今年の初めにイリシット・スティルを発売した事で話題となった「グレンリベット・オリジナルストーリーズ」シリーズから第二弾のリリースが発表されました
ボトルの名前はグレンリベット12年 ライセンスド・ドラム(Lisended Dram)。蒸溜所を政府認定蒸溜所第一号とした創業者ジョージ・スミス氏のパイオニア精神を讃えて命名されました。
スペックはファーストフィル・ダブルオークでアルコール度数は48%。グレンリベット原酒の持つフルーティでフローラルなアロマがファーストフィルのバレルによって強化されています。
ヘーゼルナッツやリコリス、蜂蜜やカスタードの要素も備え、かすかな甘さと長い余韻を楽しめます。
この魅力的なデザインはブランド初期のボトルを彷彿とさせます。また、カートン(外箱)にはジョージ・スミス氏が署名したウイスキー製造ライセンスが描かれています。
ライセンスド・ドラムは11月中旬から販売予定。希望小売価格は39.99ユーロです。(日本での販売は未定です)
香味予想
通常のグレンリベット12年はセカンドフィル以降のバーボン樽を使用しています。また、イリシット・スティルではパイナップルや桃といった甘やかさを主張されていました。
と言うことは、今回のライセンスド・ドラムは樽のエキスをふんだんに取り入れたパッキパキのグレンリベットに仕上がっているのではないでしょうか。
ダブルオークが一体どんな樽使いを指すのかは不明ですが(おそらくアメリカンオークとヨーロピアンオークのヴァッティング?)、シェリー樽の有無や分量が気になりますね。溶剤感をどのようにマスキングしてくれるのか楽しみです。
度数も48%と12年よりやや高めなので甘さも感じ取りやすくなっていると思います。