こんにちは。イチローです。
最近はコンパスボックスのラベルに見とれる毎日を過ごしています。
ウイスキーは基本的に段ボールに保管しており光に晒すことはあまりないのですが、最近は思うところがあってミズ&レジェンズの3本を卓上に並べています。
寝室からデスクに入るとこれらのラベルが出迎えてくれるのですが、デスクに向かう度に少し気分が高揚するので「こういうのも良いなぁ」と思っている今日この頃です。
今回の前説はあっさりめ。
そんな日もある。イチローです。
ボトル説明
美しいデザインのミズ&レジェンズですが、ボトルには一体どのようなウイスキーが詰められているのでしょう。そのコンセプトから説明致します。
COMPASS BOX:MYTHS & LEGENDS 2
「神話と伝説」と銘打たれたウイスキー。
このウイスキーは
ウイスキー造りとは創造性と品質が重要で、旧来からあるカテゴリーやコンセプト、蒸留所名や地域からイメージや固定観念(ウイスキーにおける神話と伝説)は重要ではない。
という考えのもとボトリングされています。
ミズ&レジェンズのシリーズには3種類のボトルが存在し、その中の一本がこのミズ&レジェンズ2となります。
中身はグレンエルギンのシングルモルト。
樽構成の詳細は下記となります。
◆ 樽構成 ◆

- Recharred American Oak Barrels
78.0% - Refill Bourbon Hogsheads
8.0% - Recharred American Oak Hogsheads
8.0% - Refill Sherry Butts
3.0% - Recharred American Oak Barrels
3.0%
テイスティング
テイスティングの結果は下記をご参照下さい。
※抜栓直後の感想です
COMPASS BOX
MYTHS & LEGENDS 2
GLEN ELIGIN
香り>>
パパイヤ、洋ナシ、蜂蜜。濡れた段ボール。林檎
味わい>>
レモンキャンディ、洋ナシ、転がすほどに消えゆく甘やかな香味
余韻>>
フローラル、スパイス、木工室
香り
香りはエルギンらしいパパイヤ。爽やかな洋梨も強く感じます。蜂蜜も。
鼻につくエタノールは、強い甘味を期待させてくれますね。濡れた段ボールのような香りはグラスの洗いが不十分でしたでしょうか。検証します。
香りの時点では「洋梨が強いエルギンかな」という感想です。
味わい
味わいはまだ開いていない印象。
若いエルギンで感じる事の多い「パワフルレモンキャンディ」には無い深みを感じますが、舌の上で転がすほど甘やかな香味は消え、洋梨とフローラルな香味が目立ちます。
余韻
フルーティな要素は薄まり、フローラルでスパイシーな余韻が残る。
面白いのは、舌の上で転がさずに勢いよくグイッと飲む方が香りの膨らみを強く感じるところ。
そうして飲むと「甘い香りが薄い」という印象は無くなり、エルギンらしいパパイヤに洋梨の爽やかさが強めに加わった、余韻の膨らみにフローラルさも感じる大変興味深いエルギンになりました。
まとめ
「舌の上で転がさずに飲む」という新しいテイスティングスタイルを発見させてくれたミズ&レジェンズ2。
しかし舌の上で転がす時間もウイスキーの楽しみの一つと思っているので、なんとも言えないところではあります。
とは言え、この味作りはクセになりそうな気も。
ストレートな味作りに飽きた時に飲むと面白いのではないでしょうか。
今後どのように香味が変化するか楽しみにしています。
MYTHS&LEGENDS2を一言で表すと
洋梨フローラルなエルギン
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◆ MYTHS & LEGENDS 2 ◆


