ハイチオールC。
お肌をケアする医薬品として有名ですが、実は二日酔いにも効果があることをご存じでしょうか。
えっ?本当に?
大丈夫なの??
本来の機能と違う使い方をして大丈夫?
その不安はもちろんです。
それぞれ解決致します。
という事で、今回はハイチオールCの知られざる効能について解説します。
この記事を読んだ貴方はハイチオールCを試したくなる事請け合い!
まさかアセトアルデヒドへの効果も望めるなんて…
まずは商品のラインナップから解説します。
ハイチオールC|ラインナップ
エスエス製薬から出ているハイチオール・シリーズのひとつ「ハイチオールC」。
一口にハイチオールCと言っても色々な商品がリリースされています。
主に以下の三つが有名です。
・ハイチオールC ホワイティア
・ハイチオールC プラス2(旧ハイチオールCプラス)
・ハイチオールC プルミエール
それぞれの特徴は以下をご覧下さい。
エスエス製薬
ハイチオールC ホワイティア
主な成分 | L-システイン240mg アスコルビン酸(ビタミンC)500mg パントテン酸カルシウム 30mg |
---|---|
価格 | 40錠|1,650円(税抜) 120錠|4,500円(税抜) |
用法・用量 | 1日2回。1回量は2錠。(成人) |
エスエス製薬
ハイチオールC プラス2
主な成分 | L-システイン240mg ビタミンC500mg パントテン酸カルシウム 24mg |
---|---|
価格 | 60錠|1,500円(税抜) 180錠|4,200円(税抜) 270錠|5,500円(税抜) |
用法・用量 | 1日3回。1回量は2錠。(成人) |
エスエス製薬
ハイチオール-C プルミエール
主な成分 | L-システイン240mg アスコルビン酸(ビタミンC)300mg パントテン酸カルシウム24mg |
---|---|
価格 | 120錠|4,500円(税抜) |
用法・用量 | 1日2回。1回量は2錠。(成人) |
実は色々!ハイチオール・シリーズ
ハイチオール・シリーズはハイチオールCの他に「ハイチオール コラーゲンブライト」や「ハイチオールBクリア」と言った商品もリリースされています。これらはコラーゲンやビタミンBに力を入れた商品。興味のある方は探されてみて下さい。
ハイチオールC|二日酔いに効果的な理由
二日酔いが起こる理由。それはアセトアルデヒドの蓄積により起こります。溜まったアセトアルデヒドが活性酸素を通じて細胞を傷付ける為です。
そんな溜まったアルデヒドに効果的なのがL-システイン。
そう、ハイチオールCの主成分です。
L-システインはアセトアルデヒドの分解を促します。
その結果、二日酔いの改善につながります。
そしてこの効果は対症療法だけではありません。
事前に服用しておくことで「二日酔いの防止」にもなるのです。
更にハイチオールCはアルコールを分解する酵素を助ける力を持っています。
アセトアルデヒドだけで無く、アルコール分解すら助けます。
・ハイチオールCはがん予防にもなる?・
先日、お酒に慣れる事は出来てもアセトアルデヒドには慣れない、という記事を上げました。

