れながら、ぐるっと円を描くようなメーカーズマークのロゴ
星マーク
→現在の蒸溜所がある場所に元々あった、スターヒルファームという農園が由来
4つの途切れ目は、バーボンの生産が止まっていた時期を表しているという説
・南北戦争
・禁酒法時代
・第一次世界大戦
・第二次世界大戦
「S」
→サミュエル家の頭文字
「Ⅳ」
→本格的なウイスキー事業を始めた3代目テーラーからメーカーズマークを生み出した6代目ビルまで、4代続いた事を示しています。
ジャックダニエルの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
ブラウンフォーマン
ジャックダニエル蒸留所(リンチバーグ)
創設者の名前
チャコールメローイング製法
(サトウカエデの炭でろ過する製法)
ワイルドターキーの所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
カンパリ
ワイルドターキー蒸留所(ローレンスバーグ)
往時のオースティン・ニコルズの社長、トーマス・マッカーシーが、このバーボンを七面鳥ハンティング仲間にふるまったところ好評を博し、仲間の一人が七面鳥にちなんで「ワイルドターキー」と名付けた。
穀物の構成比率(マッシュビル)のレシピは公開されていない
「全てのバーボンの中でトウモロコシの使用量が最も低く、ライ麦と大麦麦芽を多く使用している」と語る。
ワイルドターキーは60度から65度と低めの度数で蒸留される。
→加水量が少ない
→原酒に近い味わいとなる
→豊かな風味と他のバーボンには無いコクの強さを産む
かつてラベルの七面鳥は正面を向いていたが、1999年より横を向いたイラストに変更された。理由は明らかではないが、一説には正面を向いた七面鳥の目が怖いという意見があったために変更されたという。
梅酒|特徴
白加賀で作った梅酒の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
サッポロ
—
群馬県榛名山麓で育てた梅の名品「白加賀」を100%使用。
ベースはホワイトリカー
alc.12%
梅、醸造アルコール、糖類、酸味料、香料、カラメル色素
強い甘みと酸味のまろやかなおいしさ
白加賀とは
「白加賀」というのは群馬県は榛名山麓の梅のコト。実はまだ2010年に発売されたばかりの新しいブランド。
代表的な梅の品種と特徴は
梅酒に使われる梅の種類は300種類以上。
全国の代表的な銘柄は下記
・南高梅
和歌山
ナンバーワン生産量
芳醇な香りと濃厚な味わい
・古城(ごじろ)梅
和歌山
青いダイヤ
爽やかな味わい、原酒が透き通っている
・白加賀
関東を中心に生産
実が大きい
スッキリ、上品な味わい
・鴬宿(おうしゅく)
香りがよく、梅酒や梅干しに適しています。
・豊後(ぶんご)
果実が大きく、漬梅や梅干や梅酒に適しています。美しい薄紅の花を咲かせます。
・剣先
福井県
実の先端部分がやや尖っている。しっかりとした厚い果肉が特徴で、梅酒作りに適しています。
みずみずしい甘酸っぱさとヨモギの様な和の趣を感じる香り
・玉英
大玉の品種で、梅干に最適です。大輪の白い花を咲かせます。
梅はバラ科サクラ属の植物で、主な生産地は和歌山県です。見て食べて楽しむことのできる、古くから愛されてきた梅は、果物の中でも特に栄養価が高いと言われています。クエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの有機酸が含まれていることはよく聞きますよね。その他にもタンパク質、カルシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラル分や、ビタミンA・B1・B2・Cなども豊富に含まれているんですよ!
