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オーバン蒸留所|価格や味は?名前の由来や歴史も解説【スコッチウイスキー・ハイランドモルト】

オーバン蒸留所|スペック

【会社】
ディアジオ社

【国】
スコットランド/ハイランド/アーガイル
(南ハイランド)

【名前の由来】
ゲール語で「小さな湾」
町の名前をそのまま利用

【ラベル】
カモメが2羽描かれています

イチロー
イチロー
おそらく「セグロカモメ/Herring Gulls」と言われています

【ロゴ・アイコン】

【ボトル】

【原料】
グラスゴーのモルト業者

【ピート】
ライトピーテッド

【仕込み水】
グレネベリー湖
(以前はアードコネル湖)

【発酵曹】
ヨーロピアンラーチ製 x4
(西洋唐松製)

【イースト】
クリームタイプ

【発酵時間】
60時間以上

【蒸留器】
初留器:[ランタンヘッド型] 11,000L x1
再留器:[ランタンヘッド型] 6,600L x1
加熱:スチーム

【冷却器】
ワームタブ

【樽】
シェリー樽
ニューオーク樽
アメリカン・ホグスヘッド樽
ボトルにより様々な樽を使用

【年間生産量】
87万L

【ブレンド先】
デュワーズ

【香味】
スモーキー、フルーティ、モルティ、ピーティ

オーバン蒸留所|特徴

ハイランド特有のまろやかで芳醇な味わいとアイランズ特有の力強いピートの香りという両地区の特徴を持っています

スマ・スチル

蒸溜基は「スマ・スチル」と呼ばれる小さなランタンヘッド型。
一般的なストレートヘッド型よりも外気に触れる面積がより広くなり、蒸気が冷えて液体に戻りやすくなります。これにより原酒に軽快感や華やかな風味を宿すことができると言われています。

イチロー
イチロー
他にはラフロイグ蒸溜所や白州蒸溜所がランタンヘッド型のポットスチルを設置しています

OBANの酒質は軽い為、銅との接触を多くすることを狙っています。
ロイヤル・ロッホナガーと同様に、ワームを熱し、蒸留後に蒸留器の扉を開けて、酸素と銅を反応させます。

その結果、すっきりとしフルーティーなスピリットが生まれます。
リフィルキャスクで熟成した後はミネラルのピリッとしたピリッとした味わいが感じられるようになり、塩味も生まれます。

港町、オーバン

オーバンは漁業が盛んな港町です。
そしてヘブリディーズ諸島への交通手段の拠点であり、この港を利用しなければ近隣に浮かぶマル島やアイオナ島、「フィンガルの洞窟」で知られるスタッファ島に行くことができません。
オーバンの港は諸島への観光客で賑わっています。

フィンガルの洞窟とは

「フィンガルの洞窟」はスタッファ島にある、大西洋の荒波によってできた非常に有名な洞窟。作曲家メンデルスゾーンは交響曲第3番「スコットランド」を作曲し、その序曲を「フィンガルの洞窟」と名付けました。

カモメの名所

いくつかのカモメの種がオーバンの周りで一年中見つかります、

  • Black-legged Kittiwake
  • Black-headed Gull
  • Mew Gull
  • Herring Gull
  • Lesser Black-backed Gull
  • Great Black-backed Gull

オーバン14年のラベルにはカモメがモノクロで描かれています。描かれている鳥は、黒い背をした種と言うより、淡いマントを持つ大きな白い頭のカモメに見えます。おそらく ヘリング・ガルではないでしょうか。

オーバン蒸留所|歴史

1794年
オーナー:スティーブンソン家
彼らは蒸溜所の運営だけでなく造船業や鉱業など手がけ、オーバンの街に潤いと活気を与えていきました。オーバンの町の中心には「スチーブンソン通り」という通りがあり、兄弟の功績を称えています。

1799年
最初の蒸留が行われた記録が残されています

1866年
オーナー:Peter Curnstie

1883年
オーナー:James Walter Higgin
市場へのアプローチに成功。蒸留所を再建します。

1888年
グラスゴーとオーバンを結ぶ鉄道が引かれる

1898年
オーナー:アレクサンダーエドワード
オーバン蒸溜所をオーバン&オルトモア-グレンリベット社の傘下とする

1923年
オーナー:ジョン・デュワー&サンズ社

1925年
オーナー:DCL社

1968年
オーバン蒸溜所を閉鎖すると発表

1972年
閉鎖発言を撤回

1979年
12年熟成のボトルを発表

1986年
オーナー:UD社

1989年
クラシックモルツセレクションに参加
14年熟成のボトルとして再スタート

クラシック・モルト・シリーズとは

クラシック・モルト・シリーズとはUD社(現ディアジオ社)が提唱していた、スコットランドウイスキーの各地域の特徴を代表する蒸溜所をそれぞれ選び、シリーズ化したもの。オーバンの他には
北ハイランド:ダルウィニー
スペイサイド:クラガンモア
ローランド:グレンキンチー
アイランズ:タリスカー
アイラ:ラガヴーリン
があります。オーバンは「西ハイランド」を代表するブランドとして選ばれました。

1997年
オーナー:ディアジオ社

2002年
32年熟成のボトルを6000本限定でリリース

2013年
21年熟成の限定ボトルをリリース

オーバン蒸留所|製品・種類・ラインナップ

14年

1987年にディアジオ社からリリースされたクラシック・モルト・シリーズの西ハイランド代表として見事選ばれリリースされたボトルです。

樽:リフィルカスク(バーボン)

イチロー
イチロー
シェリー樽も使われているという説もあります

香り>>
乾燥させたみかんの皮、紅茶、シリアルの香ばしさとフローラルなアロマ。
味わい>>
香りで感じられたみかんが口の中で開きフレッシュオレンジに変わります。他にもライムなどの柑橘系、クリーム、ハチミツと続きます。加水するにつれて塩辛いブリニーさが出現。
余韻>>
ビターなナッツ、やや焦げたクルミ。

オーバン蒸留所|動画