しかしハイチオールCが本当にアルデヒドの分解を促進するなら、この医薬品は私たちウイスキーラバーにとって掛け替えのないパートナーになるでしょう。
ハイチオールC|何錠飲めばいいの?
一回の推奨服用量は2錠と言われています。(L-システインの量にして80mgです)
L-システインの一日推奨摂取量は体重60kgの方で900mgと言われていますので、数値上は11錠…頑張れば12錠程イケる計算になります。
しかし無理は禁物です。
もし夜に飲み会が決まっているなら朝方から少しずつハイチオールCを取り入れ、じっくりと成分を身体中に染み渡らせて臨むのがベターでしょう。
ハイチオールC|飲むタイミング
と言いつつも、飲むタイミングは実は決められていません。
しかし一般的に飲酒の1時間前から飲まれる方が多い様です。もちろん飲酒直前や飲酒中に飲まれても効果を発揮します。
二日酔いになってしまった後でも、ハイチオールCを飲む事で、より早く回復する事ができるでしょう。
アルコールの消失速度の平均値は男性でおよそ1時間に9g、女性で6.5g程度と言われています。
ウイスキーのアルコール含有率はおよそ1杯に10g(30ml)程です。
その10gがアセトアルデヒドに分解されるタイミングを考えると、ハイチオールCを飲酒直前に飲んだとしても効果は発揮される事でしょう。
ハイチオールC|主成分
ハイチオールCシリーズは色々なボトルがリリースされていますが、どのボトルにも「L-システイン」「アスコルビン酸(ビタミンC)」「パントテン酸カルシウム」が配合されています。
私たちに最も重要なのはL-システイン。この成分が二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進してくれます。
01
L-システイン
L-Cysteine / C3H7NO2S
ハイチオールCシリーズの主役とも言えるL-システイン。この成分は非必須アミノ酸の一種で、有害な物質を吸着して体外に排出する効果があります。
※非必須アミノ酸とは:体内で合成できるアミノ酸の事を指します
体内でお酒(アルコール)を処理する酵素であるアルコール脱水素酵素、アセトアルデヒド脱水素酵素を活性化する作用も持ち、二日酔いの改善に用いられています。
02
アスコルビン酸(ビタミンC)
Ascorbic Acid / C6H8O6
疲労回復。皮膚や筋肉、骨、血管など全身の組織を作るコラーゲンの生成に欠かせない成分です。抗酸化力も強く、鉄の吸収を助け造血作用を高める働きもしています。
L-システインと協力する事で過剰なメラミンの発生を抑制するとも言われています。
03
パントテン酸カルシウム
Calcium pantothenate / (C9H16NO5)2. Ca
ビタミンB5とも呼ばれるパンテトン酸。脂質、糖質、たんぱく質の代謝に必要な成分です。美肌を目的とした保健剤やビタミン補給を目的とした栄養剤などに配合されています。
ハイチオールC|名前の由来
名前の由来は、上で説明したハイチオールCシリーズ製品の主成分であるL-システイン(アミノ酸)に由来します。
L-システインに含まれていて重要な働きをするのがチオール基(活性SH基)です。
そこで、
チオール基、もといL-システインを多く含んでいる
↓
更にビタミンCも配合している
↓
ハイ(High)チオール(基)C
※たくさんチオール基を含有した、ビタミンC配合薬品の意
と名付けられました。
ハイチオールC|ウコンの力やヘパリーゼとの違い
ハイチオールCに含まれるL-システインは体内の機能を活性化させる成分です。
対してウコンの力やヘパリーゼ、カンゾコーワなどに含まれる成分はウコン由来の「クルクミン」ですが、その効果は現在研究中。見解は人によって異なります。(ブルーベリーは目に良いと言われているのと似ています)
このクルクミンは摂取しすぎると体の不調の原因となるとの意見もあります。摂りすぎにはお気を付け下さい。
ハイチオールC|処方医薬品との比較
余談ですが、お医者様から何らかの症状を改善する為に、処方医薬品としてハイチオール錠(L-システイン錠)を支給される場合もあります。
その場合は以下のように指導の上、支給されるそうです。
処方医薬品としてのハイチオール錠の用法・容量
湿疹・蕁麻疹・薬疹・中毒疹・尋常性ざ瘡・多形滲出性紅斑の治療において
1回80mgを1日2〜3回服用
放射線障害による白血球減少症の治療において
1回160mgを1日3回服用
※年齢・症状によって増減します
エスエス製薬の販売する「ハイチオールC」に含まれるL-システインの量は6錠で240mgになるよう設計されています。
これを上の資料と照らし合わせると、皮膚疾患の治療に用いられる量と等しく、白血球減少症の治療時の半分の量となることが分かります。
だから何だというわけではありません。「へ〜」と思っていただければ幸いです。
ハイチオールC|副作用・併用は可能か
副作用はほとんど無いと言われています。
しかし、稀に悪心、下痢、口渇、腹痛などの症状が現れるとも言われています。
併用してはいけない薬も特にありません。
食事のタイミングも気にせず服用していただけます。
しかし過剰摂取した場合は美白効果が行き過ぎるからか、白髪の原因になるとも言われています。
またシステインの代謝物であるシスチンが動脈硬化を増悪させる可能性を示すデータも存在します。
副作用を出さない最適な摂取量は研究中とのことですが「指示量より多く服用しても過剰量は排出される」とする意見もあります。
L-システインの推奨摂取量は600〜1,800 mg(体重1kgにつき15mg)とするのが一般的です。推奨されている用法・容量を守ることが肝要でしょう。
ハイチオールC|まとめ
本日の記事は以上です。
最後までご覧頂きありがとうございます。
飲み会前の強い味方になり得るハイチオールC。
個人的にはアセトアルデヒド脱水素酵素を活性化する作用に注目したい所です。
それではまた。
エスエス製薬
ハイチオールC ホワイティア


