グレンファークラスってどんなお酒?
ドイツに市場を向けた、強い拘りを持つグラント一族によって生み出されるシングルモルトウイスキー、グレンファークラス。
シェリー樽へのこだわり、スチルの加熱方法、そしてカスクフィニッシュに対する考え等は見ていて「なるほど」と感心するほど。
その昔グレンファークラスの広報を担っていたパティソン社の倒産や、1980年代の不況を乗り越えたその経営手腕は伊達ではありません。
150年間拘り続けた歴史を、本日味あわせて頂きます!
ボトル情報

グレンファークラス 12年
メーカーコメント>>
シェリー樽熟成の特徴がよく表れた、リッチでバランスのとれた味わい。グレンファークラスの味わいの世界を知るのに最適です。世界的ウイスキー評論家も絶賛する、ラインナップの中で最も人気がある1本。
樽>>
・シェリー樽
香り>>
イチゴジャム、ドライフルーツ、プラム
味わい>>
カラメル、ジャム、ドライフルーツ、ビターオレンジ、スパイス
フィニッシュ>>
樽香
グレンファークラス 21年
メーカーコメント>>
熟した果実のバスケット、繊細なオーク、濃厚だが主張しすぎないエレガントなシェリーの風味。全ての要素が高い次元で調和する、極めて精緻で贅沢な熟成モルト。優雅な時間を過ごしながら、じっくり向き合いたい1本です。
樽>>
・シェリー樽
香り>>
ドライフルーツ、ローストアーモンド、メープルシロップ
味わい>>
濃厚なレーズン、プラム、バニラビーンズ、ハチミツ、ココナッツ、チョコビーンズ、カカオ、オレンジ
フィニッシュ>>
強い樽香
※12年、21年ともにホワイトオークの新樽を使用している可能性もあるとの事です
味比べ

ファークラス12年「クリーミーなパイナップル」
香り>>
強い柑橘、マジパン
味わい>>
クリーミー、パイナップル、柑橘とスパイス、かすかに塩キャラメル
同量加水>>
オレンジとナッツの香り。クリームと柑橘の味わい。渋みも表出
※イチゴをパイナップルと思った?
ファークラス21年「落ち着いてリッチになったファークラス」
香り>>
オレンジ、蜂蜜、シェリー
味わい>>
クリーミー、リッチ、シェリー、レーズン、スパイス
全体的に落ち着いているも、余韻は変わらずホット。
同量加水>>
香りは軽やかに。軽く柑橘と蜂蜜、レーズンが香る。
味はリッチさが目立つかと思いきや、クリーミーなバニラと桃のような甘味が際立つ。余韻は白葡萄と多少の渋み。
まとめ
オレンジの香りとクリーミーさ、そしてスパイスがファークラスの特徴でしょうか。
12年を加水した時に表出したナッツの香りが面白いですね。
21年の加水時は桃のような甘さに驚きました。
クリームパインな12年、落ち着きリッチな21年、大変美味しゅうございました。


P.S.