美容効果、疲労回復効果、食欲増進効果、殺菌作用、肝機能の強化、便秘解消、貧血予防、鎮痛効果、抗アレルギー作用があります。
6月初旬から多く店頭に出回る実が緑色の青梅は、梅酒や梅シロップに適している。一方、少し時期がずれて出回る黄色がかった梅は、梅干用。鮮やかな緑色から熟すにつれて黄色みを帯びてくる。それに伴い、甘酸っぱいような芳醇な香りも放つようになる。
なお、梅ジャムを作るのは、青梅でも熟した黄色い梅でもOK。
日本酒|特徴
味わい調整の為に醸造アルコールを入れる事が多い。
純米とは
水と米だけ(醸造アルコールを入れない)
※純米のアピールポイント:悪酔いしづらい(俗説)
醸造アルコールとは
主にサトウキビを原料として発酵させた純度の高いアルコールのことを指します。サトウキビ由来の香りや味はほとんどなく、クリアな味わいをしています。
※醸造アルコールは発酵によって造られた純度の高いアルコールで、合成アルコールは認められていません。体に悪いものが入っていませんので、醸造アルコール自体が悪酔いの原因にはならないとか。
醸造アルコールは非常に辛口で、それを添加した日本酒も必然的に辛口になります。加えて、飲み口が軽く、クリアな味わいの日本酒に仕上がります。
酵母の香気成分は、水よりもアルコールに溶けやすいという性質があります。
醪(もろみ)にアルコールを添加することで、アルコールに酵母が溶けて、酵母の香りが日本酒に移りやすくなっているのです。「吟醸香」と呼ばれる吟醸酒や大吟醸酒のフルーツのような華やかな香りは、醸造アルコールの添加によって、より引き出されています。
ホワイトリカー(甲類焼酎)とは
アルコール度数が36度未満に調整された醸造アルコール
醸造アルコールは、大手酒造メーカーが製造し、大手酒造メーカーから蔵元にに販売しています。この醸造アルコールに水を加えアルコール度36度以下に薄めたものをホワイトリカー(甲類焼酎)と呼びます。 缶チューハイなどに使用されるアルコールも同じです。
吟醸とは
精米歩合60%以下
添加するアルコールが使用する白米の重量10%未満
※精米歩合とは:米の残り%。芯白の割合が多いほどスッキリ(50%以下は大吟醸)(数字が少ないほどスッキリする)
大吟醸とは
精米歩合50%以下
添加するアルコールが使用する白米の重量10%未満
本醸造酒とは
精米歩合70%以下
添加するアルコールが使用する白米の重量10%未満
醸造アルコールの添加によって味のバランスが整えられており、キレのあるシンプルな味わいが特徴です。
一ノ蔵
軽快な甘味と爽やかなコク
日本酒度-5~-3の甘口
特別本醸造酒とは
精米歩合60%以下
添加するアルコールが使用する白米の重量10%未満
特別な製法に関しては明確な基準はなく、蔵元の裁量に委ねられています。
特別本醸造酒は、本醸造酒よりお米を磨いているため、キレのあるスッキリとした味わいを楽しむことができます。
八海山
角がとれた柔らかな口当たり
淡麗でキレのある味わい
普通酒とは
醸造アルコールが添加されている日本酒
特定名称酒に該当しないお酒
ラベルに「純米」「吟醸」「本醸造」と記載のないものは基本的に普通酒にあたります。くせの少ない味わいで飲みやすいのが魅力です。
黒松剣菱
濃厚な香りと存在感のある旨み
米の味わいが引き出された商品
原酒とは
加水なし(ふくよか。甘み。複雑み)
無濾過とは
醸造後に濾過していない
火入れについて
醸造後→火入れ①→貯蔵→火入れ②→瓶詰め
①のみ
より生に近いので複雑味がある
②のみ
より生に近いので複雑味がある
①のみor②のみかどちらか
より生に近いので複雑味がある
生酒とは
醸造後に火入れをしていない
一般的なお酒の飲み方は
冷酒(キリッと)
カン(複雑味を生かす)
本醸造酒とは:精米歩合70%以下
冷酒とヒヤの違いは
冷酒(冷)
ヒヤ(常温)
有名な酒米は
山田錦
日本酒・滝下の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
羽田酒造有限会社
お酒の美術館オリジナル日本酒
おそらくのぶちゃんマンの代表取締役「滝下信夫」様から
吟醸
“京都・北山”は京北町があるエリア。
“京都の軽井沢”とも呼ばれる自然豊かな地域にある「羽田(はねだ)酒造」
羽田酒造は、北山杉が整然と空を衝く美しい山間を北上した京北にあります。山深いとはいえ、京都市右京区に属する、れっきとした「京都市内」です。
