今年の初めにブルックラディ、ポートシャーロット、オクトモアの3つのシングルモルトを組み合わせた「TernaryProject」をリリースした事で話題となったブルックラディですが、今月16日にプロジェクトシリーズ第2弾「バイオダイナミック・プロジェクト」が発売されました。
使用されている大麦の品種はウェストミンスター。モルティングはインバネスのベアーズ社がノンピートで行っています。
熟成はファーストフィルのバーボン樽で10年間。ノンチルフィルタード、ノンカラーリングでアルコール度数は50%です。
ブルックラディはウイスキーにおけるテロワールの可能性を模索している先進的な蒸溜所です。
そんな蒸溜所が今回選んだ大麦はイギリス産。これまで100%スコットランド産の大麦にこだわっていたブルックラディとしては異例の選定と言えるでしょう。
この大麦を生産したのはイギリスの農場 Yatesbury House。バイオダイナミック農法という化学農薬や化学肥料を使用しない方法で育成されています。この農法は土壌を活性化し、原材料の品質向上に繋がると信じられています。
ブルックラディのAdam Hannett氏はこのボトルについて次のように語ります。
バイオダイナミック農法から生み出される香味は素晴らしいものとなりました。いつものブルックラディよりリンゴと洋梨の香味が強くなっています。加水するとライラック、スイカズラ、バラなどが現れ、フローラルノートの爆発を感じる事ができるでしょう。
このボトルはブルックラディ蒸溜所のウェブサイトから購入可能です。
限定本数は5000本。価格は£100です。
ブルックラディ蒸溜所のウェブサイトはこちら