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ジェムソン|名前の由来や歴史、おいしさの秘密に迫る【ミドルトン蒸留所】

ジェムソン(ミドルトン蒸留所)|スペック

【生産】
ミドルトン蒸留所
ダブリン、ボウ・ストリート→現在:アイルランド、コーク

ミドルトン蒸留所

ジェムソン、ミドルトン、パワーズ、レッドブレスト、スポットやパディーなどのブランドのアイリッシュ・ウイスキーのほとんどが製造されている

【蒸留器】
ドイツのホルスタイン社のハイブリット蒸留器(600L)

【出荷量】
470万ケース(5,640万本)/2013年
世界売り上げ1位のアイリッシュウイスキー
最大の市場はアメリカ

【販売元】
アイリッシュ・ディスティラーズ社(ペルノ・リカール社の子会社)

【輸入】
ペルノリカールジャパン

ジェムソン(ミドルトン蒸留所)|特徴

香味

香り:香ばしい、まろやかな香り。微かなシェリー香が感じられ、ほのかなフローラルに、スパイシーなウッディネスと甘みがちりばめられた香り。

味わい:スパイシー、ナッツ、バニラの香りの絶妙なバランスの中に、シェリーの甘味がほのかに混ざり、素晴らしくなめらかな味わい。

製法

大麦、モルト、グレーンの3つを原料とし、3回蒸留によって造られる
単式蒸溜器を用いて、3回にわたって蒸溜するという製法にこだわりを持っています。あえて時間をかけて蒸溜を繰り返すことで、独特のなめらかな口当たりがもたらされるから

また、原料となる麦芽を乾燥する際に、スコッチウイスキーのようにピート(泥炭)を用いるのでなく、密閉炉でじっくりと乾燥させることで、クセの少ない穏やかな香りを生み出しています。

こうして造られた原酒は、オーク樽で熟成されることで、まろやかさを増し、世界中で愛される「ジェムソン」ならではのスムーズな香りと味わいが実現するのです。

ジェムソン・ウイスキーは、グレーン・ウイスキーとシングル・モルト・ウイスキー、それと単式蒸留器ウイスキーと呼ばれる、大麦麦芽と発芽前の生の(グリーンの)アイルランド産の大麦を混ぜた原料から造られるウイスキーをブレンドしたものである。これら原料はすべて、コークの蒸留所の半径50マイル以内の地域から調達される。大麦は、天然ガス(昔は無煙炭)を燃焼させた密閉式のキルンで乾燥される。この方法は、いくつかのスコッチ・ウイスキーの蒸留所が行っているように、キルンをピートで焚くことにより、ピートの風味を添加させる伝統的な造製造法とは対照的である

スタンダードでは>>
ジェムソンスタンダードは、モルトにした大麦と未発芽の大麦を使い、バーボン、シェリーカスクで7年間熟成させたものをブレンドしているそうです。

熟成>>
樽を立てて置き熟成させている

功績

ジョン・ジェムソンとマーガレットの肖像画が、アイルランド国立美術館に収められている。(画家:サー・ヘンリー・レイバーン)

ジェムソン(ミドルトン蒸留所)|歴史

スコットランド人の弁護士、ジョン・ジェムソンがアイルランドへ渡る
(ジェムソンはクラクマンナンシャー州アロア出身)

1780>>
スタイン家、ダブリンにボウ・ストリート蒸留所を設立
年間生産量は3万ガロン

1786>>
ジェムソン、マーガレット・ヘイグと結婚
(マーガレットはヘイグ蒸留所を所有していたヘイグ家の娘)
(マーガレットはスタイン家のいとこ)
→ジェムソン、妻とともにダブリンに移る
→マーガレットの叔父に変わり、ボウ・ストリート蒸溜所の経営者となる

18C後期>>
ボウ・ストリート蒸溜所、年間生産量100万ガロンに成長

1805>>
生産量世界一となる
(現在では、単一の蒸留所で生産されたウイスキーとしては世界三位である)