森林に囲まれた街の中心に桂川上流域の清らかな水が流れています。蔵のすぐ東には上桂川支流の弓削(ゆげ)川が流れ、四季の移ろいを告げてくれます。澄んだ空気、清らかな水、そしてマイナス10度位まで冷え込む冬の厳しい寒さなど、里山の豊かな自然が酒造りの大きな助けになっているのです。
周りが森林に囲まれた京北は桂川上流域の清らかな水に恵まれています。その水質は、6月初旬から7月初旬頃になると満天の星空の下でホタルが乱舞するほどの清流なのです。
京都・伏見の水は、鉄とマンガンが少なく、カルシウムや重炭酸が適度に入っている軟水で柔らかいのが特徴ですが、羽田酒造が仕込みに使う上桂川の伏流水は、市内の水より少しミネラルが高めの中硬水(硬度130度)。この水から醸し出される酒は、絶妙な酸の味わいと、きめ細やかで喉ごしの良いキレのある味わいが特徴です。
蔵の敷地内には京都が誇る「祝米」の田園が1.5反(約15アール)あります。この田では、蔵人が土作りから収穫にこだわり、丹精込めて米造りを行っています。「祝米」は野条穂の純系より派生した品種。心白が非常に大きく低蛋白質で、酒造適正が高い吟醸酒向きの酒米です。背が高く倒れやすいため、非常に手がかかることから蔵人の「祝米」へのこだわりは徹底しております。地産・自作へのこだわりの精神はここにはじまるのです。祝米は昭和8年(1933)に京都府立農事研究場丹後分場(原・京都府丹後研究所)で生まれた「祝米」は良質酒米として伏見の酒蔵で最も多く使用されていました。
「昔ながらの手洗いを守る洗米」、「木桶を使う醸造」など、伝統を守り技を磨いてきました。このこだわりの歴史そのものが現在の品質に結集されています。
日本酒・烏丸三条の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
羽田酒造有限会社
お酒の美術館オリジナル日本酒
—
米(国産)、米麹(国産米)
品種|京都府産米「五百万石」100%
種類|純米吟醸
歩合|55%
—
羽田・純米無濾過一つ火の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
羽田酒造
—
酒造用一般米(国産)
アルコール度数:16度
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
より複雑味のある味わい
春季限定「京都北山 羽田 純米無濾過一つ火」
凝縮した米の旨味・コクのある、口当たりがやわらかい春季限定のお酒です。冷やしても燗でも楽しんでいただけます。
「“初日の出”は、どうしても年末年始に需要が集中するので(笑)、普段から気軽に飲んでいただきたいなと、新しいブランドを立ち上げたんですよ」と立ち上げたのが羽田ブランド。
京北町の自然をイメージできるような、キレがあり、なおかつスッキリとした味わいのお酒を目指しました」 “羽田”の文字の後ろに家紋を入れたり、色や質感を変えるなど、デザインにも気を配りました」
泡盛|特徴
泡盛の特徴は
1. 原料に米を使用する。
2. 黒麹菌を用いる。
3. 仕込みは1回だけの全麹仕込みである。
4. 単式蒸留機で蒸留する。
原料のタイ米を、黒麹を使って米麹にし、それに水と酵母を加えてもろみにし、2週間ほどアルコール発酵させます。このシンプルな工程は「全麹仕込み」といわれ、泡盛独特のものです。(泡盛以外の国内の焼酎はこの仕込みの工程を2度に分けて行います)
日本酒には黄麹、焼酎は主に白麹が使われるのに対し、泡盛造りに使用される麹菌は、「黒麹」。また、泡盛の原料には一部の銘柄を除き、インディカ種(細長い系統のお米)のタイ米が使用されています。これは昔からの伝統で、粘り気の強い日本のお米(ジャポニカ種)に比べ、硬質でさらさらしているため黒麹菌が菌糸を伸ばしやすい(米麹をつくりやすい)という特性があり、もちろん、香りや味わいに泡盛独特の風味を出す要因となっています。
泡盛は、大切に管理していけば、100年、200年の古酒に、それも各ご家庭で、育てることができるのです。 第二次世界大戦で100年を超える古酒はほとんど失われてしまいましたが、戦後育てられた20年、30年といった古酒でも、その芳醇な味わいと甘い香りは、高く評価されています。
泡盛の特徴は
1. 原料に米を使用する。
2. 黒麹菌を用いる。
3. 仕込みは1回だけの全麹仕込みである。
4. 単式蒸留機で蒸留する。
原料のタイ米を、黒麹を使って米麹にし、それに水と酵母を加えてもろみにし、2週間ほどアルコール発酵させます。このシンプルな工程は「全麹仕込み」といわれ、泡盛独特のものです。(泡盛以外の国内の焼酎はこの仕込みの工程を2度に分けて行います)
