テイスティング・レビュー

アベラワー・アブーナ|樽や価格、味や違いの評価評判【蜂蜜バナナ】

さて、今回はアベラワーのオフィシャルボトルの1つ、アブーナを頂きました!

アブーナとは「起源」を表す言葉。
使用されている樽はシェリー樽で、度数はなんと59.8%もあるとか!

アベラワーというと先日スペイサイドの飲み比べ記事を上げさせて頂いたところです。
記憶もバッチリ!準備は万端!

アベラワーの「起源」、しかと味あわせて頂きます!!

イチロー
イチロー
頂きます!
ジロー
ジロー
グラスの違いによる影響を低減するため、比較用に12年も合わせて頂きました

ボトル説明

さて、この2つのボトルを眺めているとある違いに気付きました。

皆様はお分かりになるでしょうか。

 

 

 

如何でしょう。

 

実は、アブーナと12年では地域表記が異なっているのです!

イチロー
イチロー
な、なんだってー!
ジロー
ジロー
わざとらしい!

 

アブーナでは「HIGHLAND」表記。

 

12年では「SPYSIDE」と表記されています。

ちなみに先日のアベラワー10年には「HIGHLAND」と表記されていました。

この表記が違う理由については未だ分からず。

イチロー
イチロー
ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか
ジロー
ジロー
自分で調べなさい!

 

もし「HIGHLAND」と表記されているのはアブーナのみでしたら、「起源」という意味に絡めて

「我々はスペイサイドという地域区分が出来る前から操業(1826 or 1879年)していた!その歴史と起源に敬意を込めてHIGHLAND表記にしたのだ!」

_という意図があったのかなぁと解釈できたのですが、先日のアベラワー10年もHIGHLAND表記だった事に気付いてしまった所為でこの妄想の一切がおじゃんになりました。10年の存在を抹消したいところです。

アベラワー蒸留所の創業年について>>
これまで創業年は1879年とする意見が一般的でしたが、ウイスキー文化研究所様の出された資料によると1826年と表記されています。追って精査させて頂きます。

アベラワー12年

樽はシェリー樽とバーボン樽をヴァッティングしているそうで。

この瓶の形状は19世紀をオマージュしているとのこと。

その昔ウイスキーはボトリングされておらず、消費者はウイスキーを薬瓶に詰めて持ち帰ったそうな。その古い薬瓶を再現したのがこの形状だそうです。

イチロー
イチロー
12年を飲むのは初めてです
ジロー
ジロー
ずっと10年がスタンダードだと思っていた、時代に取り残されし男です

アベラワー・アブーナ/A’BUNADH

樽はスパニッシュオークのシェリー樽(1stフィル)。
カスクストレングスのボトルで、リリースごとに味が変わるとのこと。

1879年にアベラワー蒸溜所を創業したジェームズ・フレミングへのオマージュなのだとホージー氏は語る。(中略)ジェームズ・フレミングは、フレーバーを包み隠さずに表現することを身上にしていました。簡素なボトルを見てもおわかりいただけるように、派手なデザインやマーケティングをしないのも創業当時からの伝統です。

だそうで。
※この文はウイスキーマガジン様の記事より引用させて頂きました

なお、「A’BUNADHとは起源を意味する言葉」と説明させて頂きましたが「オリジナル」とも訳せるようですね。

日本語の表現力の豊かさを実感します。

イチロー
イチロー
アベラワーの創業者は「背伸びせず、等身大の表現をする」が心情だったそうで
ジロー
ジロー
素晴らしいですね

テイスティング

それでは実際に味わっていきましょう!
まずは見た目から…

アブーナはカスクストレングスとはいえノンエイジ(熟成表記無し)。
それでも色が濃いですね。

粘度もアブーナの方がとろりとしています。

香り

12年は粘土に…スパイス、バナナ、ベリー、白ブドウが混ざっています。
やはりバナナが強いですね。ベリーは奥から香り立つような。

一滴加水で香りのバランスが良くなりました。
バナナが馴染んだように思います。

アブーナはそれらの要素がキレイに混ざり、バランスが良くなっている印象です。
ベリー系のこってりした香りや粘土のような香りも無く、奥に白ブドウを感じます。
若干ミーティでしょうか。これが硫黄?
12年に比べバナナの要素が軽くなり、いい意味でバランスよくなりました。

一滴加水で甘やかな蜂蜜が見えてきました。

イチロー
イチロー
12年は個々の要素が元気に飛び回っている、具材がゴロゴロしたカレーのような感覚で。アブーナは要素がバランスよく馴染み、具材が程よくトロけた一日置いたカレーのような印象です
ジロー
ジロー
(何言ってるんだろう…)

味わい

12年は…

ゆるーい!!!!

