バーボン樽、それも1stフィルにこだわり続けた歴史を持つラフロイグ。
そのラフロイグが最高級のシェリー樽と運命的な出会いを果たし、完成したのがこのボトルという事ですが…
一説には「幻のボトル」と言われたり、「ラフロイグのオフィシャルボトルの中で最も評価が高く高額で取引されているボトル」と言われたりしています。
一体どのような香味がするのでしょう。前振りからして恐ろしい。
それでは頂きます!
ボトル詳細
LMDW ラフロイグ 31年/1974-2005
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最上級のシェリーウッドカスクによって熟成された数樽を、マスターブレンダーのロバート・ヒックスが特別に選抜したボトルです。
ラフロイグでこのようなシェリーカスクのオフィシャルボトルは他になく、「元々は個人で持ち込んだ特別なシェリーカスクで長期熟成したものを、蒸留所が買い取ったのではないか…」という噂話も。
『The Nose』と呼ばれるブレンダー。バランタインの第四代マスターブレンダーで、4000種類の香りをかぎ分けると言われています
テイスティング
色>>
深みのある赤
香り>>
濃厚なシェリーの香り
ベリー、柑橘、ヨード、革、アーモンドフィッシュ
味わい>>
熟したトロピカルフルーツ
ベリー、糖蜜、プルーン、マンゴー、チョコレート、黒糖、ピート、タンニン
コメント>>
「まとまりと起伏の両立/永い愉しみ」
ベリーや濃厚なフルーツ、チョコレートなど様々な要素が押し寄せてきます。
余韻で感じるタンニンは良いアクセントとなりました。
多くの要素に気付くことができますが、そのバランスも見事です。味香りが散らばらない。まとまりと起伏の両立。これが良いシェリー樽と良い原酒の調和でしょうか。
綺麗かつ変化する香味。口の中で転がせば転がすほど新しい要素が現れます。それでいて疲れない。
時間をかけ、変化を楽しみながら飲みたいボトルです。
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◆ラフロイグ 10年
アイラ島でつくられるモルトは、 総じてスモーキーで海藻や潮の香の特性を抱いていますが、 「ラフロイグ」は力強い濃密な個性に魅せられた世界中のファンから、アイラモルトとして高い支持を受けています。ラフロイグ10年は力強いスモーキーフレーバが特徴的で、爽快なピート香と海草を思わせる潮の香りが渾然一体となっています。