日本酒には黄麹、焼酎は主に白麹が使われるのに対し、泡盛造りに使用される麹菌は、「黒麹」。また、泡盛の原料には一部の銘柄を除き、インディカ種(細長い系統のお米)のタイ米が使用されています。これは昔からの伝統で、粘り気の強い日本のお米(ジャポニカ種)に比べ、硬質でさらさらしているため黒麹菌が菌糸を伸ばしやすい(米麹をつくりやすい)という特性があり、もちろん、香りや味わいに泡盛独特の風味を出す要因となっています。
泡盛は、大切に管理していけば、100年、200年の古酒に、それも各ご家庭で、育てることができるのです。 第二次世界大戦で100年を超える古酒はほとんど失われてしまいましたが、戦後育てられた20年、30年といった古酒でも、その芳醇な味わいと甘い香りは、高く評価されています。
泡盛の歴史は
1972年|本土復帰後、泡盛は焼酎乙類として分類
一時期酒類表示にその名称を使用できませんでした。
↓
昔から泡盛と呼ばれていたことで、「当該品目の名称以外に一般に慣熟した呼称があるものとして財務省令で定める酒類」として認められる
↓
1983年|例外表示として「泡盛」が使用できるようになりました。
↓
沖縄以外でも泡盛が作れる為…
↓
2004年|沖縄県内で製造された泡盛に「琉球泡盛」と表示されるようになる
国税庁の「地理的表示に関する表示基準」と「地理的表示に関する表示基準第2項に規定する国税庁長官が指定するぶどう酒、蒸留酒又は清酒の産地を定める件」という2つの基準が公示され、泡盛もその基準を満たすことができた為。
※その昔は、「本場泡盛」と表示するメーカーが少なくありませんでした。
※与那国で製造されているアルコール度数60度の「花酒」などには、「琉球泡盛」の表示はできません。これは、かつて焼酎乙類(現在は単式蒸留焼酎)に分類されていた泡盛の規定が、「アルコール度数45度以下」であることが背景にあります。
泡盛の定義は
原料
* こうじはAspergillus luchuensisに属する黒こうじ菌の生育した米こうじのみを用いたものであること
* 沖縄県内で採水した水のみを使用していること
製法
* 沖縄県内で発酵、蒸留、貯蔵及び容器詰めが行われていること
* 米こうじ及び水を原料として発酵させたもろみを、単式蒸留機をもって蒸留したものであること
管理機関
地理的表示「琉球」の特性を維持するため、GI琉球管理委員会が「地理的表示『琉球』生産基準」の「酒類の原料及び製法に関する事項」を満たしていることについての確認業務を行います。
古酒 夢航海 finest 35°とは
蔵元|忠孝酒造
産地|沖縄
麹 |米麹
年数|古酒(3年以上)
特徴|シー汁浸漬法
▼コメント
琉球王朝が中継貿易で栄えた時代をイメージし、泡盛も世界に広がるように願いを込め名付けた「夢航海」。1983年の発売以来、幅広い層に愛され続けるロングセラーの商品です。
泡盛には500年の歴史があり、その製法にはたくさんの特徴がある。「シー汁浸漬法」という製法もその一つだ。近年では、酒造所さえも何故シー汁を使用していたのか、はっきりとした理由がわからないままになっていた。
現在、泡盛の製法は、原料である米を洗い、水に漬け、蒸すという順序となる。しかし、シー汁浸漬法は、原料米を洗わずに15時間から24時間浸漬する。浸漬液は繁殖してくる乳酸菌などの微生物によって酸性状態になり、独特のにおいを発生する液体「シー汁」になる。さらに特異なのは、この浸漬液を廃棄せずに一部取りおきし、次回の浸漬に使用する点である。
ちなみに、シー汁のシーとは、沖縄の方言で「酸」という意味である。沖縄特産にシークヮーサー(ヒラミレモン)があるが、とても酸味が多い。このシークヮーサーの”シー(酸っぱい)”と同じ意味である。シー汁浸漬とは、乳酸菌やその他微生物による発酵技術である。
古い文献や、研究を進めるにつれ「シー汁浸漬」には、
・原料米(硬質米)が蒸しやすい
・汚染が少ない
・品温の管理がしやすい
等の製造上の特徴が明らかになっていった。
これは、醸造機器が今以上に発達していない過去においては、とても重要かつ特異な工程であったことがわかる。
さらに、研究を重ねることで酒質においての効果がわかってきた。シー汁浸漬による泡盛は、現在の泡盛と酒質が異なり、やわらかな味わいとコクのある甘みを作り出すことがわかった。
これは、シー汁浸漬液の成分が香味に影響するのではなく、シー汁浸漬液に繁殖している微生物によって、原料米の性質が大きく変化することによるものだ。この作用が、製麹、発酵に影響を及ぼすのである。
菊之露VIPゴールドとは
蔵元|菊之露酒造
産地|沖縄
麹 |黒麹?