蜂蜜とスパイス。シトラス。白ブドウ。

第一印象はその緩さに驚き。
飲み進めると…若干のオルトモア的要素があるでしょうか

※オルトモア的要素=香りが薄い事により「重たい」と感じてしまう事。私だけでしょうか。

正直このゆるさ、滑らかさはグラスの影響もあるのではと思います。
なんでも滑らかにしてくれる凄いグラス。
それがこのグラスです。

 

対してアブーナも…ゆるい穀物を感じます。

度数もあってか蜂蜜バナナが旨い。チューチューいける。
チューチュー飲みたくなりますね。

白ブドウとスパイス。
飲み進めるとウッディな渋みや酸味にも気付くでしょう。

イチロー
イチロー
なんにせよユルさ(オイリーさ?)はどちらからも感じますね
ジロー
ジロー
アブーナのバランスの良さは理解できました

同量加水で

12年の香りは桃と苺が。
味は白い苺。

アブーナは少しの刺激と桃、バナナ、苺。
味はチューチュー蜂蜜。余韻はスパイシー。

その度数の高さ故か、アブーナからはフルーツだけでなく加水をしても芯となる何かを感じます。
その芯が12年とアブーナの差でしょうか。

混ぜてみて

\アイアブアペーン/

\アイアブアアポー/

 

\Oh…/
■■■

 

\アポーペーン!/

 

香りは薄まりました。
蜂蜜も白ブドウもイチゴも軽くなり…

 

あれ?

 

案外イケるのでは?

 

アブーナの強さと12年の緩さがシナジーを起こしています。

 

緩さが適度に!

 

イチゴの青さが適度に!!

 

おもしろい!!!!

 

イチロー
イチロー
マスターがギョッとした目で私を見ていました
ジロー
ジロー
何やってるんですか…

口の中は蜂蜜や若いイチゴとスパイス。
塩気のある煎餅がよく合いそうです。

意外な体験に大変元気になってしまいましたが、なんだかんだで若いイチゴは感じますね。

最後に

大変遊ばせて頂きました。
ありがとうございます。

それでは、総評に入ります。
これらアベラワーは

◆アベラワー12年は…
ゆるい穀物。蜂蜜とスパイス

◆アベラワー アブーナは…
蜂蜜バナナナッツ

_と感じました!

12年の印象はやっぱりバナナ。
アベラワーというブランドはバナナが特徴的ですね。

また、ゆるいタッチに蜂蜜がぬるっと通り過ぎる印象もありました。
ラベルに書かれたフルーツandスパイスとはまさにその通り。
等身大の言葉を用いるマーケティングとはこの事かと実感しました。

 

アブーナの印象は蜂蜜で。
バナナを強く感じた12年に対し蜂蜜が勝ったのは驚きました。
同じ蒸溜所で作られたウイスキーでも香味のバランスはこんなにも変わるんですね。

甘味と蜂蜜が良いバランスになっていると思います。

 

イチロー
イチロー
10年で感じたレーズンバターはどこに行っちゃったんでしょう
ジロー
ジロー
一口目に感じた粘土がそのカケラかもしれませんね

まとめ

◆アベラワー12年は…
ゆるい穀物。蜂蜜とスパイス

◆アベラワー アブーナは…
蜂蜜バナナナッツ

イチロー
イチロー
本日もありがとうございます
ジロー
ジロー
また宜しくお願いします!
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ジロー/ Giraud
ジロー/ Giraud
気付いたらウイスキー沼に引きずり込まれてました。責任取ってください。