アメリカンウイスキーを生産するヘブンヒル蒸留所のビジターセンター「Heaven Hill Bourbon Experience(ヘブンヒル・バーボン・エクスペリエンス)」が今年の6月14日に一般公開される事が決まりました。
そのビジターセンターでは「You Do Bourbon」と呼ばれる新サービスが行われます。
施設内でウイスキーを試飲したり、より実践的な学習体験に参加できたり、自身のバーボンを瓶詰めしたりできるそうです。
※瓶詰めされたバーボン1瓶につき5ドルをバーンハイム・フォレストに寄付するとのこと(期間は6ヶ月、最大10,000ドルまで)
このスペースで瓶詰めできるウイスキーは「ボトル・ユア・オウン・ツアー※」用に特別に用意されたバレルが使用されます。「この独自の体験によりゲストは訪問の思い出と非常に滑らかな味の両方を自宅で楽しむ事ができる」と関係者は語ります。
※恐らく先述したサービス「You Do Bourbon」の言い換え
また、この施設のオープンを祝って「Heaven Hill Bourbon Experience Barrel Proof(ヘブンヒル・バーボン・エクスペリエンス・バレルプルーフ)」がリリースされます。
そのスペックは最低8年熟成のバーボンウイスキー。バーンハイム・オリジナル7年の味わいに強い表現が加わるとの事。詳しい価格や発売時期は不明です。
そしてケンタッキー州において6月14日をNational Kentucky Bourbon Day(ナショナル・ケンタッキーバーボンデー)と制定する事が決まりました。
その宣言は現地時間で6月14日の午前10時、ヘブンヒル敷地内で行われます。
宣言を行うのはケンタッキー州知事のアンディ・ベッシャー。宣言後、彼はそのまま施設のテープカットを行い、ヘブンヒル・バーボン・エクスペリエンスの最初の体験者となる予定です。
その後、ヘブンヒルから新しいバーボンのブランドが発表されるそうですが、それが前述の「Heaven Hill Bourbon Experience Barrel Proof」と同一のものかは不明です。
最後に、ナショナル・ケンタッキー・バーボンデーの前祝いとして6月12日の夜から13日の二日間バーチャルイベントが行われます。
バーチャルイベントにはヘブンヒル蒸溜所をはじめ、バートン蒸溜所や建設中のログスティル蒸溜所も参加し、バーボンの魅力を発信します。
興味のある方はご覧になられてみてはいかがでしょうか。
ヘブンヒル蒸留所のリリースする主な銘柄

HEAVEN HILL
ヘブンヒル・オールドスタイル
ヘブンヒル蒸留所の主力商品。爽やかな飲み心地が心地よい4年熟成のバーボンウイスキー。その名前の由来は天国の丘…では無く、蒸溜所の土地の持ち主だったウィリアム・ヘブンヒルに由来します。
※ヘブン・ヒルと2単語に分かれてしまったのは印刷ミスが由来とのこと
HENRY McKENNA
ヘンリー・マッケンナ
「オールドファッションド・ハンドメイド・ウイスキー」と呼ばれる。ほとんどの工程を手作業で行う。アイルランド出身の蒸留家が自分の名前を冠したバーボンを売り始めたのが由来。
ELIJAH CRAIG
エライジャ・クレイグ
「バーボンの父」と呼ばれるクレイグ牧師の名前にちなむ。25年もの年月をかけて完成した、ヘブンヒルのフラッグシップボトル。
Evan Williams
エヴァン・ウィリアムズ
世界二位の販売量を誇るバーボンウイスキー。最初にトウモロコシを原料としたウイスキーを作った人物であるウィリアムズの名前に由来。「アメリカンウイスキーの祖」と呼ばれる
Old Fitzgerald
オールド・フィッツジェラルド
毎年春と秋に数量限定でリリースされるバーボンウイスキー。禁酒法時代には、米国で有名なパピー・ヴァン・ウィンクルが所有する「ステッツェル・ウェラー蒸留所」から販売されていました。
引用:http://www.whiskyintelligence.com/2021/06/heaven-hill-distillery-grand-opening-of-heaven-hill-bourbon-experience-proclamation-of-national-kentucky-bourbon-day-american-whiskey-news/