コラム

もっとウイスキーが好きになる。おすすめのウイスキー本10選【参考書・漫画・小説】

こんにちは。読んだ書籍は星の数。イチローです。

今日は皆様のウイスキーライフを向上させる為の本をいくつか紹介させて頂きます。

これを読めば今までイマイチ理解しきれなかった「蒸留所の場所」「専門用語」「樽の個性」なんかもスッキリ解決!宜しければご覧下さい。

ジロー
ジロー
本当に星の数ほど読んだんですか?
イチロー
イチロー
正確な星の数を求める事は不可能。と言う事は…?

書籍

▶︎ウイスキーは楽しい!(ミハエル・ギド)

ウイスキーの作り方や歴史がイラスト付きで分かりやすく解説されています。

そのイラストが非常に直感的で分かりやすい。今まで何となくでしか理解していなかった専門用語もイラストと合わせて解説される事でより深く理解できました。

ウイスキーを美味しく飲む方法やテイスティングの流儀なんかもしっかり網羅されています。

ウイスキーの世界に飛び込む最初の一冊として。

▶︎ウイスキー検定公式テキスト(監修:土屋守)

「ウイスキーは楽しい!」でウイスキーの概要を理解したら、次はこちらの書籍をお勧めします。

この本はウイスキー検定の勉強用(?)として扱われているものですが、書かれている内容は大変実用的でした。

これ一冊でウイスキーの事を一通り理解できる充実度。お手持ちのウイスキーがどのような個性を持っているかも理解できるでしょう。

正直、文字中心のテキストで情報量も多いです。
聞き馴染みの無い用語も多いでしょう。

しかし、先述の「ウイスキーは楽しい!」を読み終えた貴方ならきっと完読する事ができるはず!頑張って下さい!

▶︎完全版 シングルモルトスコッチ大全(土屋守)

ここまでに紹介させて頂いた書籍はウイスキーの歴史や全体像を理解する為のものでした。

対してこの書籍はスコットランドのモルトウイスキー蒸溜所の歴史や特徴、そして現状を蒸溜所ごとに深く掘り下げられています。

自分の好きなウイスキーはどんな歴史を歩んできたのか。歴史を理解する事でより愛が深まるでしょう。

▶︎ブレンデッドウイスキー大全(土屋守)

「完全版 シングルモルトスコッチ大全」のブレンデッドウイスキー版です。

こちらの書籍も細部まで深掘りされています。読むと理解が深まりますが、発行が2014年ですので少し情報が古い箇所もございます。

もうちょっと待てば新版が出版されると思います。待つのも良いかもしれません。

▶︎ビジネス教養としてのウイスキー なぜ今、高級ウイスキーが2億円で売れるのか(土屋守)

この書籍を読むとウイスキーが現代日本においてどのように扱われているかを理解する事ができます。現状に対する土屋さんの考察も大変学びとなりました。

ウイスキーの歴史と全体像をインプットした後に、私たちにとって身近な世界の現状を知る事で「何故、今、世界でウイスキーがこう扱われているか」をより深く理解する事ができるでしょう。

※補足

5冊の書籍を順に紹介させて頂きました。
実はこの順番は、私が「知識ゼロ」から「ウイスキーエキスパート」になるまでに読み進めた順番でもあるんです。

「ウイスキーは楽しい!」でウイスキーの世界を楽しく理解し、「ウイスキー検定公式テキスト」で専門用語や製法、歴史をざっくり学び、「シングルモルトスコッチ大全」で蒸溜所を深く理解する。

ストレス無く知識をインプットする事ができる、良い順番だったなと実感しています。

とは言え資格取得がどうとか知識を持つ事がこうとか言うつもりはありません。その書籍の持つ情報量や専門性の高さ、とっつきやすさの目安として利用頂けると幸いです。

イチロー
イチロー
ウイスキーは楽しい!は本当に楽しく読めました。素晴らしい書籍です
ジロー
ジロー
あの本を読まずに「公式テキスト」や「大全」を読んでいたら挫折してたかもしれません…

小説

▶︎もし僕らのことばがウィスキーであったなら(村上春樹)

文豪、村上春樹氏が愛するアイラ島での旅を綴ったエッセイ小説です。

蒸溜所の写真や現地の人との交流、パブで出会った老人の話などは心に深く染み渡ります。

▶︎ザ・ウイスキーキャット(C.W.ニコル)

環境保護活動家としても有名な作家、C.W.ニコル氏の書いた小説です。

ウイスキーにとって負の時代であった1980年代の蒸留所を、蒸溜所に住み着いた猫の視点で描いている。伝統技法の消失、そして大量生産へのシフトせざるを得ない事への葛藤が生々しく描画されています。

2002年に再販されていますが、1987年に出版されたものの方が写真が多く掲載されています。

漫画

▶︎バーテンダー(城アラキ、長友健篩)

世界的に有名な(架空の)バーテンダー「佐々倉溜」を取り巻く世界を描いたコミックです。

様々な人間模様をお酒に重ねて解決するその姿は見ていて憧れを覚えます。

ウイスキー中心のコミックではありませんが、その世界観はウイスキー党の皆様の心にもきっと響く事でしょう。

▶︎BARレモン・ハート(古谷 三敏)

実在するBAR「レモンハート」を舞台に繰り広げられる、1話完結型のコミックです。

安心する絵柄とお酒の深い造詣が魅力。このようなバーに一度は行ってみたいと思います。

1986年に連載開始。現在も連載を続けているBARコミックの金字塔です。

動画

▶︎BARレモン・ハート(Amazon Prime Video)

有名コミック「BARレモンハート」が動画化!

アマゾンプライムに入会していれば無料で視聴する事ができます。見ていてほっこりするのは間違いなし。漫画を知っていると「あのシーンだ!」と更に楽しめるでしょう。

まとめ

紹介は以上です。
ご覧頂きありがとうございます。

宜しければ別記事もご覧いただければ幸いです。
それではまた!

ABOUT ME
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Ichiro
ウイスキーエキスパートのバーテンダーです。アイラ沼からやって来ました。得意技はタックルに合わせたフロントチョーク。苦手な技は足関節。人に助けられて生きてます。