こんにちは。親はパリピに殺されました。
イチローです。
バーの楽しみ方は人それぞれ。賑やかに楽しみたい方もいれば、しっとり楽しみたい方もいらっしゃいます。
色々な価値観を持った方が入り混じる場所。それがBAR。
そんなパブリックスペースとしての側面も持つBARですから、お客様同士でも配慮し合って、全員が気持ちよく過ごせる空間にしたい所ですね。
だからこそ、そんな空間で自己中心的な振る舞いをされる方がいらっしゃると非常に悲しくなります。
今日はバーでされたら困ることをコミュ障視点で書かせて頂きたいと思います。
人見知りが語る【BARでされると困る事・8選】
ご覧ください!
BARでされると困る事 ①|話しかけられる
はい。「話しかけられる」。定番ですね。
私たちはバーテンダーの方のお仕事ぶりやお話を楽しませて頂く為にBARに伺っています。お客様との出会いは求めていません。
出会いはペアーズで間に合っています。
数多の出会いを経験し、善意を喰い物にされ続けてきたコミュ障にとって、見ず知らずの方に突然話しかけられる事は終わりの始まりを意味します。
どうかそっとしておいて下さい。
BARでされると困る事 ②|人の注文をダシに会話をする
こちらもよくある事ですが、人の注文を会話のダシに使われると大変モヤモヤします。
私「このウイスキー下さい」
マスター「畏まりました」
A氏「あ、このウイスキー入荷してたんですか〜」
はい。コレです。貴方も思い当たる節はありませんか?ついやっちゃいませんか?
いやね、違うんですよ。本当ついやっちゃいますし、私自身もやってました。本当、悪気はないんですよね。めっっっちゃ分かります。
話したいから話しただけ。そう。本当それだけ。
得体の知れない方に対して警戒心を抱きがちな人がいる事や、こちらのとったリアクションに反応される事が居心地悪く感じる人がいる事なんて想像できないだけなんですよね。勘弁して下さい。
そのボトルについて話をしたい気持ちは分かります。しかしボトルは逃げません。マスターも逃げません。
他人のリアクションを話の種にするのは少し間を開けてからにして下さい。
BARでされると困る事 ③|人の会話に相槌を打つ
稀に、会話の外から相槌を打ち続ける方がいらっしゃいます。
私「このウイスキーはどんなウイスキーなんですか?」
マスター「華やかですよ」
A氏「華やかですよね〜」
私「こちらはどんなウイスキーですか?」
マスター「ピートが効いてますよ」
A氏「確かに…」
怖いので止めて下さい。
BARでされると困る事 ④|カウンターの上にカバンを置く
我々コミュ障はパーソナルスペースが広い傾向にあります。
私たちは隣に人が座るだけで緊張しますし、まぁそれは一万歩譲って仕方ありませんが、机の上にカバンなんて置かれた日にはもう圧迫感で耐えられません。
元よりカバンをカウンターの上に置く事はよくない事とされています。お店に預けるか、足元、膝の上、もしくは椅子の背もたれと背中の間に挟むのがスマートとされています。
しかし今、そんな正論は必要ありません。
人のパーソナルスペースを犯さないで下さい。
そのカバンを少しずつ寄せて来ないで下さい。
なんでこんな場所で営業の小技を使われないといけないんですか。
不利な内容で契約させられてしまった過去を思い出すので勘弁して下さい。
BARでされると困る事 ⑤|騒ぐ
グループの方が多いでしょうか。
会話が盛り上がり大笑い。
友人が一人もいないコミュ障からすると、楽しそうなその姿は奥歯が磨り減りそうになる光景です。
しかし、他にお客様がいらっしゃる中で盛り上がられるのは配慮が足りないと言わざるを得ません。
とは言え①や④に比べて直接ダメージを与えられる訳ではない為「まぁこういう日もあるよね」で終わる事が多いです。
いくらコミュ障とは言え空気を読まず万物の悪を憎んでいたら、それは一周回って自己中に他なりません。
できるコミュ障は空気も読みます。清濁併せ呑んでこそのコミュ障です。
BARでされると困る事 ⑥|グラスを当てて乾杯する
バーではバカラやリーデル、ラリック等の高級なグラスが使われている事が珍しくありません。
そういったグラスは得てして割れやすい。
薄く、柔らかく、その上カッティングが施されていて、とにかく割れやすい。
私たちは富豪ではありません。乾杯の度にバカラのグラスをドイツの軍人のように床に叩きつけるような真似はできません。
バカラは特に澄み切った良い音が鳴りますよね。分かります。
グラスを当てて、乾杯
いつまでも残る「キィ〜ン……」という響きをBGMに見つめあう二人…
…(余韻)…
…はい。素敵です。
でも我慢して下さい。
グラスが当たった音色が素敵だからと言って他人の所有するグラスを乱暴に扱って良い理由にはなりません。
バカラグラスだったお店が「チップが酷くて」とダヴィンチグラスに変わる様は、もう二度と見たくありません。
乾杯する相手がいることに対する嫉妬ではございません。
BARでされると困る事 ⑦|奢る
稀に初対面の方にお酒を頂く事があります。
恐らく善意で提案して下さっているのでしょう。お気持ちは嬉しいです。ありがとうございます。
しかしコミュ障は優しさに慣れていません。意図が読めないアプローチに強い警戒心を抱きます。無償の愛なんてこの世に存在するはずがありません。
タダより高いものは無い。その奢られた一杯をきっかけに何が起こるんだろう。どんな高額商品を売りつけられるんだろうと不安でいっぱいになります。
人に強く言い寄られても毅然と対処できる性格をしているならコミュ障やってません。お願いですから気まぐれな優しさを見せないで下さい。
BARでされると困る事 ⑧|マウンティング目的の会話
さて、いくつか例を上げさせて頂きましたが…
中でも最も出会う頻度が高く!
最も困る事がこちらです!
A氏「これ知ってます?」
私「あ、XXだから良いですよね〜」
A氏「あ〜…これは知ってます?」
私「はい。△△ですよね〜」
A氏「…これは?」
私「はぁ…」
A氏「これは?」
私「……」
最後に
これまで私は相手に敬意を払いすぎていました。
「この人は悪い人じゃない。優しく接してあげよう。」
そう思い続けて生きてきました。
しかし、そんな気持ちを食い物にするサイコパスはこの世にゴマンと存在します。幾度の夜を超えてやっと気付きました。
「常連感を出したい」
「チヤホヤしてほしい」
「とにかく気持ち良くなりたい」
そんな方々の自己中心的な振る舞いに付き合う必要はありません。
あなたのいるBARがまっとうなBARでしたら、お店はあなたの味方をしてくれるはずです。
とは言え、困る事①や困る事②のような行為をする事が「場慣れ感が出る=スマートに見える」と考える方もいらっしゃいます。そして、そういった方が集まって成立しているバーが存在する事も事実です。
その時は諦めて下さい。
そのお店はそういう文化なんです。一杯目を飲みきらず退店する事を恐れないで下さい。
皆様のバーライフがより良いものになる事を祈っています!
このメディアには飲み歩きの記事も掲載しています。よろしければご参照ください。【カテゴリ:飲み歩き】