1810>>
ジョン・ジェムソン・アンド・サン・アイリッシュ・ウイスキー会社設立

1829>>
アイルランドでの禁酒運動

1919>>
アイルランド独立戦争(1921まで)
→アイルランドとイギリスの貿易戦争につながる
→ジェムソン社のウイスキーもイギリスへの輸出が禁じられる

1920>>
アメリカでの禁酒法(1933まで)

1966>>
コーク・ディスティラーズ社とジョン・パワーズ社と合併
→IDC(アイリッシュ・ディスティラーズ・グループ)を設立

1976>>
アイルランド南部に新ミドルトン蒸留所を設立
→ダブリンの蒸溜所を閉鎖し、生産拠点を新ミドルトン蒸溜所に移転

※旧ミドルトン蒸留所とは
パディー銘柄の原産地。
新たに施設が付け加えられ、そこは、ジェムソン・ウイスキーの体験訪問センターとして利用されている
アイリッシュ・ウイスキー協会の本部が置かれている

1988>>
ペルノ・リカール社によりIDC買収

2008>>
アイリッシュ・パブ、ザ・ローカル(ミネアポリス)
671 ケース(22 本/日)のジェムソン・ウイスキーを売り上げ
ジェムソン・ウイスキーを提供するパブとして四年連続で世界一となる

2012>>
セント・パトリックス・デー限定ボトル販売開始

2019>>
3月、オンラインスマホゲーム「JAMESONを探せ!」を展開。抽選で、アイルランド旅行のペア航空券をはじめ、 「ジェムソン」ボトルとオリジナルグッズの数々をセットにしてプレゼント

ジェムソン(ミドルトン蒸留所)|ラインアップ

ジェムソン

スコットランド人のジョン・ジェムソンがアイルランドへ渡り、偉大なアイルランドの伝統を受け継いで「ジェムソン」を完成させました。
ピートを使わず、大麦、モルト、グレーンの3つを原料とし、3回蒸留によって造られる豊かな香味とスムーズな味わいが特徴。

香り>>
香ばしい、まろやか、ほんのりとシェリー香、ウッディネス

味わい>>
スパイシー、ナッツ、バニラ、微かにシェリーの甘味、なめらか

フィニッシュ>>
非常にスムーズ

ジェムソン
ブラック・バレル

チャーリングを2度行った黒焦げの樽、“ブラック・バレル”による熟成
風味豊かなピュアポットスチルウイスキーと、年に一度しか蒸留されないスモールバッチ(少量生産)のグレーンウイスキーを使用
バーボン樽とシェリー樽で熟成
バーボン樽には、マスタークーパー(樽職人)が熟練の技で、内面を炎で焦がすチャーリングを施す

香り>>
グレーンウイスキーからはバタースカッチやクリーミーなトフィーファッジ、ポットスチルウイスキーからは胡 椒のようなピリッとした香味が感じられます。シェリー樽由来の、ネクタリンやアプリコット、完熟したリンゴな ど、みずみずしいフルーツの香りが豊かに広がります。

味わい>>
黒く焦がしたバーボン樽が、グレーンウイスキーに濃厚なスパイスや香ばしいナッツの香り、バニラの甘さなどを加え、さらに、シェリー樽由来のフルーツのフレーバーが調和します。

フィニッシュ>>
芳醇で力強い、焦がした木の香りやバニラの余韻。

ジェムソン
カスクメイツ

ローカルクラフトブルワリー(フランシスカン・ウェル)とのコラボレーション
「ジェムソン」ウイスキーの熟成に使用した樽で、アイリッシュスタウトを熟成させてバレルエイジドビールを造り、その樽を再び蒸留所に戻して「ジェムソン」ウイスキーのフィニッシュに使用。
バターチョコレート。ミルクチョコレート。コーヒー。

