テイスティング・レビュー

【随時更新】ちょい飲みウイスキー【ひとくちレビュー】

ちょい飲みウイスキーとは

皆様のご好意だったり、ちょっとした試飲だったりでひとくち程度の味見をさせて頂いたボトルのテイスティングノートをまとめています。割と好きに書いてます。上の情報ほど新しい情報です。

カリラ30年 キングスバリー

出汁感、酸味、濡れた雑巾。熟成感や複雑味はとらえ切れず。

酸味が際立つ出汁感からは2021年のフェスアイラ向けボウモアを思い出す。更に余韻の雑巾感のインパクトは凄まじい。「シンクの三角コーナー」と例える人もいるそうな。カットポイントを早めすぎた事が原因とも言われているとか、いないとか。30年熟成というと…という比較をする元気も無くなっている自分に驚く。

クライヌリッシュ2000

ワクシーな香りが強烈。カットポイントを早めた為雑味が残ったのか
ドライで軽快。エステリー。スモーキーなふくよかさもあり。
時間を置くとワクシーさが目立たなくなりクリーミーに。フローラル、蝋燭。

オールドプルトニー12年 90年代流通

一言で
蜂蜜、小麦、塩

ふくよかな香味の上にまぶされた塩。塩味に上擦った感は無く、小麦と蜂蜜の味わいの中にバランスよく練りこまれています。そして口当たりはスムースです。(これは経年によるものか)

酒質はしっとりふくよかで多層的。現行の硬質で華やかな洋梨系プルトニーからは想像できないタッチです。

大変心地良いバランスを持ったオールドプルトニーでした。スプリングバンクと並んで潮の二大巨塔とされていたのも頷けます。

軽井沢12年

一言で
ドライ
蜂蜜、オレンジ、スパイス

「火薬を感じる」と例える方もいらっしゃいました。もしかすると硫黄を感じ取ったのかもしれません。

健康状態は「香りが抜け気味」「ギリギリ大丈夫」とやや不健康気味な様子。なんにせよ蜂蜜とオレンジ感、胡椒のようなスパイスは当時のサントリー、ニッカ製品から感じることが少ない特徴なので差別化できると思います。

歴史をご馳走様でした。

ちょい飲み|グレンタレット・ピーテッド

一言で
柔らかな畳とピート。
力強い肉肉しさ。分離感。

某バーテンダーにより地雷ボトル認定されてしまったボトル。

確かに上擦った味わいは否定できませんが個人的には許容範囲です。ピートは大概の事をマスキングしてくれます。

静岡蒸溜所・ニューポット

一言で
乳酸菌・グラッシー・バナナ

乳酸菌にグラッシー。サトウキビのような香りに青々とした香り。樽感。柔らかなエステリーな味わい。バナナ。

静岡蒸溜所のプライベートカスク。熟成が楽しみです。

メスカル

一言で
柔らかなブランコ

ブランコとは思えない柔らかなタッチ。こんなブランコもあるんですね。勉強させて頂きました。

ヘイグとディンプル(オールドボトル)

一言で
ヘイグはえもいえぬ濃厚な香り。
硫黄と小麦と蜂蜜。
※特に硫黄が強い。ディンプルについては言及せず

カバラン PXカスク

まずは一口。レーズン、水気、優しいレーズンを感じます。ソリストよりマイルドなシェリー感。それは原酒の質か、はたまた少量故なのか。

口の中で転がすほど膨らむ香味。レーズンやスパイスが現れます。時間が経つとプルーンも。全体的にスパイシーですが渋みは弱くまろやかな印象。若いイチゴも感じます。余韻は若い白桃です。

総評としては綺麗でパワフルシェリーなウイスキーです。

最近はカバランのソリストエドラダワーのカレドニアといったパワフルシェリーに驚かされる事が多いです。しかしこのボトルは綺麗でバランス良く感じました。現行シェリーが苦手な方に一度試して頂きたいボトルです。

エドラダワー10年 -EDRADOUR- LMDW ARTIST#9

ノージング

穀物、パイン、ベリー。とても綺麗な香りをしています。時間経過でシェリーがとても際立つように。穀物系の深みも感じます。セメダインはモルトヤマのエドラダワーより軽い。
チョコチップクッキーの要素もあり。

一滴加水で生き生きしたグレープフルーツが現れます。一気にグラッシーな要素が膨らみ、レモングラスも現れました。

他の香りは…甘く、クリーム…バナナチョコレート?
穀物感とシェリーの渋み、甘味や酸味とバナナのバランスが溶け合い、バナナチョコレートとなっているような!

シェリー感も強すぎず良いですね。今回は3mlほどしか頂いていませんが、この量ならバランスの良さを感じました。加水した後の変化も面白いです。

イチロー
イチロー
あぁ…バナナチョコチップクッキーのいい香り…
ジロー
ジロー
早く飲みましょう

テイスティング

香りは綺麗で深みがありました。味への期待は膨らむ一方です。

それでは、頂きます。

 

…!?

