DATA
ダルウィニー蒸留所
Dalwhinnie Distillery
【会社】
ディアジオ社
【国】
スコットランド、ハイランド
【名前の由来】
ゲール語で「待ち合わせ場所」「中継地」
3つの主要な運転道路が合流した場所であった事から
その昔、家畜を連れて行く際に群れを集めた場所であった事も
【ラベル】
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【ロゴ・アイコン】
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【ボトル】
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【原料】
大半を自家精麦
【ピート】
ライト・ピーテッド
【仕込み水】
アルタナスルイー川
(グランピアン山脈の雪解け水が流れる川)
【発酵曹】
木製 x6曹
【イースト】
クリームタイプ
【発酵時間】
50時間
【蒸留器】
初留釜:16,900L [ストレートスチル]x1基
再留釜:16,500L [ストレートスチル]x1基
スチーム式
【冷却器】
ワームタブ
【樽】
バーボン樽:リフィル
シェリー樽
【年間生産量】
130万L
95%がブレンデッド用
【ブレンド先】
ロイヤルハウスホールド、ブラック&ホワイト
ダルウィニー蒸留所|香味
柑橘、ハチミツ
スコットランドの国花として知られるヘザー
控えめなピート
ソフトな口当たりとマイルドな味わい
ダルウィニー蒸留所|特徴
ワームタブと長い発酵→硫黄とワックス感を産みます
蒸溜所の気温は非常に低く、ワームタブを流れる上記は急速に冷却されます。ダルウィニーの個性の形成に一役買っています。
硫黄の重さを表現するには15年間、リフィルキャスクを使用する必要があると言われています。
伝統的な開放式の糖化槽を使用
スコッチ蒸留所を英国以外の会社が所有した最初の蒸留所
ダルウィニーの土地には道路と鉄道が引かれていますが、冬には定期的に遮断されます。
最も標高の高い(1,073フィート、約326m)蒸溜所でした。
(現在はブレイヴァル蒸溜所が一番です)
年間平均気温が6℃と、人が居住している地域ではスコットランドで最も寒い場所でもあります。
政府の気象観測所も兼ねており、毎朝気温と湿度を計測するのがこの蒸留所スタッフの仕事でもあります
冷涼な気候の影響からか、樽熟成はゆっくりと進み、原酒の量が減っていく「エンジェルズシェア」も少なめ
ダルウィニー蒸留所|歴史
1897年
ストラススペイ蒸溜所
ジョングラント、ジョージセラー、アレクサンダーマッケンジーら3人の地元のビジネスマンにより設立
1898年
ブライスファミリーが所有者となる
1905年
アメリカのCook&Bernheimerに売却
ダルウィニーと名称変更
スコッチ蒸留所を英国以外の会社が所有する最初の蒸留所となる
1919年
スコットランド人のブレンダー、マクドナルド・グリーンレスが所有者となる
1926年
DCL社と合併
ダルウィニーのライセンスがJames Buchananに移譲
1934年
火災トラブル
1986年
UD社
ワームタブ(鋳鉄製)廃止。チューブコンデンサー導入。
(※要確認:改装により一時閉鎖していたという情報も有)
1988年
クラシックモルトセレクションのハイランド代表となる
1995年
チューブコンデンサー廃止。ワームタブ(木製)再導入。
1997年
ディアジオ社
現在のマネージャーはユアン・マッキントッシュ
オーバン、ラガヴーリン、カリラでの勤務を経てダルウィニーのマネージャーに任命された
ダルウィニー蒸留所|製品・種類・ラインナップ
ダルウィニー
15年
使用樽
・バーボン樽:リフィル
ダルウィニー蒸留所|動画