ロイヤル・ロッホナガー蒸留所|スペック
【会社】
ディアジオ社
【国】
スコットランド/アバディーン/クラシー
地区:ハイランド
【名前の由来】
ディー川沿いで最も高い山「ロッホナガー」から
ゲール語で「岩の露出した湖」の意
【ロゴ・アイコン】
—
【ボトル】
—
【原料】
自家精麦中心
【ピート】
ライトピーテッド
【仕込み水】
Lochnagar foothills Spring
【発酵曹】
木製 x3基
Pressed
【発酵時間】
60時間以上
【蒸留器】
初留器:プレーン [6,000ℓ x1]
再留器:プレーン [3,900ℓ x1]
加熱:スチーム
【冷却器】
ワームタブ
【樽】
[シェリー樽] モスカテル
[—]アメリカンオーク
【年間生産量】
40万ℓ
【ブレンド先】
ジョニーウォーカー/ブルーラベル、ウィンザー(韓国)
ロイヤル・ロッホナガー蒸留所|特徴
ヴィクトリア女王の愛した酒
ヴィクトリア女王とアルバート公がこの蒸溜所を訪れ、王室御用達の証「ロイヤル」の冠を授与された蒸留所です。
ビクトリア女王、エドワード7世、ジョージ5世の王室3代への御用達。ヴィクトリア女王は、愛飲している極上ボルドー・ワインにロッホナガーを数滴落として、飲んでいたともいわれています。
ディアジオ最小
ディアジオ社の保有する蒸溜所の中で最小の蒸溜所です。スコットランドの老舗蒸留所の中でも3番目に小さい。ウイスキー作りの全ての工程を手作業で行う数少ない蒸溜所の一つです。
熟成はスペイサイドのグレンロッシーで行われているようです。
重さから軽さへ
小さな蒸留器とワームタブは重たい原酒を作る。それをいかに軽くするかを蒸留チームは取り組んでいます。
蒸留は、還流を最大にするためにゆっくりと行われます。そして蒸留後には蒸留器のドアが開かれて、空気が銅を活性化させます。
この仕組みが乾いた草の香り、果物、深みを備えたニューメイクスピリッツを生み出します。ちなみに大部分はシェリー樽(バット)で熟成させます。
ロイヤル・ロッホナガー蒸留所|歴史
1823年
オーナー:ジェームス・ロバートソン
ジェームス・ロバートソンはクラシー教区で最初の合法蒸留酒製造会社です。
1826年
密造酒業社の逆恨みにあい蒸溜所が火災で消失。
2つ目の蒸溜所を近くに設立する
1841年
2度目の火災に会う
1845年
オーナー:ザ・ベッグ家
ビクトリア女王とアルバート王子、蒸溜所近くの「バルモラル城」を英国王室の夏の離宮として購入。この地域はイギリス王室の夏の避暑地となっていて、「ロイヤル・ディーサイド」と呼ばれています。
1848年
ベッグ家、ビクトリア女王とその伴侶、そしてアルバート王子を招き、蒸溜所ツアーを行う。その後、王室御用達の称号を授与する。以降、ロッホナガーは頭にロイヤルと付けて呼ばれるようになりました。
1916年
オーナー:ジョン・デュワー&サンズ社
1925年
オーナー:DCL社
1986年
オーナー:UD社
1997年
オーナー:ディアジオ社
ロイヤル・ロッホナガー蒸留所|種類・ラインナップ
ロイヤルロッホナガー
12年
最初は甘く、しかしすぐにピリッとした酸味が追いついてくる心地よい味わい。後味はさっぱり。魅惑的な白檀の香りが尾を引くやや長めの余韻。
樽>>
アメリカンオーク
ヨーロピアンオーク
香り>>
複層的、木香、ライチ
味わい>>
ミディアムボディ、甘み、ピリッとした酸味