年数|8年貯蔵
特徴|麹を殺さないために機械化された工程の一部(麹室からステンレスタンクへ麹菌を移す作業)をあえて手作業に戻した
▼コメント
8年貯蔵酒をベースに造り上げた当社人気No.1のゴールド。これぞ菊之露、というV.I.Pの名前の通り芳醇な風味と熟成された膨らみのある極上の味わい。水割りはもちろん、凛とした清涼感が堪能できるストレートやロックでも味わいたい。
南海に浮かぶ小さな島国から大海へと漕ぎ出し、いつしか中国や東南アジアを往来する海洋国家として 名を馳せた琉球。そんな時代の風にのって14世紀後半、シャム(タイ)から渡ってきたのがラオロンと呼ばれる 蒸留酒で、この酒こそが日本初の蒸留酒、泡盛のルーツだと言われています。やがて蒸留法を学び、国の管理の下、製造された泡盛は、冊封使をもてなす歓待の酒として、あるいは海を渡り中国や日本への献上酒として重要な役割を果たしました。その味わいは約600年という時を経て、今なお愛され続けています。
琉球の風10年貯蔵 限定品記念ボトル 25度とは
蔵元|今帰仁酒造所
産地|沖縄
麹 |-
年数|-
特徴|NHKの大河ドラマ「琉球の風(1993年)」 の記念ボトル
▼コメント
千年の響を作る今帰仁酒造所が作る泡盛。世界遺産に登録された今帰仁城の麓、琉球三山分立時代の歴史を忍ばせる風光明媚な今帰仁の地にそびえ立つ35基の大型貯蔵タンクは今帰仁酒造のシンボルとなっています。
G20大阪サミットにて「千年の響かめ壷貯蔵七年古酒43度」が各国の方々に振舞われる。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC2020)
<焼酎部門>最高金賞受賞
「千年の響43度長期熟成古酒」
貯蔵法に「樽」を使用することで、蒸留した透明な原酒が琥珀色に変化して、丸みを帯びた香味豊かな泡盛となります。長期熟成させた原酒に何も加えず自然の旨みを引き出したまろやかでコクのある限定泡盛。落ち着いた色合いのラッピングでボトルを包み、ラベルをコルク調に仕上げてますので、贈り物にも喜ばれます。
品 目:琉球泡盛
種 別:古酒
原材料:米こうじ
蒸 留:常圧蒸留
内容量:720ml
度 数:43度
RYUSENとは
蔵元|龍泉酒造
杜氏|玉城 憲仁(たましろ けんじ)
産地|沖縄
麹 |黒麹
年数|3年
特徴|老(ヒネ)麹製法(通常より時間をかけ黒麹菌をしっかり米につかせて製麹(せいきく)させることにより、風味の高い古酒向きの深い味わいを生み出す麹が出来ます)
▼コメント
※以下要確認
三年間44度原酒のままホーロータンクにて貯蔵し、その後25度まで軟水にて加水調整しています。その後、素焼きの甕にて8ヶ月以上貯蔵し、水の分子と酒(アルコール)が良く馴染んだ頃を見計り瓶詰めしました。
他蔵の一般的な古酒は、通常瓶詰め直前に加水調整する為、味わいに粗さがありますが、この「龍泉 甕貯蔵 三年100%」はアルコール分25%とは思えない優しい喉越しと「老麹」(ひねこうじ)製法によるほのかな甘みが特徴です。
春雨 10年古酒とは
蔵元|宮里酒造所
杜氏|宮里武秀
産地|沖縄
麹 |黒麹
年数|10年
特徴|沖縄サミットで国賓に振る舞われた。味の決め手は「蒸留二割、麹八割」
▼コメント
「春雨」という名前の由来は、戦後、那覇には何も残らなかった(人も)。 でも希望をもって生きていかなければならない。でもそこには何もない・・残って いるのは何なのだろう?・・・それは季節しかなかった・・。「春」という季節に沖 縄の、またそこに住む人々の希望を願い、また、「雨」から天の恵みを感じたそう です。生き残った御礼に、復興の願い、またみんなの幸せを願いながら、沖縄に 希望と恵みがもたらされるようにと「春雨」と名付けのだそうです。
ラベルには五穀豊穣の意味が込められ、稲穂、打出の小槌、鳳凰、お飾り、酒杯 がデザインされております。一度じっくりとご覧になってみてくださいね。
沖縄国際海洋博(昭和50年)の際に、「皇室献上酒」として献上され、また沖縄 サミット(平成12年)での晩餐会のための選考会で一位に選ばれたのもうなず けます!「ブラインドテイスティング」(目隠し利き酒)で第一位で選ばれ、首里城内 で行われた晩餐会で各国の貴賓へ振舞われたそうです。(時の総理は森さん。)
春雨の場合はタンク熟成。なぜなら実際にカメで熟成させて みた結果、カメ臭・ドロ臭のような臭いがついてしまったそうです。現在出回って いるカメ熟成での泡盛で佳いものは1割くらいしかないとのこと
焼酎|特徴
森伊蔵の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
森伊蔵酒造
鹿児島
4代目当主の名前に由来
芋焼酎
鹿児島産の有機栽培のサツマイモを原料
甕壷仕込み
かめ壺とは読んで字のごとく、丸いかめである。このかめが地中に埋めてある。地中にあることで温度が一定な利点があるのだ。また、ステンレスにはない、とっても小さな気孔から空気が入るのも麹の発酵にはいい。ある焼酎メーカーの担当者によると、長年使っているかめ壺には気孔に微生物(体にいいやつですよ)がおり、発酵の手助けもしてくれるという。また、かめ壺は焼き物だけに、遠赤外線効果で焼酎にまろやかさを加えてくれるとの話もある。
ステンレスなど金属だと大きなタンクができるので、大量生産も可能。多くの消費者に商品を提供できるメリットもある。でも、昔ながらの製法にこだわる焼酎蔵は、たとえ少量でも、かめ壺でじっくりとうまい焼酎をつくり出す。その造る過程、こだわりなどの物語に思いを馳せるだけで、焼酎の味わいも違ってくるというわけだ。
芋焼酎にありがちなイモ臭さがない、まろやかな味を特徴
「幻の焼酎」として知られる。「魔王」「村尾」と合わせて「3M」と呼ばれる。
