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ブナハーブン蒸留所|価格や味は?名前の由来や歴史も解説【スコッチウイスキー・アイラ地方】

ブナハーブン蒸留所|スペック

【会社】
Distell Group

【国】
スコットランド/アイラ島/ポート・アスケイグ
地区:アイラ

【名前の由来】
「河口」の意(ゲール語)

【ロゴ・アイコン】

【ボトル】

【原料】
大麦麦芽

【ピート】
Plain malt 2ppm以下
Peated malt 35ppm以上(ポートエレン製麦所より)
※全体の約20%がピーテッドモルト

【仕込み水】
仕込水:マーガデイル川
冷却水:Loch Staoisha

【発酵曹】
オレゴンパイン製 x6基

【イースト】

Bagged ‘M’ type stain

【発酵時間】
50-100時間

【蒸留器】
初留器:オニオン [35,000ℓ x2] 再留器:梨型 [15,500ℓ x2] 加熱:Steam heaters

【冷却器】
Shell and tube

【樽】
[バーボン樽] —
[シェリー樽] —
※9割がバーボン樽。その他1割はシェリー樽など。

【年間生産量】
250万ℓ

【ブレンド先】
フェイマス・グラウス、カティサーク、ブラックボトル
※全生産量に対するシングルモルト生産率は25%

ブナハーブン蒸留所|特徴

特徴

蒸溜所の中庭からスチルまで、製造に関わる全てが大きい。これは軽いスタイルのモルトを作るのに役立ちます。

ジンジャーの香り、豊かな甘さ。
時折、リフィルの樽が塩のエッジを原酒に加えます。その飲みやすい味わいから「最も飲みやすいアイラモルトウイスキー」と呼ばれています。

製法上の特徴

マッシュタンが銅製ドーム、ステンレス鋼

ブナハーブンのスピリッツは主にブレンデッド用として生産されています。

蒸溜所から約1マイル北西で得られる湧水は、島の土壌に含まれるピートの影響を受けないよう水源から地下に埋設されたパイプで大切に運ばれます。

ブナハーブンは長きに渡りブレンデッド用のヘビーピートの原酒だけを蒸溜し提供し続けていました。
1960年代に入ると世界的なウイスキーの需要を受けポットスチルを増設し、ノンピートの麦芽に変更。
1997年にピートタイプの麦芽の使用が再開され、現在は「トチェック」「モアンヌ」といったヘビーピートタイプのボトルもリリースされています。

もろみの度数は6-8%と比較的低め。

世界で愛されるブナハーブン

ディスティル社に売却後はアフリカと台湾で特に評判を得たと言われています。

アメリカでも人気の高いボトルで、ブッシュ大統領の時代にホワイトハウスで行われたパーティーには必ずブナハーブンが提供されていたといいます。

これはブナハーブンのラベルにある”Westering Home”(西の故郷へ)という言葉がレーガン元大統領への賛辞として使われたからです。
どうやらレーガン元大統領が西部劇の俳優出身だったことに起因しているようです。

本来の意味は…

”Westering Home”の本来の理由は漁業が盛んなアイラ島の水夫達が漁へ出て、西に見えるアイラ島やジュラ島を目印にして帰った…という意味合いでラベルに記載されているようです。

「ブラックボトル」の生産

ブナハーブンはアイラ島の作られる全てのモルトをブレンドして作られる「ブラックボトル」というブレンデッドウイスキーをつくっている

ブナハーブン蒸留所|歴史

1881
オーナー:The Islay Distillery Company
ウィリアム・ロバートソンがGreenlees Brosとのパートナーシップとして蒸溜所を建設しました。
ロバートソンは3万ポンド(現在の価格で260万ポンド)の費用を支払いました。

1883年
稼働開始

1887
オーナー:Highland Distillers
ブナハーブン、グレンロセスと合併

1963年
蒸留器が2倍に。

1979年
シングルモルト 12年をリリース

1982年
閉鎖

1999
オーナー:Edrington

2003
オーナー:Burn Stewart Distillers
1000万ポンドでバーン・スチュワート社に売却

2013年
オーナー:Distell Group
※フィル権はバーン・スチュワート社に残したまま

2017年
ディスティル社、1,100万ポンドをかけた蒸溜所の改修計画を発表

2019年
改修開始

ブナハーブン蒸留所|種類・ラインアップ

ブナハーブン 12年

アイラ特有のスモーキー、ピーティーといったフレーバーが抑えられおとなしい印象ですが、優しい口当たりで飲みやすいのが特徴です。
また、非冷却ろ過法を採用、アルコール度数は46.3%に設定、さらに色調整などをしていないのでナチュラルなカラーに仕上がっています。

樽>>
バーボン樽
シェリー樽
香り>>
新鮮で甘い、 海藻、モルト
味わい>>
柔らかくしなやか、 シェリー、ナッツ、 麦芽、潮

ブナハーブン 18年

他のラインナップよりもシェリー樽の比率が高くなっています。シェリー由来のウッディな香り、シナモンやクローヴのようなスパイシーなアロマを感じます。

樽>>
バーボン樽:60%
シェリー樽:40%
香り>>

味わい>>

ブナハーブン 25年

ブナハーブン25年はアイラモルトでは希少なライトピートウイスキーで25年熟成された凝縮感のあるやわらかな味わいが特徴です。冷却ろ過を行わない、ナチュラルカラー、アルコール度数を46度に変更し、より原酒本来の味を強調しております。

樽>>
バーボン樽
シェリー樽
香り>>
シェリー、甘いタフィー、革、続いてシナモンとカルダモンのほのかなヒント
味わい>>
クリームとシュガーをふんだんに使ったフルーツコンポート、ローストモルト、栗、煮込んだレーズン

ブナハーブン トチェック ア ガー

「ア ガー」とは、ゲール語で「2」を意味しています。

「ブナハーブン トチェック」の続編ともいえるこのボトルは、バーボンとシェリーの2種類の樽で熟成されていますが、「トチェック」よりもシェリーの影響が強く表れています。

樽>>
バーボン樽
シェリー樽
香り>>
シェリー、リッチなオーク、ローストピーナッツ、シナモン、ブラックカラント
味わい>>
リッチなオーク、繊細なペッパー、甘美なオロロソシェリー、ピート

ブナハーブン ステュウラーダー

ステュウラーダーはファーストフィルシェリーとセカンドフィルシェリーカスクで熟成したものをヴァッティング。
“ステュウラーダー”とは、ゲーリック語で“舵手(船のかじをとる人)”の意。
シェリー、ナッツ、スパイスの芳醇な香りが複雑に調和する仕上がりです。

樽>>
シェリー樽:ファーストフィル
シェリー樽:セカンドフィル
香り>>
塩水、トーストした砂糖、キャラメルを添えたレーズン
味わい>>
ハニーローストナッツ、シナモン、クローブ、海塩

ブナハーブン蒸留所|動画