香り>>
刈り取られたばかりの干し草のような香りが最初にたち、ライムゼスト、新鮮な果実の香り、青りんごや梨などが続きます。マイルドなポットスチル由来のスパイスが現れ、緑茶からヘーゼルナッツやミルクチョコレートへと深まっていき、それを微かなホップのフレーバー、トーストされたオークや大麦の香りが支えます。

味わい>>
ポットスチルウイスキーの特徴である甘みと、スタウト樽でのフィニッシュに由来する微かなホップとカカオの風味が重なり合う。さらにマジパンや焦がしたオーク樽のフレーバーが加わった複雑な味わい。

フィニッシュ>>
ミルクチョコレートやバタースコッチの甘味が感じられる長い余韻。

ジェムソン
カスクメイツ・東京エディション

東京のクラフトビールブルワリー、「DevilCraft」とのコラボレーション
「ジェムソン」ウイスキーの熟成に使用した樽を東京へ送り、「DevilCraft」の2種類のクラフトビール、インペリアル・スタウトとインペリアル・ライ・ブラウン・エールを別々の樽で熟成させ、数量限定のバレルエイジドビールを製造。その後、空にした樽を再びアイルランドの蒸留所へ送り戻し、「ジェムソン」ウイスキーのフィニッシュ(後熟)に使用してブレンド
DevilCraftは「ワールドビアカップ2016」で金賞を受賞している

香り>>
ホップ、浅煎りのコーヒー豆、軽く焦がした樽材、バタースコッチ、果実の香りが漂います。

味わい>>
なめらかな中に、微かなコーヒー、ほのかでスパイシーなクローブ、甘いりんごのフレーバーが楽しめます。

フィニッシュ>>
焦がした樽材のほのかで円熟した味わいに続き、口当たりの良いスパイシーさが残ります。

ジェムソン
ボウ・ストリート 18年

カスクストレングス
コークのミドルトン蒸留所で3回蒸留、厳選したヨーロピアンオーク樽とアメリカンオーク樽で18年以上熟成された3種類の希少なウイスキーをブレンド。それをジェムソンの故郷ダブリンのボウ・ストリート旧蒸留所で、ファーストフィルのバーボン樽72樽に移し替えて更に熟成し、フィニッシュ

香り>>
樽を感じさせる豊かな香りに、深みのあるトフィーとスパイスの香りが重なる。

味わい>>
香りに続くトフィーとオークの味わいと共に、レザーとバニラがほのかに漂い、さらにシェリー由来のわずかなナッティさが芳醇さと複雑さを醸し出す

フィニッシュ>>
甘いトフィーに始まり、徐々に現れるトーステッドオーク由来の味わいとスパイシーさが、最後まで余韻として長く続く。

デザインについて

ボトルは18面にカットされた多面体のデザインで、上質なオーク樽で熟成された18年の年数を表している。蒸留に使用された銅製のポットスチルをイメージした銅板の蓋を用いた木箱には、ジェムソン ボウ・ストリート旧蒸留所の地図が刻まれ、底には購入者限定のオンライン体験への招待状となる銅メダルがはめ込まれています。

ジェムソン(ミドルトン蒸留所)|イベント

2019>>
JAMESON HALLOWEEN FES 2
AMESON HALLOWEEN LIVE開催

2月
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
浅草蔵前×ジェムソン クラフト春カクテル祭

6月23日から26日
世界的なバーテンダー・サミット「Jameson Barrelmen’s Homecoming(ジェムソン バレルマンズ ホームカミング)」をアイルランドのダブリンとコークで開催
日本代表として出場した「RAGE COFFEE BAR」(東京・銀座)の中村敦氏が見事世界第5位を獲得

11月
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
浅草蔵前×ジェムソン クラフト秋カクテル祭

2019-2020>>
JAMESON ROCK NIGHT
12月、1月、2月と3ヶ月に渡りインディーズロックバンド計6組を全力で応援するイベント

動画

 

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ジロー/ Giraud
ジロー/ Giraud
気付いたらウイスキー沼に引きずり込まれてました。責任取ってください。