※村尾も甕壺仕込み
フランスの元大統領・ジャック・シラクは森伊蔵が大好物で、森伊蔵酒造に直筆の感謝状を送ったことも。
元プロ野球選手の木村一喜が、広島所属時代の2005年の春季キャンプで、ヘルメットと背中に「森伊蔵を飲んだのは私です」の張り紙をつけてグランドに現れたという逸話があります。
これは、山本浩二監督が愛飲していた森伊蔵を盗み飲みした罰を食らったためですが、なんと後日、木村選手は森伊蔵酒造から森伊蔵一本をプレゼントされたそうです。罰を受けた結果とはいえ、うらやましいですよね(笑)
日本航空では、国内線および国際線ファーストクラスで通年提供しており、当該クラスの乗客は無料で味わうことが出来る。
森伊蔵酒造の経営再建の際、四代目森伊蔵は「残されたものは伝統の技と蔵に住み着いた酵母しか無い」との思いで、少量ながら高品質の焼酎の生産に従事しました。その思いを引き継いだ森伊蔵酒造五代目当主も、生産を拡大せずに味わいと品質を守り抜きました。
その味わいと品質が人気を博し知名度が上がってからも、森伊蔵酒造は生産石高を増やすことはしませんでした。そのため、「森伊蔵」は入手困難な焼酎となり、プレミア酒としての箔がついたのです。
かつては垂水市の生産元で直接販売もしていたが、発売前に日本全国から人が集まるようになって近隣の防波堤沿いに車の行列ができ、警察が出動したり、警察の呼び出しを受けるに至った。このため電話受付に切り替えたが、2時間に100万本を超える電話が殺到してNTTの交換機がハングアップし、近所の電話も不通となる事態を引き起こしたため、1999年からは電話で受け付けた中から抽選で販売するようになっている[5]。この電話による抽選は、確率約0.2 パーセントとされている[6]。
市場に出回った森伊蔵は、オークションやブローカーなどを通じて転売されて1本3万円を超える値段になることもある[6]。銀座の高級クラブなどでは、1本15万円で出すこともある[6]。1983年頃は知名度に乏しく、量販焼酎並みの価格で売られていた。ただし、その頃も店頭販売はほとんどなく米屋等を介して飲食店等へ販売されていた。
魔王の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
白玉醸造(鹿児島県)
創業1912年、100年以上続く老舗の酒蔵。
樽で熟成される際、蒸発によって失われる天使の取り分に関わる天使を誘惑し魔界へ酒をもたらす悪魔にちなんで命名
いも焼酎
麹|米麹
alc|25%
グラスに注ぐとフルーティーな香り。味わいは穏やか。口に含むと感じるほのかな甘み。余韻も豊か。
焼酎の場合、一般的には「黒麹」か「白麹」という種類が使用されてきました。そんな中、「魔王」は、麹に「黄麹」を使っています。
黄麹はもともと日本酒を醸すための麹。黒麹や白麹に比べて、黄麹は雑菌への耐性が弱いため、温暖な九州地方で多く生産される焼酎には向かないとされていたのです。
焼酎界の常識を破り、黄麹で醸した魔王。これにより、焼酎では味わえなかった、日本酒でいう吟醸香のような、フルーティーな香りが誕生しました。
さらに、このフルーティーな「魔王」を熟成させます。
熟成することで、生まれたてのお酒独特の荒々しさ、トゲトゲしさが削れ、円やかで落ち着いた味わいになっていきます。また、同時に香りも穏やかにかつしっかりと乗っていき、その2つが相成って熟成酒独特の味わいになっていくのです。このように「魔王」は、2つの秘密によって、熟成されたフルーティーな香りと、穏やかな旨味が生まれ、芋焼酎とは思えないような飲みやすい逸品へと仕上がっています。
白玉醸造は「魔王」以外にも、「白玉の露」「天誅」「元老院」という主銘柄があります。
魔王の名が全国に広まったのは2003年頃〜2006年頃に起きた、第三次焼酎ブームがきっかけでした。魔王の人気によって、蔵元である白玉酒造も多くの方に知られていくようになったのです。ちなみに焼酎ブーム沈静化の後も、「魔王」の人気は衰えず、未だにプレミア焼酎として定価以上の価格で取引されることもしばしば。
村尾の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
村尾酒造(鹿児島県)
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原料|黄金千貫芋
米麹|国産(薩摩茶屋はタイ米)
仕込|甕壺仕込み
村尾酒造の焼酎は、「村尾」も「薩摩茶屋」も1年ものだ。
飲みやすさの「魔王」と、バランス感の「森伊蔵」に対し、「村尾」の強みは芋ならではの香ばしさだといわれています。
単に芋の香りが強いのではなく、ほのかな甘味とまろやかさのなかに、さわやかな口当たりと独特のドライ感、キレのよさを兼ね備えた、じつに深みのある味がたのしめます。この深い味わいこそが、飲んだ人の心をつかんで離さない人気の秘密といえそうです。
「最近多い香りの強い焼酎ではなく、ドライ感、キレ感がある食中酒として飲み続けられる焼酎を造っていきたい」と氏郷さん。辛さ、苦味をプラス要素ととらえ、甘すぎず、飲み飽きない焼酎造りを目指す。
村尾酒造の代表銘柄は芋焼酎「薩摩茶屋」。村尾酒造の蔵近くには薩摩藩公の御茶屋敷跡があり、かの西郷隆盛がこの屋敷を訪れた際に、蔵にもお茶を飲みに寄っていたことから命名されたのだとか。
この西郷隆盛ゆかりの酒蔵が、焼酎の製造免許を取得したのは、明治35年(1902年)のこと。しかし西郷隆盛が亡くなったのは明治10年(1877年)のこと。村尾酒造の創業時期と照らし合わせると疑問が生じます。おそらく、創業以前からの蔵の歴史との関わりが拡大解釈された結果、上記のような俗説が生まれたのではないでしょうか?
