6g_アイランズ

ジュラ蒸留所|価格や味は?名前の由来や歴史も解説【スコッチウイスキー・アイランズ地方】

ジュラ蒸留所|スペック

【会社】
エンペラドール社

【国】
スコットランド/ジュラ島/Craighouse
地区:アイランズ

【名前の由来】
ジュラ島に由来
ジュラとは:北ゲルマン語群で「鹿」を意味する「hjortr」(英語では「Jurach」)に由来すると言われています。

【ロゴ・アイコン】

【ボトル】

【原料】
大麦:ベアーズ社

【ピート】
ノンピート
ヘビーピート:40ppm

【仕込み水】
マーケット・ロッホ
水は岩の上を流れているため、泥炭の影響をあまり受けていないとか

【発酵曹】
ステンレス製 x6基

【イースト】

マウリのディスティラリー酵母

【発酵時間】
54~98時間

【蒸留器】
初留器:ランタン [—ℓ x2] 再留器:ランタン [—ℓ x2] 加熱:スチーム

【冷却器】
シェル&チューブ

【樽】
[バーボン樽] ファーストフィル
[シェリー樽] マツサレムシェリー(長期熟成シェリー)
その他

【年間生産量】
2200万ℓ

【ブレンド先】

ジュラ蒸留所|特徴

ライトウイスキーの為の蒸溜所

ピートが潤沢なジュラ島ですが、ジュラは(ほぼ)ノンピートです。その理由は、1960年代のブレンダー、マッキンレー氏によりライトな酒質のウイスキーを求められた為。今も市場に則したウイスキーを作り続けています。

とは言え、1990年代後半から毎年、短い期間のみピーテッドモルトを使用することもあるそうです。2018年よりジュラのコアレンジにわずかなピートスピリッツをブレンドする事で絶妙なスモーキーさを実現させているとのこと。

海から近いのに潮気が薄い?

蒸留所のマネージャーであるウィリー・テイトは、熟成の段階で、ジュラの麦芽に潮の風味を誘発するようなことはしていないと強調しています。

また、製品の10分の1以下はシェリーカスクで熟成され、残りはスコッチウイスキーの空き樽にて熟成されます。 そのため、本来のバーボン樽由来のバニラの影響は大幅に取り除かれている。
これが不必要に強調されていないジュラのウイスキーの要素となっている、彼は言っています。

鹿の島

南北38km、東西13kmのスコットランド西岸に浮かぶ島、ジュラ島。
人口200人に対し、野生の赤鹿が5000頭も棲み、島には道路が1本しかありません。

背の高いポットスチル

7.7mの高さを誇る単式蒸留器を保有しています。軽快で純粋なスピリッツを作り出すと言われています。

初留は8時間、再留は11時間と言われています。

ジョージ・オーウェルの故郷

オーウェルは1948年、”1984″という近未来小説を完成させた時、ジュラ島のバーンヒルにある農舎に住んでいました。

様々な名前

この蒸溜所は多くの所有者を渡り歩きました。
Craighouse、Small Isles、Caol nan Eilean、そして、Jura。
1901年に閉鎖しました。離島でウイスキーを生産するのは非常にコストがかかるとのことです。

地域振興も兼ねた経営

1963年、島の地主の2人であるロビンフレッチャーとトニーライリースミスは、島の人口のさらなる減少を阻止する為、閉鎖されていた蒸溜所を用い、もう一度ウィスキーの製造を開始することを決定しました。

リースを本拠とするブレンダーのチャールズマッキンレイからの財政支援を受け、有名なデザイナーのウィリアムデルメエヴァンスが雇われ、1978年に現在のサイズに拡張された大型の近代的な蒸留所が建設されたとのことです。

ジュラ蒸留所|歴史

1810年
オーナー:The Campbell Family

1853
オーナー:Norman Buchanan

1867
オーナー:J&K Orr

1876
オーナー:James Ferguson & Sons

1901年
地主との契約問題がこじれて取り壊し

1950年
再建されたものの、コアなウイスキー愛好家の支持は得られず。

1960
オーナー:Charles Mackinlay & Co

1960
オーナー:Scottish & Newcastle Breweries

1964年
ウイスキー生産再開

1974年
シングルモルトとして販売開始

1985
オーナー:Invergordon Distillers

1995
オーナー:Whyte and Mackay Group

2002年
ピーテッドモルトを使用した原酒を一部のノンエイジボトルにブレンド開始

2009年
100%ピーテッドモルトを使用したボトルをリリース

2014
オーナー:Emperador Distillers Inc

2018年
10年、12年、18年のラインナップを開始

ジュラ蒸留所|種類・ラインナップ

アイル・オブ・ジュラ 10年 オリジン

バーボン樽で10年熟成したノンピートのウイスキー。ハチミツやキャラメルのような甘味やハーブの風味もやさしい

樽>>
バーボン樽:ファーストフィル
香り>>
クリーン&フレッシュ。シトラスフルーツ、アーモンド、バニラ
味わい>>
ライトピートでやわらかい。シトラスフルーツ、スパイス、天然塩。

アイル・オブ・ジュラ 12年 エリキシール

エリキシール“ELIXIR(万能薬の意)”は、アメリカン・ホワイト・オーク樽とシェリー樽熟成原酒のブレンドでつくられるイギリス国内向けアイテム。

ジュラ蒸留所は島の神話と伝説に頼る伝統があり、その島の伝説では、島の水(ジュラ蒸留所のすべてのウイスキーに使われている)には健康に神秘的な影響を与え、人を長寿にすると言われています。

何人かのDiurachs(ジュラ島に住んでいる人々)が、180歳まで生きた男性(島の墓石で確認できる)を含め、100歳以上まで生きたと証言しています。

樽>>
アメリカン・ホワイト・オーク樽、シェリー樽
香り>>
フルーティ、スウィート、シェリー。少しタバコ、ドライプラム、シナモン、柑橘系
味わい>>
スウィート、シェリー、ドライフルーツ、ウッドスパイス、オーク、少しショウガ

アイル・オブ・ジュラ 16年 ジュラックスオウン

ホワイトオーク樽で14年、その後シェリー樽で2年熟成し、甘さのなかに柑橘系の味も加わった、厚みのある風味が特徴のウイスキー。世界的な酒類競技会のひとつ「サンフランシスコワールドスピリッツコンペティション」で金賞を獲得した実力派です。

樽>>

香り>>

味わい>>

アイル・オブ・ジュラ スーパースティション

ヘビーピート麦芽で昔のスタイルを再現。ピーティーで力強いが、クリーンでスムースな特徴をしっかりと残しています。

名前は「4月のピートカットは不吉」というジュラ島の「スーパースティション(迷信)」に由来。今でもその迷信を守り続けているとか。

樽>>

香り>>
デリケートなピート、焦がした砂糖、はちみつ、シナモン、オレンジピール
味わい>>
はちみつの甘さの後にピート。ジンジャー、オイル、古い木

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ジロー/ Giraud
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気付いたらウイスキー沼に引きずり込まれてました。責任取ってください。