京都には有名なBARは数あれど、今最も勢いがあるのはこのバッカスグループでは無いでしょうか。
京都にバッカス、アルケミスト、アウルと3店舗(※)展開されていて「どこでも美味しいカクテルが飲める」と評判のグループです。もちろんウイスキーやシガーも多く揃えて下さっています。
※スナック含めると4店舗
今日はそんなバッカスグループのひとつ、BARアルケミストさんに伺いました。
こちらの店舗の評判も良く、「カクテルが美味しい」「店舗もお洒落」「ガンダムが凄い」と教えて頂きました。
…ガンダム?
ちょっとよく分からない部分もありますが、行ってみましょう。
今日もよろしくお願いします。
BARアルケミスト|外観
祇園四条駅から徒歩1分。先斗町に入ってすぐの左手、ビルの二階がBARアルケミストさんです。
看板は出ていますが入口は隠されています。見つけられずに帰ってしまう方も見かけますが、遊び心があって面白い仕掛けだと思います。
この仕掛けのお陰で雰囲気は増し増し。ワクワクしながら入店しました。
BARアルケミスト|内観
中に入るとスタッフの方が出迎えて下さいました。人数を告げてカウンターへ。
奥に広い店内です。テーブル席も多く、団体利用も気兼ねなくできそう。確認すると50席あるとの事。大箱も大箱でした。
使い込まれたバーカウンターはツヤツヤと輝いていました。傍には観光者向けのパンフレットが置かれています。
バックバーにはボトルがリズミカルに並んでいました。よく見るとガンダムのプラモデルも。オーナーバーテンダーである朴さんの趣味だそうです。
チャームにはコンソメスープと黒枝豆を頂きました。シガーはいつものパルタガス。今日はいい夜になる予感がします。
1杯目|スッキリロング
今日は少し飲んできました。軽めのスッキリから入ります。
・ORDER・
軽めのスッキリ
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・ANSWER・
ハバナトリップ
作って頂いたのはハバナトリップ。バナナの主張が強いこってりフルーティなお味でした。ダイナミックな酸味と甘みが楽しめます。
元気になりたい時に飲みたくなる味わいです。京都という土地柄、海外の方に向けた味作りをされているのかもしれません。
氷のフレークが口の中にサラサラと飛び込みます。それが刺激となり楽しさを産んでいます。
このカクテルには80年代流通のハバナクラブを再現した、バナナを漬け込んだ自家製ラムを使用して頂きました。
2杯目|エスプレッソマティーニ
2杯目に頂いたのはエスプレッソマティーニ。最近とてもハマっているカクテルです。
メインのスピリッツにはウォッカではなくラムを使用して下さいました。このラムも先ほどと同じく自家製の浸漬ラム。こだわりが伝わります。
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ビターズと自家製ラムやコーヒー(ネスプレッソ)などをボストンシェイカーに注ぎ、スローイングを小さく10往復。氷をシェイカーの9分目まで詰め、33回シェイク。
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頂いたエスプレッソマティーニはとても大きいグラスに注がれていました。このサイズは海外の標準的なサイズとの事。やはり海外意識が強いのかもしれません。
味はサッパリ夏仕様。ふっくらとした口あたりが愛らしい、キュートなエスプレッソマティーニでした。
3杯目|ラムをストレートで
ラムベースのカクテルを飲み続けたからでしょうか。口がラムの口になってしまいました。そこでオススメのラムを提案いただく事に。
・ORDER・
葉巻にあったラムをストレートで
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・ANSWER・
ダイヤモンド15年
頂いたのはダイヤモンド蒸溜所の15年熟成のラム。ガイアナで作られたブリティッシュラムです。
このラムは京都のBARラム&ウイスキーさんの10周年を祝してボトリングされたもの。葉巻に合う味わいで美味しゅうございました。
4杯目|軽めのショート
そろそろ酔いが回ってきましたが、葉巻はまだ残っています。そこで、軽めのロングを頂くことにしました。
・ORDER・
軽めのロング
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・ANSWER・
グロッグ
頂いたのはグロッグ。昔ながらのコールドスタイルで提供頂きました。グロッグのレシピはシンプルですが、それだけに奥の深い美味しいカクテルだったと覚えています。
こちらで頂いたグロッグは酸味が大変豊かでした。飲むと背筋がシャキッとします。
今日はラムの一日でしたね。
たくさん頂きありがとうございました。
BARアルケミスト|人柄・雰囲気
接客は丁寧ですが、ややカジュアルな京都らしさも感じます。ハマる人はハマるでしょう。
オーナーバーテンダーの朴さんはNBA全国バーテンダー技能コンクールにて京都代表となったり、レミーコアントロー社のワールドカクテルコンペティション2018にてファイナリストに選ばれたりと結果を残されている方です。
カクテルに興味のある方は一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
BARアルケミスト|清潔感
清潔感あり。お手洗いも綺麗です。
備品は基本的に整っていますが、手作り感ある張り紙がいくつか存在感を発揮しています。
お手洗いに行くのにも隠れた扉を開く必要があります。遊び心に富んだ空間です。
BARアルケミスト|まとめ
こちらの店舗はコロナ禍でもオープンされており、多くの京都の方の渇きを癒されていました。オープンも15時からと早く、昼から葉巻とお酒を楽しめる貴重なお店です。
働かれている方は研究熱心でフレッシュな方が多いので話していて刺激を受けるかと。
若さあふれる隠れ家的オーセンティックスタイルのバーと言うと、大阪・心斎橋のBARアルデアンを思い出しますが、スタッフの方の年齢層はそちらより若干高めです。あとアルデアンの内装は高級路線です。
京都のこの辺りはロッキンチェアさんやK6さんをはじめとする名店がギュッと詰まった激戦区ですが、その中でも若い力を発揮して存在感を放っているグループだと思います。今後の発展をお祈りしております。
最後に。こちらのお店は人と一緒に行きたいお店です。普段の何気無いデートや接待に使いたいと思いました。
明るい店内にややカジュアルな空気感。コスパも悪くなく、ボトルや葉巻、カクテルも幅広く対応してくれるので、心地よい時間を方の力を抜いて楽しむ事が出来るでしょう。
それではまた。
BARアルケミスト|評判・口コミ
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— グッドリラック (@goodreluck) December 18, 2020