村尾を国際線のファーストクラスで提供しているANA(全日空)では、国際線の機内販売でも村尾を扱っています。
焼酎の基本
熟成期間
一般的な焼酎の熟成期間は1ヵ月~3ヵ月程度です。
それに対して、高級焼酎と呼ばれる銘柄は1年~3年程度、もしくはそれ以上の熟成が行われています。
熟成樽
熟成には安定性のあるステンレスタンクを使用するのが主流です。
個性的な高級焼酎には独特の風味が付く伝統の甕壺で熟成するものや、樫の木やシェリー酒などの木樽で熟成する銘柄もあります。
焼酎ブームとは?
焼酎ブームは昭和後期から平成中期にかけて3度起こったとされています。
第一次焼酎ブームがお湯割りなどの新たな焼酎の飲み方が流行した1970年代後半。
第二次焼酎ブームは「酎ハイ」の登場による甲類焼酎が大ヒットした1980年代前半です。
そして2000年代前半に起こった第三次焼酎ブームでは、多様な原材料を使った深い味わいの「本格焼酎」が全国的に人気となります。
そんな本格焼酎ブームのなか、少量生産で高品質な焼酎のなかで、特に人気の銘柄が入手困難となり、「プレミアム焼酎」や「幻の焼酎」と呼ばれるようになりました。
百年の孤独の所有会社・名前の由来・キーモルト・特徴は
株式会社黒木本店(宮城県)
名前はガブリエル・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』から
黒木敏之さんが著者本人に電話をして、商品名の使用許可をお願いしたんだとか…本人に直接お礼を言うためコロンビアに飛び立ったそう。
むぎ焼酎
熟成|ホワイトオーク
度数|40%
水|、尾鈴山水脈から流れ出る小丸川の伏流水とされる地下水
3〜5年熟成ものをブレンド
オーク樽の樽香がほのかに感じられます。40度の高アルコール度のアタックはありながらも、まろやかで奥深いまろみが舌を刺激した後、ゆっくりと喉の奥へと滑り落ちていきます。麦の香ばしい香りとボリューム感のある深い味わいがあいまった、まさにプレミアムの名にふさわしい熟成麦焼酎です。
第一次焼酎ブームの1980年代頃はまだまだ“売れない”焼酎メーカー。まずは山芋で焼酎を造ってみたところ、これが大ヒット。
次に余ったブレンド用の麦焼酎を、試しにオーク樽に貯蔵したことで百年の孤独はうまれました。1985年の発売以来それまでにないスタイルの焼酎として人気を獲得。黒木本店の名を日本全国に広げることとなりました。
百年の孤独は斬新なネーミングとスタイリッシュなボトルデザインも相まって、本格焼酎のイメージアップへとつながっていきます。さらに、黒木本店のある高鍋町出身の今井美樹さんがが笑っていいとも!のテレフォンショッキングで「皇太子さまが晩酌をしているお酒」として紹介。全国ブームに。
令和天皇陛下(当時皇太子殿下)がご成婚の際、殿下のお気に入りのお酒として、百年の孤独がテレビで紹介されます。
原料の選別から熟成まで、すべての工程に必ず“人の手”が介しているのです。南九州の文化遺産である‟人の手による焼酎造り”を継承するという意味合いもあるんだそう。黒木本店では土を耕し種を蒔くところから、ボトルに詰めるまでのすべてを行っています。製造過程で出る廃棄物も、有機肥料として有効利用しているという「黒木本店」は自然の恵みは自然に還すという「自然循環農法」を採用。
黒木本店のラインナップ
芋焼酎 | 㐂六、㐂六 無濾過、橘、橘原酒、謳歌、爆弾ハナタレ、球 |
麦焼酎 | 中々、陶眠 中々、百年の孤独 |
米焼酎 | 野うさぎの走り |
提案
華やかなバーボンと言われれば?