 

酸っぱー!

 

グレープフルーツ!

 

レモン!

 

渋み酸味!

 

スルッとスムース!

 

いやいや…これは…いやいや!!!

 

レモン果汁を水にといて飲んだような感覚です。スパイスやシェリーの要素は感じなかったなぁ…余韻にローズと…ナッツもあるでしょうか。

ともかく酸っぱ!!

 

イチロー
イチロー
この酸味は一体…
ジロー
ジロー
香りは最高でした

 

さて、量も量ですので味についてはほとんど語れませんでした。

スムースだと感じたのは量が少なかったからでしょうか。
この酸味はシェリー樽がよく効いている部分の上澄みだけを感じたものかもしれません。

もし十分な量を口に含むとカバランソリスト・シェリーやエドラダワー・カレドニアのような感覚になるのかも?
いや、そもそもエドラ10年は酸味を持っているからそれが強調されたのでしょうか。

いや〜全く驚かせてくれますね!
良い体験をありがとうございます。

ロマーノ・レヴィ/グラッパ・カモミッラ(※蒸留年不明)

グラッパにカモミールを浸漬して仕上げたボトル、とのことです。

香りは青臭さ。グラッパによくあるガス臭は感じません。味も滑らかですね。甘さも落ち着いてます。青臭さは草の香りと表現される方もいらっしゃいました。

イチロー
イチロー
こんな滑らかで綺麗なグラッパが存在したんですね!
ジロー
ジロー
イキイキ感を期待して飲むと肩透かしを食らうかもしれません

販売店コメント>>
漬け込んだカモミールの香りをお楽しみいただけるグラッパ。
エチケットはプリントラベルがベースですが、一部手塗りの箇所(女の子の顔色、ピアス、リボン他)がございます。ボトルごとに色やデザインが異なりますのでご了承ください。

ワイナリー>>
・ロマーノ・レヴィ
原産>>
・ピエモンテ州/ネイヴェ
容量/度数>>
・700ml/40.0度
ブドウ品種>>
・
バルバレスコ、ドルチェット・ダルバ、バルベーラ・ダルバのヴィナッチャ(ブドウの搾りかす)

アードベッグ 5年 /ウィ・ビースティ

香りが若い!
スモーキーやオイリーさは薄いですね。
グレープフルーツは感じます。ちょっと熟してるか…いや、この熟した果実と思わしき感覚は潮とオイルの組み合わせでしょう。きっとそうです。

飲むとオロロソっぽい渋みと酸味が。「これは…」と不安になるもフルーツがカバー。上手くできてます。オイリーなスモークの余韻。

イチロー
イチロー
トロピカル感は00年代流通のTENよりありますね。
ジロー
ジロー
00流通のTENはフルーツもありますが…トロピカルと言うよりはフレッシュ・柑橘でしたもんね

グレングラッサ リバイバル

ヨーグルトのような香り。ニューポット感が強い。呑み下した時により強く感じる。

アードベッグ・ビースティとの比較で頂きました。若々しさが特徴的なこのグラッサ。このグラッサと比べるとビースティは年数の割に素晴らしいとの意見も伺いました。

イチロー
イチロー
ヨーグルトを感じると熟成への期待が2割増します
ジロー
ジロー
1本5000円とは…ウルフバーンと似た価格帯ですね

販売店コメント>>
再開後に蒸溜された最初のスタンダードアイテム。赤ワインを熟成させたヨーロピアンオーク樽とバーボン樽にてそれぞれ熟成させた原酒を、シェリー樽に入れ替えて再度熟成。海の恵みを受けたハイランド産シングルモルト。

グレングラッサ蒸溜所>>
1875年創業、20年以上の休止期間を経て2008年より蒸溜を再開。東ハイランドのマレイ湾に面した海沿いに位置し、ハイランドとスペイサイドの境界をまたぐ唯一の蒸溜所。その立地ゆえ風味は3つの環境の影響を受ける。小規模少量生産が特徴。

ウイスキークルー_シークレットハイランドディスティラリー No.1_19年/2000-

グラッシー。ヨーグルト感、バニラも。色々な香味がバラバラに現れます。新感覚です。味覚の散弾銃を浴びせられているようです。

大阪のおばちゃんに色々な味を「はいコレ!はいコレ!」「これもいっとき!」と次から次へと無秩序に渡されているような感覚に陥ります。新鮮です。

中身はクライヌリッシュと言われています。

イチロー
イチロー
オフィシャル14年との違いに驚きました
ジロー
ジロー
あちらはバーボンメインのシェリーとのヴァッテド、こちらはバーボン樽シングルカスク…ではありますが……
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ジロー/ Giraud
ジロー/ Giraud
気付いたらウイスキー沼に引きずり込まれてました。責任取ってください。