パンテトン酸カルシウムが多めのボトル。その分価格もお高めです。L-システインやビタミンCの量は変わらない為、いっそうの美肌効果を狙う方にお勧めです。
主な成分 | L-システイン240mg アスコルビン酸(ビタミンC)500mg パントテン酸カルシウム 30mg |
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価格 | 40錠|1,650円(税抜) 120錠|4,500円(税抜) |
用法・用量 | 1日2回。1回量は2錠。(成人) |
エスエス製薬
ハイチオールC プラス2


2020年3月3日(火)に発売されたハイチオールC・シリーズの最新商品。270錠の大容量サイズのボトルが登場。シルキースムースコーティングの採用及び錠剤の小型化で服用しやすくなりました。
主な成分 | L-システイン240mg ビタミンC500mg パントテン酸カルシウム 24mg |
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価格 | 60錠|1,500円(税抜) 180錠|4,200円(税抜) 270錠|5,500円(税抜) |
用法・用量 | 1日3回。1回量は2錠。(成人) |
エスエス製薬
ハイチオールC プラス


2015年に流通し始めたハイチオールCプラス。プラス2の元となった商品で、成分はほとんど変わりません。
主な成分 | L-システイン240mg ビタミンC500mg パントテン酸カルシウム 24mg |
---|---|
価格 | 60錠|1,500円(税抜) 180錠|4,200円(税抜) |
用法・用量 | 1日3回。1回量は2錠。(成人) |
エスエス製薬
ハイチオール-C プルミエール


2007年に流通が始まったハイチオール-C プルミエール。ビタミンCの配合が300mgと現行商品より少なく、一錠あたりの価格も高いのが特徴です。
主な成分 | L-システイン240mg アスコルビン酸(ビタミンC)300mg パントテン酸カルシウム24mg |
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価格 | 120錠|4,500円(税抜) |
用法・用量 | 1日2回。1回量は2錠。(成人) |
ハイチオールC|口コミ・評価・評判
【美白効果】 【二日酔い効果】
シミやそばかすの治療薬である”ハイチオールC”
副作用として二日酔いにもよく効く。
元は二日酔いの薬として開発していたが、美白効果の方が高い薬ができてしまったためシミの薬として発売した経緯がある。 https://t.co/kmXwzYjLP4— 有益情報発信局 (@yueki_joho_7) January 8, 2021
ニコちゃん、こんばんは🌟
そうなの飲む前と飲んだ翌日にもハイチオールCいいのよ😁👍わが家ではハイチオールCのことをドーピングと呼んでる🤣笑
読んでくれてありがとう❤️腸詰めねおうちの中でソーセージ工場見学気分だよ😂✨新しい事を一緒に学べると親も楽しいよね💗— ばばみど❤︎徳育ママ@kozure-odekake (@kozure) January 8, 2021
めちゃくちゃ酒を飲まされる医薬品の営業担当はハイチオールCを使っているという話思い出したので明日買ってくる。なんか理論値でアセトアルデヒドの分解にかかる時間を半分にしてくれるとか
— さとぅー (@nerichyagi) January 8, 2021
限界最底辺酒乱なので、ハイチオールCをさかなにストロング系チューハイ飲んでる彡・(エ)・`*ミ
— 円盤餃子 クェース・ケイ (@potter_ksk) January 8, 2021
実はハイチオールCは二日酔いに効く
個人的にはウコンより効くから、飲む前でも飲んだ後でも使うといい
むしろシミには効くかわからない— 橘さん (@Tachibashira) January 7, 2021
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