世界的な健康ブームの波を受け、BAR業界にも新しい風が吹き込んできました。ノンアルコールカクテルの台等です。
この流れは「カクテルのアロマやBARの雰囲気は楽しみたい、けど酔っ払うのは違うよね」と感じる層にウケました。「モクテル(Moch-Cocktail)」という言葉も作られ、各々がブランディングに邁進している現在です。
そんな折、京都にノンアルコール専門BARが誕生しました。
屋号は「ノンアルコールバー(Non Alcohol Bar)」。まっすぐそのまま気持ちの良い名前です。
知人はこのお店を「ノンアルコールカクテル専門店」「インスタ映えするカクテル」「学生人気が高い」と評価しています。一体どんなお店なんでしょう。
Non Alcohol Bar|外観
三条駅から西に歩いて10分ほど。商店街を抜けて少し歩くと瓦屋根の複合施設が立っています。こちらの2階がノンアルコールバーさんです。
表の看板にもしっかりと。
エスカレーター横のテナントプレートです。カジュアルなイラストとコピーが書かれています。「もしかするとBARムーンウォーク系(※)かな?」なんて思ったり。
※カクテル1杯200円均一のカジュアルなバー。全国に40店舗以上展開されています
エスカレーターを上ると…
お店の看板が出迎えてくれました。人の手が入っている事が伝わる、親しみやすい看板です。
お店は全面ガラス張り。外からでも中が確認できました。
白が基調の明るい店内、青のバックバーが美しい。シャンデリアの存在も相まって童話の世界のようです。
Non Alcohol Bar|内観
扉を開けてしばらくするとスタッフの方がお迎えして下さいました。人数を伝えてカウンターに。
カウンターは10席ほど。テーブル席が5組。決して小さくは無いお店です。
目の前には存在感のあるバックバー。アーチの奥にはキッチンが。ボトルはモナンやダヴィンチ、NEMAなどが置かれていました。
チャームは無し。おしぼりは紙製。
注文はアプリから行います。スマホでQRコードを読み取ると以下の画面が表示されました。
メニューは画像付き。価格も表示されていて分かりやすいです。
一杯目はジントニックをお願いする事にしました。
1杯目|ノンアルコール・ジントニック
オーダーを通すとスタッフの方は厨房に入りカクテルを作り始めて下さいました。ノンアルコールで作られるジントニックは一体どんな味がするんでしょう。
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主材はNEMA。コリンズグラスに入れて下さいました。
グラスに顔を近付けるとライムとキニーネの香りがふわっと広がります。その豊かなアロマに驚きました。
口をつけるとシュワっと弾けるトニック。爽やかな甘みと酸味、微かな苦味のバランスが好みです。炭酸も生きてます。
いつも飲むジントニックに引けを取らないほど奥行きのあるアロマ。コクもある。
肝臓を気にせず飲める事も加味するとアルコール入りのジントニックより好みかもしれません。
2杯目|ノンアルコール・ホワイトルシアン
次はホワイトルシアンをお願いしました。
本来ならウォッカをベースに使用するカクテルです。こちらではどんなレシピで作って頂けるんでしょう。
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主材は水。アーモンドシロップとコーヒーシロップで味付けをした、こってり甘いホワイトルシアンです。
先ほどのジントニックとは違う印象。お腹が空いている時、お菓子のようにひと口ふた口摘みたい。
このホワイトルシアンの甘みが童話的で可愛らしい内装にマッチしているように感じて面白くありました。
Non Alcohol Bar|清潔感
清潔感アリ。全体的にクールな印象。こだわりを持った空間作りをされていそうだなぁと思いました。
Non Alcohol Bar|人柄・雰囲気
お昼時の訪問でしたがスタッフの方は2名いらっしゃいました。
お二人ともフレッシュで笑顔が素敵。楽しくお話しさせて頂きました。お店のシンボルマークがプリントされたTシャツも可愛らしい。
荷物棚にはポップなボードゲームが置かれていました。ソファでゆっくり遊びたいですね。
なんでもこの辺りは学生が遊びに来る地域らしく。その流れで学生のお客様もよくいらっしゃるそうです。
Non Alcohol Bar|まとめ
楽しく飲ませて頂きました。ノンアルコールカクテルの美味しさに気付かせて頂きました。
今日は2杯で1700円。コスパ的には悩みどころですが、この明るい空間で健康的にカクテルのアロマを楽しめるのは貴重だと思います。
敷居の高さを感じないので気負わず行ける点もグッドです。コンセプトバーに遊びに行くような感覚ですね。
今回のMVPはNEMA。そのアロマに大変驚かされました。自分でも買ってみようと思います。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。