こんにちは。ウイスキーエキスパートのイチローです。
ウイスキーの資格って色々ありますよね。ウイスキー検定やウイスキーコニサーは皆様も聞いたことがあるのでは無いでしょうか。
実は最近、お酒にまつわる資格がウイスキー以外にも色々ある事を知ったんですが…
テキーラマエストロ?ラムコンシェルジュ?
なんとなく伝わりますが、内容はさっぱり分かりません。
一体どんな資格なの!?
合格率はどれくらい!?
というわけで調べてみました!
まずはウイスキーの資格からどうぞ!
お酒の資格|ウイスキーの資格や検定
ウイスキーの資格や検定
ウイスキー検定、ウイスキーコニサー
ウイスキーにまつわる資格や検定がこちら。「ウイスキー検定」と「ウイスキーコニサー」です。
主宰はウイスキー文化研究所様。ソムリエ試験とは違い、実務経験が無くても試験を受ける事ができます。合格率は下の表をご覧ください。
合格率は決して低くはありません。ウイスキー検定では1級(合格率30%)から、ウイスキーコニサーではプロフェッショナル(合格率40%)からが本番といったところでしょうか。私も頑張ります。
また、教本の購入は必須ではありませんが、無いと厳しいのが現実です。上中下巻全て購入すると1万円ほど、更に理解を深めようとすると更に2万円ほど必要になるでしょう。
教材費が別途必要である事、そして受験料として2万円ほど必要になる事、加えて認定料として1万円が必要である事を考えると決して安い試験では無いですね。
なお、エキスパートではバッジと賞状がもらえるだけですがプロフェッショナルになるとバッジと賞状に加えて「ウイスキーセミナー講師養成講座」の受講資格をもらえます。
修了するとウイスキーレクチャラーとして認定され、ウイスキーコニサーのウェブサイトにプロフィールが掲載されます。(講演会の斡旋とかは無いようです)
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私が受験の際に作った問題集です。よろしければお使い下さい。
お酒の資格|テキーラ、ラムの資格や検定
ラム、テキーラの資格や検定
ラムコンシェルジュ、テキーラマエストロ
お酒にまつわる他の資格で有名なのは「ラム・コンシェルジュ」や「テキーラ・マエストロ」が挙げられます。これらの資格はそのジャンルのお酒を世に広めるモチベーションを持ってる人に与えられる資格のように見えました。
データは以下をご覧ください。
合格率は驚異の95%。試験前に開かれる授業が合格の秘訣だそうです。自動車免許の筆記試験を思い出しますね。
注目すべきは受験料。教材費が受験料に含まれているのが良いですね。
特にお客様に対する印象値がソムリエやウイスキーコニサーに相当すると考えれば、費用対効果が非常に高いと言えるでしょう。時間効率も抜群に良いですし。
テキーラマエストロの資格は取得されている方が多く、タレントのIMALU氏やLUNA SEAのINNORAN氏も持ってらっしゃるとか。
話のネタにもなりますね。私も欲しくなってきました。
お酒の資格|ワインの資格や検定
ワイン・シェリーの資格や検定
ソムリエ、ワインエキスパートなど
酒類業界で定番の資格と言えば、そう。ソムリエ試験。日本ソムリエ協会(J.S.A.)と全日本ソムリエ連盟(A.N.S.A.)の二種類が存在します。
データは以下をご覧ください。日本ソムリエ協会(J.S.A.)の試験では実務経験が求められます。合格率もほどほどです。教材費は受験料に含まれていますが、合格した場合は認定料として別途2万円ほど必要になります。
全日本ソムリエ連盟(A.N.S.A.)のソムリエ試験は受講から試験まで最短2日で挑戦できるとか。その場合の費用は驚きの13万円超。(資格の意味合いは前述のラム・コンシェルジュ的なものに近いようです)
それでも合格率は25%程…
…えっ?
13万円払って25%??
調べ直します。
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お酒の資格|日本酒の資格や検定
日本酒の資格や検定
唎酒師、サケ・ディプロマ
日本酒にまつわる資格は「唎酒師」と「サケ・ディプロマ」が有名です。
「唎酒師」は飲料専門家団体連合会主宰の資格。これもアンバサダー的な意味合いが強い資格に見えました。
唎酒師のポイントは何と言っても敷居の高さでしょう。
入学金・年会費合わせて3万円を支払い、5万円を超える受講・受験費を支払い、合格したとしても更に2万円を超える認定料が必要になってきます!
合格率はかなり高いと言われていますが…相応の情熱が無いと受験することも叶いません。それが唎酒師です。
なお日本ソムリエ協会(J.S.A.)主宰の「サケ・ディプロマ」の合格率は40%ほど。費用は控えめですがその難易度に受験者一同驚いたと言われています。
お酒の資格|ビールの資格や検定
ビールの資格や検定
ビアテイスター
ビールにまつわる資格「ビアテイスター」。この資格もアンバサダー的な意味合いが強い資格に見えますね。半日の受講と半日の試験で取得でき、80%の方が合格するそうです。
ちなみに費用は55,000円。うーん中々です。
日本地ビール協会
・ビアテイスター
お酒の資格|カクテルの資格や検定
カクテルの資格や検定
カクテル検定
カクテルにまつわる資格の一つ「カクテル検定」。主宰はカクテル文化振興会。そろそろジン検定も行われるのでは、と噂されています。
費用は19,800円。認定料込みでこの価格は安いですね。
カクテル検定
・3級|カクテル・マスター
・2級|カクテル・エキスパート
・1級|カクテル・プロフェッサー
補足|国家資格や英検などの合格率
お酒に関係する資格をザッと挙げさせて頂きました。
合格率に幅がありましたね。正直、高いのか低いのかイマイチ分かりませんよね。
そこで一般的な資格の合格率を調べてみました!
前述の資格の合格率と、司法試験や公務員試験、英検などの合格率と照らし合わせてみると面白いかもしれません。気になる項目をクリックしてみて下さい。
お酒の資格|まとめ「資格に対する想い」
冒頭でも少しお話ししましたが、私の持っているウイスキー・エキスパートの合格率は50%ほど。これは英検3級や漢検4級と同程度の合格率です。
普段から「私ってばエキスパートなんですよ。ふふ〜ん♪」と自慢げにしていたので中々に堪えました。もう鼻高々ではいられません。
…
冗談はさておき。
お酒にまつわる資格は色々ある事が分かりました。取得難易度も費用も様々。合格率が高い試験もあれば難しい試験もありました。しかし、私は取得難易度が全てとは思っていません。大切なのは「その人の在り方」だと思っています。
資格は資格であり、それ以上でも以下でもありません。
運転免許を取得していも実際はペーパードライバーの方がいるように、その人が「今」出来る事を保証するものでは無いのです。
それでも、資格を名刺に書いた場合は意味合いが変わります。
資格は「その人の生き方を表すもの」として扱われます。
ソムリエの方はソムリエとして生きる為に名刺にその肩書きを書いているのでしょう。
テキーラ・マエストロを名乗る方はテキーラ・マエストロとして生きる為に名乗っているのでしょう。
…いえ、分かっています。
これは私の願望です。
私の師はソムリエの資格を持っていますが、それを名刺に書く事はありませんでした。それがソムリエとして生きる方々に対する敬意だと言うのです。
大変美しく思いました。
私もその姿勢を見習って生きています。
資格に対する捉え方は千差万別でしょう。しかし、できる事なら、自分の肩書きに責任を持った生き方をしたいなぁと思ったりした次第です。
今日は情緒的な気持ちになりながら記事をシメさせて頂こうと思います。
ご覧いただきありがとうございました。