・ウッドフォードリザーブ
・フォアローゼズ プラチナ
・ジェントルマン ジャック
バニラ・クリーミーなバーボンと言われれば?
・エライジャクレイグ
・フォアローゼズ プラチナ
・ジェントルマン ジャック
初めてのウイスキー|バランス枠
・ジョニーウォーカーブルーラベル
味・香り|程よい厚みと洗練感。甘やかレーズン。膨らむ香り。程よいスパイスがアクセントに。
ひとこと|世界一売れてるシリーズ
・山崎12年
味・香り|程よい厚みでスイーティ。桃林檎バナナ。
ひとこと|日本人の口に合う
※リザーバー
・グレンフィディック21年
味・香り|滑らかバナナチョコ
一 言 |世界一売れてる
初めてのウイスキー|シェリー枠
・グレンドロナック18年
味・香り|どっぷりシェリー 。ベリー、ナッツ、奥深く
ひとこと|定評有り・コスパ良
・グレンファークラス21年
味・香り|あっさりシェリー。ベリー、ナッツオレンジ、クリーミー
ひとこと|タンニン苦手な方にもぴったり。ドイツ市場
初めてのウイスキー|滑らか枠
・グレンモーレンジィシグネット
味・香り|滑らか蜂蜜
ひとこと|女性的
・デュワーズ
味・香り|蜂蜜ホットケーキ、レーズン
ひとこと|非常に滑らか
※リザーバー
・オルトモア
初めてのウイスキー|別案
ピート枠
90年代ボウモア、ハイランドパーク
フルーティ枠
ティーリング(あればモーレンジィと入れ替え
ケミカル枠
長熟タレット、長熟エルギン
ブレンド枠
マッカラン12年とジョニー金に一滴加水
初めてのウイスキー・コスパ編|バランス枠
・ジョニーウォーカー金
味・香り|-
ひとこと|-
・山崎NA
味・香り|-
ひとこと|-
※リザーバー
・シーバスリーガル ミズナラ
・オールド パー
初めてのウイスキー・コスパ編|シェリー枠
・グレンファークラス12年
味・香り|-
ひとこと|-
・グレンドロナック12年
味・香り|-
ひとこと|-
初めてのウイスキー・コスパ編|滑らか枠
・ティモラスビースティ
味・香り|シトラス&クリーミー
ひとこと|-
・デュワーズ
味・香り|-
ひとこと|-
初めてのウイスキー・コスパ編|別案
ピート
・ボウモアorカリラからのアードベッグ
ブレンデッド・ピート
・ブラックボトル
スモークチップについて
材質|サクラの特徴は
特徴 | 最も一般的 |
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香りの強さ | 強 |
色付き | 弱 |
食材 | 肉や魚 |
具体的に | 豚肉、羊肉 |
材質|林檎の特徴は
特徴 | サクラよりマイルド。フルーティな酸味も |
---|---|
香りの強さ | 並 |
色付き | 弱 |
食材 | 淡白な食材 |
具体的に | 白身魚や鶏肉 |
材質|ブナの特徴は
特徴 | ヨーロッパのスタンダード。ブナ林そのもの。 |
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香りの強さ | 並 |
色付き | 強 |
食材 | – |
具体的に | ハム、ベーコン。魚にも。 |
材質|ナラの特徴は
特徴 | 癖が無い。優しい香り |
---|---|
香りの強さ | 弱 |
色付き | 強 |
食材 | – |
具体的に | 魚、チーズ |
材質|胡桃の特徴は
特徴 | 癖が無い。万能タイプ |
---|---|
香りの強さ | 並 |
色付き | 並 |
食材 | 幅広い食材向き |
具体的に | – |
材質|ヒッコリーの特徴は
特徴 | 北米で一般的 |
---|---|
香りの強さ | 強 |
色付き | – |
食材 | – |
具体的に | ベーコン、サーモン、チーズに |
材質|メープルの特徴は
特徴 | 癖が無い。ほのかに甘い。初心者にオススメ |
---|---|
香りの強さ | – |
色付き | – |
食材 | – |
具体的に | – |
材質|ウイスキーオークの特徴は
特徴 | ウイスキーの香りと仄かな渋み |
---|---|
香りの強さ | – |
色付き | – |
食材 | 淡白な食材 |
具体的に | – |
※この8種類以外にも、ヒノキやハンノキ、ブドウなどのスモークチップも存在しています。そのほか、いくつかの木材を混ぜたブレンドチップも定番です。